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疫病は戦争じゃないよ

コロナウィルスが流行り始めて
かれこれ数ヶ月経ちますね。

ヨーロッパは外出制限が始まり、
営業停止令が出たりして、
最低限の生活に必要な分野以外は、
全てストップしています。

その結果働けないために、
収入が無くなり、
生活に支障がでる人や、
解雇、破産の危機に面している人も
少なくありません。

そうかと思うと
突然生まれた自由な時間を利用して
今までしたくても出来なかったこと、
語学の勉強やお料理、
絵を書いたり本を読んだり、
ヨガや瞑想やラジオ体操などなど、
充実した時間を過ごしているい人も
たくさんいます。

もちろん誰でも
仕事のことは不安ではあるでしょう。
でも少し余裕を持って備えのある人は
心にも少し余裕ができるのでしょう。

今重要なのは、
職を失ったり破産した人の損失の責任を
政府や自治体や医療機関に転嫁して、
弁償/補償を求める事ではなく、
疫病を広めた犯人を見つけて、
罪に問う事でもなく、
いかに感染ルートを閉ざして、
これ以上感染者を増やさないことでは
ないでしょうか?

個人のレベルで、
自分が感染しないように、
家族を感染させないように、
人へ感染を広げないように、
専門家の助言を聞いて、
外出を避けて、手を洗い、
身の回りを清潔に保つ。
極力人と接しない。
人が触ったかもしれない物に触らない。
万が一触ったら手を洗う。
全ての人が徹底して自粛すれば
ウィルスの感染はストップします。

なぜみんなが、
世界中のみんながそれを知っているのに
感染が止まらないのでしょうか。

今人類が試されています。
地球に試されています。
この美しい地球に住む価値があるのか
試されています。

自分さえ良ければ良い、
エゴの塊のような人々が、
感染を広めています。

善良な市民が、
医療機関で働く人たちが、
なんの罪もない人が
毎日苦しんで亡くなっています。

世界を疫病から救うために、
じっと家にこもって、
愛する家族と過ごす時間を大切にして
ただひたすら待っている人たちは、
きっと乗り越えられます。
営業を自粛しつつも、
宅配やオンラインなど、
新たな方法を見つける人、
ボランティア活動に参加したり、
宅配の補助を申し出るタクシーなど、
この苦境をみんなで力を併せて、
乗り越えようとしています。

政府の補助金が少ないと文句を言う人、
道ゆく人を見ては、
どこへ行くんだ、何をしてるんだ
と文句ばかり言う人。
心がどんどん荒んでいきます。

疫病は戦争ではありません。
自然が人類に課したチャレンジだと
私は思うのです。

愛と慈悲を持って乗り越えた時、
きっと新しいステージが待っています。

何もかも失って一から始めるのも、
悪くないんじゃないかな?
もしかしたら
そういうタイミングだったのかも。

二度何もかも失った私だから言えます。

何もかもかもなくなった時、
あるのは時間と自分だけ。

三百円しかない時、
今一番必要なのは何かわかります。

テレビもパソコンも電話もない時、
本当に自分がしたい事がわかります。
誰に会いたいのかもはっきりします。

やる事も食べるものも着るものも
あれもこれもありすぎると、
本当に必要なこと/物はなんなのか、
わからなくなります。

疫病は戦争ではありません。

私たちが生きていくために、
人生で本当に大事なことを学ぶために、
大自然が人類に課したチャレンジだと
考えてみませんか?

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