【最新回】10月5週目(10/30~11/6)の新曲レビュー
みなさん、こんにちは。m.c🦋です。1週間に出た新曲の中からピックアップして、ランキング形式で表示します(※1)。プレイリストもありますので、気に入った曲が見つかったらライブラリに追加できます。
それでは早速やっていきましょう!
(※1 全ての新曲をチェックしているわけではありません。)
👑ランキング👑
11位 Alive / ReoNa
少しのあどけなさを含みながら、吐息多めに耳元で歌い上げるようなシンガー、ReoNa(レオナ)の新曲。テレビ東京で10月より放映されているアニメ『アークナイツ 黎明前奏』のOPテーマソング。これまでも数多くのアニメのテーマソングを担当している。(2022年11月4日リリース)
10位 REFLECTION (feat. 中村佳穂) [TOWA TEI REMIX] / tofubeats
今年5月に発売された全16曲入りのアルバム『REFLECTION』から選定、リミックスしたアルバム。どこかメロウな雰囲気のオリジナルよりもよりポップで軽快な仕上がりとなっている。フッと笑うような声色をはさむ中村佳穂のボーカルも表情豊かで面白い。(2022年11月3日リリース)
9位 不幸アレ / GLIM SPANKY
しゃがれたハスキー声が印象深い男女ユニット GLIM SPANKY (グリム・スパンキー)の新曲。4月より放映しているサントリーウイスキー〈角瓶〉のCMソング「ウイスキーが、お好きでしょ」は、GLIM SPANKY が担当している。
幸あれではなく、不幸アレ。”あたし以外は不幸であれ”とうたい、”あたしみたいに” となり、”この世は 皆不幸であれ” と締めるさまは、ロックでありながらポピュラーでもある彼らの音楽性を反映しているように思える。(2022年10月30日リリース)
8位 約束の場所 / THE SPELLBOUND
BOOM BOOM SATELLITES中野雅之が、ボーカルであった川島道行の死後、新ボーカルをTwitterで募集。一番に名乗りを上げたTHE NOVEMBERS小林祐介をヴォーカリストに迎えて2020年に立ち上げたロックユニット、THE SPELLBOUND。ユニット名は、BOOM BOOM SATELLITES 2010年のアルバム『TO THE LOVELESS』に収録された曲からとったとのこと。この曲は、アニメ『ゴールデンカムイ』第4期ED「すべてがそこにありますように。」のカップリング。エレクトロニカルで近未来的なニュアンスを感じる。(2022年11月2日リリース)
7位 SURECHIGAI / マット・キャブ & エミ・マイヤー★
マット・キャブと言えば、ファミマのあの入店時に流れる音をサンプリングした「Famima Rap」(2021)が記憶に残っている。サンフランシスコ出身、日本在住のシンガーソングライター/ プロデューサーである。交換留学生として1年間日本に滞在、その後アメリカでソロキャリアをスタートしたものの日本が忘れられず、英会話の先生という形で再来日したのだとか。w-indsや和田アキ子など多数のミュージシャンに楽曲を提供しており、その際には、”自然とその人のキャラクターなどの行動や気持ちを想像して、入り込んだ状態になってから曲を書くことが多い” のだとか。 普段の自分名義の曲とは違うテイストになることを楽しんでいるそう。自らを”ただの音楽オタク” と語るマット・キャブの音楽は、冒頭のファミマの入店音のように日常の様々な音を取りこんだものもあり、「SURECHIGAI」のような曲もあり、受け皿の大きさに驚く。楽曲制作の一部始終が垣間見える公式YouTubeチャンネルは勉強になる内容。(2022年11月4日リリース)
※参照記事
6位 うろんなひと / 笹川真生
もとはボカロP/ mao sasagawa として活動していた笹川真生。大学3年の頃に音楽で生きていくことを決め、中退し上京。繊細な声とほかに類のないビブラート(というより震え?)、狂気を思わせるノイズ、ギター、ベース、要素要素が個性的な世界観を作り出している。(2022年11月2日リリース)
5位 永久彗星短歌水 / bonobos
新曲ランキングの記事を書いていると、なんども公式HPを訪れる機会がある。基本的に聞き流してピンときたものを選ぶというやり方をしているから、初めて知るアーティストに出会うことも多い。公式HPは、かなりそのアーティストの色を表している気がしている(そこも含めて表現だとすれば、アーティストとしては当然のことかもしれないが)。このbonobosの公式HPは、白をベースに、メインにこげ茶色、アクセントに赤紫色を使用しており、かなりおしゃれだ。メンバーの写真もメインのこげ茶色に合わせているようで、洗練された印象を受ける。スクロールするとヒラっと文字列があらわれるようなUI(ユーザーインターフェース≒使い心地)設計も心地よい。bonobosと書かれた旗を持つ猿(ボノボ)のイラストも気に入った。しかし、知った矢先、残念ながら2023年の春に解散が決定しているらしい。この曲が収録されたアルバム『.jp』はラストアルバムとなる予定だ。(2022年11月2日リリース)
4位 Don’t Leave Me / banvox
日本のDJ/ トラックメイカー banvox (バンボックス)。世界のトップを走るフランスの世界的な有名DJデヴィッド・ゲッタ、2018年に夭逝したスウェーデンのDJ Avicii からも賞賛された経験を持つアーティスト。自身の音楽のルーツを以下のように語っている。
カットアップはつまりボーカルを一部切り取ること。「Don't Leave Me」は入門として聴きやすい曲です。(2022年10月31日リリース)
3位 風をあつめて / Tahiti 80★
フランスのポップ・ミュージック・バンド Tahiti80 (タヒチエイティー) によるカバー。オリジナルははっぴぃえんどの同名曲。日本語である。過去「Down Town」(シュガーベイブ)のカバーもしている。(2022年11月2日リリース)
2位 My mind & Me / セレーナ・ゴメス
2021年3月に出たEP『Revelación』以来、約1年と半年ぶりになるシングル(単独では。その間コラボシングルは出ていた。)。前作ではルーツであるスペイン語での歌唱に取り組んだ。今作は、彼女を6年にもわたって追ったドキュメンタリー『Selena Gomez : My mind & Me』のテーマソング。彼女は自身のインスタグラムにてトレイラーと共に、歌詞の一部を引用。” 私の心と私。時々仲が悪くなることもあり、息苦しくなる。でも私は自分の人生を変えるつもりはない ” (和訳※)という言葉は、彼女が歩んできた6年間の総括であるのだろう。自分と自分の心の間でひきさかれそうな悲痛な叫びが聞こえてくるようだ。『セレーナ・ゴメス:My Mind & Me』は、現在Apple TV+で配信中。(2022年11月3日リリース)
※歌詞の和訳はこちらの記事から引用しました。
1位 Sauna (feat. Daichi Yamamoto & phennel Koliander) / Kojoe
新潟生まれ、ニューヨーク・クイーンズ育ちのラッパー、Kojoe(コージョー)。2007年に、現地ニューヨークのHIPHOPインディーレーベルRAWKUS(Mos Def や Talib Kweli などがアルバムを出している)と、日本人で初めて契約。レーベル閉鎖後、2009年に帰国し、日本での活動をスタート。ジャケットといい、サウンドといいどことなく90年代のHIPHOPのような趣を感じる。(2022年11月2日リリース)
(★は特にお気に入りの曲)
♪プレイリスト♪
ここから追加できます。
🦋今週のひとこと🦋
banvoxが聴いていたというティム・ヒーリーこの機会に聴いてみました。m.c🦋は好きでした。「UNSTOPPABLE」というアルバムです。
🦋
来週は11月14日(月)に投稿予定。8月第5週(8/29~9/4)の新曲をチェックする【過去回】です。過去回は、次がラストになります。お楽しみに!
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