騎士道精神
イタリアの男性って本当に紳士。
車のドアや、レストラン、お店のドアもたいてい開けてくれる。
銀行の入り口でちょうど出てこようとしていた人がドアを持ったまま
「どうぞ、お嬢さん」
と私を先にいれてくれたり。
バールや学校、エレベーター、
必ず男の人がドアを開けて女の人に先を譲ってる。
年配の人とレストランに行ったら、
マフラーやバッグなんかをごそごそしてないでさっさと座らないと、
立って待ってくれちゃうから大変。
コートはいつのまにか脱がされてどこかへ持っててくれるし。
女性はドアも開けずにレストランに入って
コートやマフラーは男性がどっかへ持ってってくれて、
その間に適当にカバンを置く場所を見つけて座って待ってればいいのね。
食後、席を立つとさっとコートを着せてくれてる。
もちろん帰りもドアは彼が開けてくれる。
んー、まるで女王様の気分。
家で食事してても、水やワインを注ぐのは男の仕事。
塩やなんか足りないと立って取りに行くのも男の仕事。
「いいよ、君は座ってて」
そう言われても始めのうちはちょっと居心地悪かった。
今は平気で、一旦座ったら立ち上がるなんて思いもしない。
若い子達も、のみにいったりすると、テーブルに座ってるのは女の子達。
男の子は飲み物を注文しに。
戻ってきたら女の子達はお愛想程度に
「Grazie」
払う気なんかさらさらないみたい。
こんな待遇、一回味わったらもう日本へは帰れない。
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