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悟り(学びのプロセス)

ブッダの言葉を読んで感銘を受けて仏教に興味を持ち、法華経に出逢って色んな事が頭の中で整理されてきました。

何より明らかになったのは学びのプロセス。

声楽でもそうだけど、これが正しい発声だ、と理論では分かっていても、実際に声が出せるようになるにはひたすら練習して身体に覚えさせる必要があります。
できるようになっても、本番で緊張してしまったり、毎回確実にできるようになるには、繰り返し繰り返し成功の積み重ねが必要です。できるようになってから定着するまでの段階で、更に新たな発見があったりして、更に理解が深まります。
そして人に教え始めて更に理解が深まることも。

「知った」「分かった」と言うだけではなく
「実践」して「体得した」という事の大切さ。
どんな分野でもそうですよね。

本を読んだり、人に聞いたりして、何がどうなのか「分かる」「理解する」というレベル。
それはまだ道半ば。

それを実際に行ってみてどうだったかを体感する。そしてそれが自然にできるようになる。つまり体得するという事がとても大事。

そして理解して体得した事を人に教える事ができるレベルに達する。

悟りってなんだ?
なるほどそれが悟りか!
わかった!
ちょっと待った!
それはまだ悟りではない。
悟りとは何かがわかった(気になった)だけ。

執着を手放せば苦しみが減るのか、なるほど。
実践してみた!
悩みが減った!
悟った!
そうなの?

修行して、瞑想して、無の境地に達した!
悟った!
そうなの?

悟りを目指す人
悟りを理解していない人
悟りの存在すら知らない人も
全ての人を救い出した時、
それを弥勒の世と呼ぶ。
その時弥勒は仏になる事ができるのだそうです。

弥勒の世とは、生きとし生けるものをひとり残さず悟りに導き終えた時に訪れる、夢のような世界。

それを実現した時初めて
弥勒菩薩は成仏するのだそうです。

自分が悟ったら終わりじゃない。愛する人も家族も友人も、たまたまそばにいる人も遠く離れた知らない人も。みんなが幸せになれると良いね。

その為に今私たちに出来ること。

臼井先生は悟ってたんだね。
今日だけは
怒るな
心配すな
感謝して
行に励め
人に親切に

まだ悟りに達してなくても、今の時点で学んだこと、理解したこと、身についたこと、シェアしたり意見交換したり、助け合ったりして、今出来ることから始めよう。

そうして少しずつ悟りに近づいていこう。

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美紀
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