恐竜が好き②~イカすヘッドのアイツ~
こんばんは。
はい。予告なしにやってくる気まぐれシリーズ「恐竜が好き」。
初回から「海棲爬虫類」が登場するというイレギュラーを発生させつつ(笑)、何食わぬ顔で続編をお送りするこのコーナーであります。
第2回は、ちゃんと(笑)恐竜です。
小さい子どもたちに知名度は無くとも、一度見たらなかなか忘れられない「頭部」がチャームポイント。
そう、彼です。
その名は「パラサウロロフス」🦖✨
1、パラサウロロフスってどんな恐竜?
2、あの頭の秘密
3、私的萌えポイント
4、パラサウロロフスの今後
1、パラサウロロフスってどんな恐竜?
まずは、パラサウロロフスってどんな恐竜なのか。
こんな恐竜です。
この真ん中の恐竜さん。
イラストの方が、その最大の特徴である「頭部」が良く分かりますかね。
ね。見たことある方、たくさんいらっしゃるのでは?
このユニークな頭部がゆえに、大人の恐竜マニアには結構人気のある恐竜なんですね。
このパラサウロロフスは、約7650~7300万年前、中生代白亜紀後期に、北アメリカ大陸あたりに生息していたとされる恐竜です。分類としては鳥脚類に入ります。主に木の枝などを主食としていたと思われる草食恐竜です。
体長は約10メートル。頭のてっぺんから後方へ伸びるトサカ=「鶏冠」を持っています。これ、実は鼻から伸びていたようで、その長さは実に2m、個体によっては3mに達したと言われています。
1921年の化石発見以来の研究では集団生活をしていたと考えられてきましたが、近年は単独個体での生活が有力視されています。
2、あの頭の秘密
その機能については、水中に潜った際のシュノーケルのような働きがあったのではないか、仲間を呼ぶ共鳴器官だったのではないか、雄が雌にアプローチするための器官ではないか、などさまざまな説がありますが、いまだ有力な研究結果は発表されていません。
ちなみに、この鼻から伸びる器官の構造から鼻腔がかなり広く、それゆえに嗅覚が非常に発達していたのではないかとも言われています。鼻がきけば敵(おそろしい肉食恐竜などですね)の襲来を察知するのにも役立ちますし、食べ物を見つけるのにも便利だったのではないでしょうか✨
3、私的萌えポイント
やはり、あの「トサカ」ですよね~。
恐竜はどうしてもティラノサウルスのような強面か、ブラキオサウルスをはじめとした竜脚類ような圧倒的な体格か、トリケラトプスのようなド派手な角か…というところがスター格なのかなと思っていましたが。
始めて見たときは、なんてイカしたアタマを持っている子がいるのかしらと「キュン」としたものです。
そうそう、いつ頃だったか記憶が定かではないのですが、この見た目はインパクトがあってもなかなかスポットが当たらないパラサウロロフスがテレビでちょっとした特集を組まれていたことがありました。
その番組では、骨格から推測したパラサウロロフスの鳴き声を再現していました。映画「ジュラシック・パーク」か何かでは、もうちょっといかにも恐竜っぽい鳴き声で表現されていた気がしますが、その番組では(実際聞いた音声が紹介できずすみません💦)
「フロロロロロ」
とまあ、文字で表すとこんな感じの鳴き声。
うーん、楽器に例えるとしてもあまり近いものが無いのですが…
あえて言うなら、ファゴットの中音域がカーンと抜けたらこんな感じ?ですかね…。
思いのほかチャーミングな鳴き声だなと思って、ますますこの恐竜に興味が湧いたのでした✨
4、パラサウロロフスの今後
パラサウロロフスって、そのイメージ像はあちらこちらで見掛けるのですが、実は骨格標本は発見数がかなり少なく、生態のほとんどが分かっていない恐竜なのです。
あまりの少なさに、そもそもの生息個体が少ない種だったのではないかとも言われています。
もっと化石が見つかって研究が進めば、今定着しているあの姿も、もしかしたら新説が出てくるかもしれません。
興味の尽きないパラサウロロフス、ぜひ皆さんも注目してみてくださいね✨
ではではまた。
本日もお付き合いくださり、ありがとうございました🦕