恐怖という伝染病

世界中の人々が
恐怖という伝染病に侵されています。
目に見えないから怖い。
知らないから怖い。
人々を怖がらせるようなメディア。
それを更に煽るメディア。
落ち着いて正しい情報を集めて
的確に対応すれば、
決して恐れることは何もない。

伝染病が中国で発生したと聞けば、
誰彼かまわず、
アジア系の顔立ちを見ると
罵倒する、
暴力を振るう、
そんな人が少なくない事に
正直驚いています。

マスクが不足していると聞けば、
買い占める。

消毒ジェルがスーパーから消えた？
普段トイレに行っても手を洗わない人
床に落ちたパンも食べちゃう人
普通にいるイタリアで、
消毒ジェル使うの？
ほんとに？
これがきっかけで
手洗いが身につくといいね。

家から出られない？
学校にもいけない？
電車も飛行機にも乗れない？
だから食品買い占め？

スーパーからパスタが消えた！

みんな家に引きこもるの？
仕事は？
そもそも失業者の多いイタリア。
観光客来ないし、
ホテルもレストランもガラガラ。
日雇い労働者は自宅待機？
それとも仕事休むの？

何がそこまで恐怖を駆り立てるのか？

周りがパニックになってるから
なんか大変なことになってる気がして
自分もパニックになる。

テレビでもパニックになってる状況を
あれもこれも見せるから、
たとえアナウンサーが
「大丈夫です」
「パニックにならないように」
と説明しても
たとえゲストの専門家が
「大丈夫です」
「パニックにならないように」
と言っても、
画面にパニック状態が映し出されると
人の話を聞かない人たちは
パニックになるのです。

恐怖が恐怖を呼んで
伝染病のように広がっていく。

どうか人の話を聞いてください。
どうか信用できる人の話、
信用できる情報を集めてください。

手洗い、うがいを徹底して、
滋養のあるものを食べ、
ストレスを避け、
適度に身体を動かして、
睡眠をとって身体を休めていれば、
そうそう簡単に死にはしません。

ある事ないこと想像して
恐怖に震えていては、
健康なものも病んでしまいます。

どうか怖がらないでください。