ユメノアトについて
トラックメイカー兼ボカロPのbutterflyです
今回は先日投稿した拙作「ユメノアト」について語っていきます
1.制作のきっかけ
もともとは2月末くらいにボカコレ冬があるということで、そこで出すつもりの曲でした。
色々試行錯誤していたんですが、結局良い感じのトラック(フレーズ)ができず、
なおかつ仕事の方でも色々バタバタしていたので結局間に合いませんでした。
制作を続ける中で、眠れない日もあったりして色々と辛かったんですが、形にできたことは良かったかなと思います。
2.曲ができるまで
曲が出来上がるまでは以下のような感じでした
① コード進行ができる
② イントロのギターフレーズができる
③ AメロBメロサビ(+歌詞)ができる
④ Cメロ(〃)ができる
⑤ ラストのサビ(〃)ができる
⑥ 完成
サカナクションの「グッドバイ」みたいなAメロ~Bメロは落ち着いていて、
サビで高音がくるみたいなやつがやりたかったので、そういう曲調を考えていました。
コード進行は基本4-1-5-6の進行でBメロの終わりにサビに持っていく感じの進行を入れて、サビで9thとかdimも使いたいなぁ・・・みたいな感じで考えていきました。
イントロのギターフレーズが出来てからは早かったですね、今回は完全にフィーリングで触ってるときに思いつきました。
試しで録音した時に若干ミスったんですが、
そのニュアンスが逆にブルージーになって好きだったんでそのまま使いました。
サビ終わりにも同じフレーズを使用していて、正直コピペはしたくなかったんですが、
もう一度同じように弾こうと思ってもなんか違う感じになるので結局そのままにしましたね。
他の方が同じような状況になった場合にどうしているのかすごく気になります。
(教えて頂けたら嬉しいです。。。)
3.アレンジについて
今回は楽器の構成など、アレンジ面で褒められることがあったのでこちらも書いていきます。
① ピアノ
今回自分の作ったボカロ曲では初めてピアノを入れました。
今回ストラトを使ったのもあってギターだけだと若干ドライで寂しい感じがしたので、ピアノで中~低音域の厚みを増やそうと思いました。
使った音源はarturiaのanaloglab liteに入っている音源で、
エフェクトで同じarturiaのtape mello-fiをインサートして若干汚しました。(若干汚すことで存在感が増す気がします)
フレーズはmidiキーボードで弾いた後、80%くらいでクオンタイズしてタイミングが合い過ぎてるところはずらして…みたいな具合です。
あとはミドルに集まり過ぎないようにステレオイメージャーで若干広げました。
② シンセ
Cメロのラップっぽい歌唱をしているところはシンセのほわほわしたやつを入れました。
ココは一音ずつ打ち込みました。
音源はnative instrumentsのMONARKです。
エフェクトとしてビットクラッシャーとピンポンディレイ、オートパンをインサートして、汚しつつ広げつつみたいな感じでやってます。
③ ドラム
前に投稿した「冬にロンサム」もそうですが、
最近はキックだけパラアウトしてバストラックでそれ以外と纏めるようにしています。
※こちらの動画を参考にさせて頂きました
キック単体でコンプとpultec eqで加工して、バスでコンプとプリアンプを入れてサウンドをまとめつつカラーを足すような感じです。
※使用した音源はaddictive drums2です。
4.最後に
最後少しだけ歌詞にも触れておきます。
曲を作っている時とか、
こういう記事を書いてる時もそうなんですが、
何かを作っている時の心境は大体
「作ったものがだれかに届けばいいなぁ。」
「誰かの何か役に立てればいいなぁ。」
みたいなことをずっと考えているので、そういう思いを歌詞にしました。
サビの「誰かの残した夢のあとに縋り付いてる」というのは若干自分への皮肉というか、
結局何かワンチャン信じてるからまだ頑張ってるんだよなぁ的な意味合いです。
※歌詞の解説は恥ずかしいんでこのくらいにしておきますw
今後は一回アニソンっぽいの作ってみたいなぁ~とふわっと考えているのでまた出来そうなら告知しますのでぜひ聴いてみてください。
あと、友人と作っているEPがもうすぐ出来そうですのでそちらも近いうちにお知らせ出来たらと思います。よろしくお願いします。
ここまでご覧頂きありがとうございました。
おわり
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