2021年冬 青春18きっぷの一人旅②京都~城崎温泉~出雲市
みなさん,こんにちは.
とある地学屋の日常ことゆうすけです.
2021年末,12/28~12/31にかけて青春18きっぷを利用して一人旅をしてきました.本記事は①の続きということで2日目(12/29)の行程を紹介していきます.
京都に宿泊していたため,この日の旅のスタートは京都駅となりました
(正確には,宿の近くの阪急大宮駅ですが).
今回の旅はとりあえず,西の方に行くということだけを決めて,具体的な事を決めずにスタートしてしまったので,前日の夜思いつきで決めた行程で進む事にしました.
この日は,京都から山陰線で出雲市まで行くことにしました.途中,城崎温泉で途中下車し,温泉・食事を堪能することに致しました.
※新型コロナウイルス対策には徹底しながら行程を進めました.
最初に乗車したのは,7時34分発の山陰線普通園部行きでした.乗車したのは関西の主力車両221系でした(下の写真,京都駅にて撮影).221系はJR西日本が最初に製造した近郊型電車(1989年,平成元年に登場)でかつては東海道線・山陽線の新快速として活躍していました.制御方式は国鉄型で広く採用された抵抗制御の親戚の界磁添加励磁制御を採用しており,登場から既に30年以上経過していますが,バリバリ主力車両です.車内は新しい車両という感じですが,モーター音は国鉄車両のような重低音というギャップが味わえるのが乗っていて面白いポイントです.
前方を走る特急列車が遅れをとっていたため(雪の影響?),5分遅れて京都駅を出発しました.
7時39分 京都(5分遅れ)
山陰線 普通 園部行き (221系)
8時20分 園部
8時22分 園部
山陰線 普通 福知山行き (223系)
9時48分 福知山
福知山で,城崎温泉行きの普通列車に乗り換えました.乗車したのは113系でした(下の写真,城崎温泉にて撮影).113系は国鉄型車両で,1963年~1982年(昭和38年~昭和57年)にかけて製造された車両です.かつて首都圏では東海道線などで活躍していました.現在では関西圏で活躍しておりますが年々数を減らしています.
10時12分 福知山
山陰線 普通 城崎温泉行き (113系)
11時32分 城崎温泉
城崎温泉駅(下の写真)で途中下車し,昼食と温泉を堪能することに致しました.本当は,柱状節理(※1)という地質構造が見られる玄武洞という観光スポットが近くにあるのですが,時間的に厳しいため今回は諦めました.
昼食は駅近くの「お食事処山よし」さんで但馬牛を使用した焼き肉定食を頂きました(下の写真).大変おいしく頂きました.昼食を頂いたあと,城崎温泉駅近くの「さとの湯」で温泉を堪能いたしました.露天風呂もあり,良い旅の癒やしになりました.この日は晴れていましたが,雪まみれで体も冷えていたので冷えた体を温めることができました.
さとの湯の施設案内のURLはこちら
https://www.city.toyooka.lg.jp/kanko/onsen/1002090.html
食事と温泉を堪能した後,引き続き山陰線に乗車し西を目指しました.まず,14時12分城崎温泉発の普通浜坂行きに乗車しました.城崎温泉から西側は非電化区間となります.つまり,ディーゼルカーが走る区間となります.
乗車したのは,キハ48でした(下の写真,城崎温泉駅にて撮影).キハ48は国鉄型の気動車で1977年~1982年(昭和52年~昭和57年)にかけて製造されたキハ40系気動車の一種です.2021年3月のダイヤ改正で五能線・男鹿線からキハ40系が撤退したことでJR東日本管内で同形式による普通列車運用は実質消滅しましたが(※2),JR西日本では非電化区間でバリバリ現役です.
関東圏に住む者にとって,関西圏に行くとかつてJR東日本管内でも活躍していた古い国鉄型の形式に気軽に乗車できるので,乗っているだけでも楽しいです.
途中,橋梁上に駅が配置される餘部駅を通りました(下の写真).余部鉄橋「空の駅」と称され,展望施設もあるため全国各地から観光客が訪れる有名な駅です.橋からは日本海を眺めることができます.
14時12分 城崎温泉
山陰線 普通 浜坂行き (キハ48系)
15時09分 浜坂
15時18分 浜坂
山陰線 普通 鳥取行き (キハ48系)
16時12分 鳥取
16時17分 鳥取
山陰線 普通 米子行き (キハ48系)
18時36分 米子 (数分遅れで到着しました)
米子でこの日最後の車両,普通列車出雲市行きに乗車しました.米子から出雲市間は電化区間でありますが,乗車した車両はキハ126系気動車でした(下の写真,出雲市駅にて撮影).
19時07分 米子
山陰線 普通 出雲市行き (キハ126系)
20時15分 出雲市
20時15分,この日の最終目的地出雲市駅に到着しました.この日は出雲市駅前の東横インに宿泊することに致しました.
3日目の行程は次回の記事で紹介致します.
【補足】
※1 柱状節理とは?
厚く蓄積した溶岩流が冷却するときに柱状節理と呼ばれる縦方向に成長する割れ目が形成される.我が国では,兵庫県の玄武洞,福井県の東尋坊が有名である.
※2 キハ40はJR東日本で普通列車運用としては消滅したが,「リゾートしらかみ」といったリゾート列車としての運用は残っています.
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