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お前は悩むのをやめて1万円クラスの中華イヤホンを買ってゴールしろ。

よう。 俺だよ。物欲マキシマムだよ。

おれは日々、無限に湧き上がる物欲と戦いながら生きている。
物欲を飼いならし日々の家計はギリギリ成り立ってはいるが貯金は出来てない。

こんな物欲ドリブンなブロガーのNote記事にたどり着いたってことは、
どうせお前も物欲にまみれているんだろう。
知ってるぞ。

だが、安心してして欲しい。
俺たちは仲間だ。

共に物欲という心の獣を飼いならそうじゃないか。

いい音楽という体験にいくら出せるか

この記事はいい音で音楽が聴きたいという欲望に支配されているが、
10万も100万も予算がないやつに向けた記事だ。
もしお前がいい音で音楽を聴くために10万をだせる人間なら、別の記事をよんだほうがいい。

はっきり言っておくが、俺の想定する予算は2万円だ。
ここでこのブロッグを読むのをやめて考えてみて欲しい。
お前はいい音で音楽を聴くという完全なぜいたくのために命を削って稼いだ金のはいっている財布からなけなしの2万円をだせるだろうか。

物欲と金銭事情をぶつけあって、2万えんなら出せるとゆう結論に達したのならこの記事を最後まで読め。お前のためになる。
ぎゃくに1万円しかだせないとかおもってるお前はうえのほうのタブボタンをホイーユクリックしてこのタブを閉じろ。
この記事は目の毒だ。

オーディオという深い沼へ入るな

いい音で音楽を聴きたい・・・
これは人間誰しも持つ、本能にも近しい欲求だ。

だが、その欲求をそのままに暴走させて自分のつかえる金の範囲を超えて私財を投入しはじめればどうなる。
お前はそう遠くないうちにリッボ払いという悪魔的発明に手を出した結果借金取りに追われ母国を去り、異国の果てで死ぬ。

親愛なるお前がそうならないように、俺は誰に頼まれるでもなくこの文章をウィンドーズのメモ帳に書いてNoteにコピペして投稿してる。
だから、お前はオーディオという深すぎる沼に沈むのではなく、そこで水浴びでもしていつもの何でもない日常に戻っていくんだ。

俺みたいになるなよ。お前は。

これを買え

そろそろ本題に入るぞ。

まず初めに言っておくが、今回紹介するアイテムはすべて中国メーカーの中国製造品だ。
いわゆる中華イヤホンとゆうやつだ。

あえて同価格帯の有名メーカー品は紹介しない。
中華イヤホンだけでお前はゴールしろ。

なぜ中華イヤホンかというと、価格と品質のバランスが良いからだ。
中華イヤホンはブランディングに力を入れていない。
見た目もダサい。1万円を超える製品でもチャチな箱に入って届く。
その分アイテムの価格がキッチリとパーツや設計に落ちている。

それだけではない。
ブランド品は所有欲を満たすが、アイテムの本質である性能への評価を置き去りにしてしまう。
お前はブランド品を身に着けるためにイヤホンを買うのではなく、良い音楽を聴くという体験のためにイヤホンを買う。

お前はイヤホンを買うのではなく、音楽体験を買うんだ。

また、ここに挙げた製品は俺が自分が買ったものもあれば、財布の都合で購入を見送ったものもある。
しかし、どのモデルも購入を真剣に検討したものなのでモノとして間違いないはずだ。

だから、言ってしまえば見た目が一番気に入ったものを買っても問題ない。

KZ x HBB PR2

Amazon 商品ページより引用

実勢価格は6900円の500円オフだ。

2023年4月モデル。
今回紹介する中で一番最新だ。
新しいから良いというわけではないが、ノウハウをよく活かした製品だ。

このモデルは音を出す仕組みが極めてユニークだ。
平面駆動ドライバーという平たい板に磁石をくっつけた装置で音を出している。
他のモデルのようにドライバーが複数入っているわけではないが、ドライバーが多ければ音が良くなるわけではない。

評価については中華イヤホン界の巨人であるふぐみかん氏の動画を見ろ。
俺の意見より参考になるはずだ。

とはいえ、要点をいくつか書いておく。

付属のイヤーピースはメモリーフォームというウレタンのようなものだ。
音楽への没入感を高めるが、耳への圧迫感とか負荷が大きい。
これは合う合わないの好みがわかれる代物だ。
合わなければ後述する別売りのイヤーピースを買ったほうがいい。
俺は付属のイヤーピースを使っていて耳から血がでた。

付属のイヤーピースに反してイヤホン本体は万人受けする形にできている。
装着感は良くシリーズで一貫して違和感のない作りだ。

KZ PRシリーズは多く、今回紹介したモデルの他に
「PR1 HiFi」「PR1 Balanced」「PR1 Pro」とゆうのがある。
すべて「KZ x HBB PR2」以前のモデルだ。

「KZ x HBB PR2」は以前のモデルに存在していた不自然とも捉えられかねない高音域の刺さりを除去したリチューンモデルだ。
最新作であるにも関わらず、一番価格が低い。

「PR1 HiFi」「PR1 Balanced」は両方とも「PR1 Pro」以前の試作品的な立ち位置のモデルだ。
あまり購入の候補に入れる意味がない。

そしてその「PR1 Pro」は「PR1 HiFi」「PR1 Balanced」の販売後の評価を受けてリチューンを行った調整後のモデルだ。
物は良いが値段が高いので今回は紹介しない。

KZ AS16 Pro

KZ 公式ページより引用

実勢価格9900円。セールはない。

2022年7月モデル。
去年夏のモデルだ。後継もないし最新と言えなくもないだろう。

このモデルは「KZ x HBB PR2」とは違う方法で音を出している。
音を出すバランスドアーマチュアという装置が片耳8個、両耳で合計16個入ってる。だから型番に16が入っている。

バランスドアーマチュアは補聴器に採用されている装置でもある。
それをオーディオ用に転用し、8つそれぞれに出す音の種類を割り当てて結果的に良い音を出すという仕組みだ。

一般的なというか、お前が想像するスピーカーみたいな形の音を出す装置はダイナミックドライバーという。
何が普通かはおいておいて、普通のイヤフォンはダイナミックドライバーが一つ入ってるだけだ。
もしくは、それに加えて低音なり高音なりを補助する形でバランスドアーマチュアがもう一つ入っていることがおおい。

このモデルの特徴的なところは前述したダイナミックドライバーが入っていないところだ。
それぞれの周波数に特化した小型のバランスドアーマチュアが8つ片側に入っている。

それ以外の総評はふぐみかん氏のレビュー動画を見て確認しろ。

とはいえ、気になる点を述べておく。

写真の通り、形が耳にフィットする形になっていない。
装着感を気にするタイプなら別モデルを検討すべきだ。

また、Pro版ではない「KZ AS16」も販売されており価格も安い。
が、さらに4年を遡るモデルであり、設計にノウハウが反映されていることを鑑みると、見た目がよっぽど好みでない限りこちらを買う方が良いだろう。

お前は良いイヤホンを一つ買ってゴールするのが目的であり、いろんなイヤホンを集めるのがゴールではない。

KZ ZAS

Ali Express 商品ページより引用

実勢価格7800円。セールはない。

2021年6月モデル。
若干古いモデルであると言わざるを得ない。
しかし、古いから悪いと断ずるようなお前ではないはずだ。
それにこれは発売時点でのメーカーのフラッグシップモデルだ。

音を出す仕組みはいわゆるハイブリッド型と呼ばれるものだ。
普通のまん丸の小さいスピーカー1つと「KZ AS16 Pro」の項で説明したバランスドアーマチュア7つが両方入っている。

ダイナミックドライバーで広い音の範囲をカバーしつつ、部分的にはバランスドアーマチュアを片耳7つ配置して音を綺麗に再生するモデルだ。

ふぐみかん氏も初心者向きであると述べている。

「KZ ZAX」というモデルが名前が似ており方向性の同じ一つ前のモデルだ。
値段もほぼ同じなので旧モデルを買う合理的な理由が見つからない。

これも買え

最初にゆったが、予算は2万円だ。
上記のイヤフォーンを買ってもまだ予算は残ってるはずだ。
ここから先は費用対効果が高く、ほぼほぼ必須なオプションパーツを紹介するので買え。

KBEAR 07イヤーピース

イヤーピースは買ったほうがいい。
付属品で満足できるならラッキーだが、そうでない場合は下記のものを買うひつようがある。

Amazon 商品ページより引用

実勢価格は730円。タイムセールまで待て。

KBEAR 07は中華イヤホンを製造してる工場(かそこと仲の良い工場)で作ってるっぽいイヤーピースだ。
1000円未満でS~Lまで5サイズ(実質的にSS~LLまで)のペヤーが手に入る。

イヤーピースは規格があるわけではないので、耳の大きさに合うサイズを見つけるのはむずかしい。
これを買って、つけたり外したりして探るのが正解だ。
ノズルの径がマッチしており今回紹介したイヤホンと相性が良い。

だがお前はきっとこうゆう凡庸な製品は嫌いで、ちょっと違うものが欲しいとか思っちゃうクチなんだろう。

値段が手ごろで評価の高いSpinfitというイヤーピースの存在に気付いているはずだ。
俺はすすめない。
買って試したがフィット感が独特すぎて合う合わないの相性が大きい。
結果金を無駄にする可能性が高い。

Amazon 商品ページより引用

実勢価格は849円。タイムセールまで待て。

どうしてもちょっと凝ったものが欲しいなら、同じメーカーの「角笛(Clarion)」という製品を買うといい。
謳い文句の音響効果は眉唾ものだとおもう。

TRIPOWIN Zonie 16

イヤホンのケーブルは付属品は貧弱なので買い替えたほうがいい。
ケーブルで音質は変化しないとゆってる人間が多いが、耳が鈍感なだけだ。
イヤホンのケーブルできこえてくる音は変化する。

このトピックはコントロバーシャルなので、もう話は広げない。

Amazon 商品ページより引用

実勢価格は1938円。タイムセールまで待て。

2022年5月モデルだ。

ケーブルで音が変わるのならばイヤホンとの相性が存在する。
だからイヤホン3つにたいしてこれひとつを買えというのはおかしな話だ。
本来ならそれぞれにマッチしたケーブルを提案したいが、俺の経済事情がそれを許さない。理解しろ。

それはそれとして、一番良い方向に音質変化があるのはこれだ。
耐久性は高いし、見栄えはいいし、色も3色ある。

音がどう変化するかについては、文字では伝えられないので良くなるとだけ言っておく。
2000円ちょい支払う価値はある。

Amazon 商品ページより引用

ケーブルを購入するにあたって、Amazonの商品ページの多すぎるオプショに圧倒されるはずだ。

「3.5mm-QDC」のやつを買え。

4.4mmとか2.5mmとかのケーブルは特殊なやつだ。
お前の持ってるスマッホーンとかパソッコーンには適合しない。

QDC以外のMMCXとか2pinのやつは今回紹介したイヤホンとは別の規格の接続形式だ。
変換アダプターが売ってるらしいが、最初から適合する規格のものを買うのが一番いい。

ふぐみかん氏も「堅実なアップグレードケーブル」と評している。

セメダイン BBX接着剤

きっとお前は接着剤の話が出てきて驚きあきれているはずだ。
しかしある意味ケーブルよりイヤーピースよりお前に必要なものはこれだ。

Amazon 商品ページより引用

実勢価格は390円。セールはない。

なぜ接着剤が必要かというと、イヤホンがケーブルから脱落するからだ。

ケーブルが交換できるタイプのイヤホンはびみょうな摩擦力だけでケーブルがイヤホンを保持している。
当たりの個体だったらそれでガッツリと固定されるのだが、全部が全部そうとも限らない。

そこで、接着力が高くあとからキレイにはがすことのできるこの接着剤が役に立つ。
これを使えば、なにかの拍子にケーブルからイヤホンが外れて無くしてしまうとゆう間抜けな事故を回避できる。

だからといってアロンアルファのような完全接着剤を使うのはすすめない。
なにかの拍子にケーブルを変えたくなったり、ケーブルが断線してケーブルだけ変えたいときに、困る。

問題は、必要な分量は全体の10%以下なのに、Amazonだと3個以上からしか買えないことだ。

近くにヨドバシとかホムセンがあるならそこで買えばいいと思う。

この記事をかいた時点ではちょうどヨドバシは品切れだった。
静岡ホビーショーで大々的に宣伝されたからだと思う。

Creative Sound Blaster Play! 3

いわゆるDACだ。
DACはゼロとイチのデジタルな信号を電気信号に変えて、イヤホンの中の装置を振動させてお前の脳に音楽をお届けするアイテムのことだ。

ペソコンのヘッドフォン端子に直接つなげて音楽を聴いてるなら、
これを買ってつなぎなおしたほうがいい。

Amazon 商品ページより引用

実勢価格は1682円。セールはない。

もともとパソコンにはDACが搭載されていて、結果的にパソコンの横とか裏側にイヤホーンが差せるのだが、
パソコンの内部で信号を変換してるのでノイズがたまらなく多い。

DACにも高いものから安いものまでいろいろあるが、
正直このクラスの信頼できるメーカーの一番安価なもので十分だとおもう。

Anker USB-C & 3.5 mm オーディオアダプタ

これもDACだ。
形が小さいのでわかりづらいが信号を変換するチップが入ってる。

パソコンではなくスマッホやタブレットで音楽を聴くならこっちを買え。

Amazon 商品ページより引用

実勢価格は1690円。セールはない。

スマホ用のDACは一般的にポタアンとか呼ばれている。
これもその一種だ。

これよりずっと高い1万円クラスのものを買って聞き比べたことがある。
出てくる音は微妙に良くなるが、一番費用対効果が高いのはこれだ。

いろんなブロッグを読んでるとうん万円のポタアンが欲しくなってくるが、まずはこれを買え。
そしてスマホンに直接差して聴いた時との音の違いを感じるのが先だ。

Amazonで買え

ここまで読んだお前はどうせこうゆう風に考えてるんだろう。
中国で製造されているイヤフォーンはAmazonじゃなくAli Expressで買ったほうが安いのだと。

3割がた正解だが、7割間違っている。
いまからその理由を説明しよう。

お前は流行り病の前の中国の観光客が家電を爆買いしているとゆう話を知らないわけじゃないだろう。
彼らは中国からはるばる日本に来て中国で製造された炊飯器とかの家電製品を買って帰るんだ。
予想するまでもなく転売目的なのだが、なぜ中国で同じ物が手に入るのに日本で買うのか?

答えは型番やモデルが同じでも実物の品質が違うからだ。

日本の顧客に向けて輸出してる物品は、同じ物でも違うんだよ。
なにが違うって?
品質とサポートだよ。

日本市場をターゲッツしたアイテムは品質管理も固く、サポートも手厚い。
Amazonなどというガッファなプラットフォームで販売してる以上、クオリティーコントロールもサポートも段違いに良い。
その価値はAli Expressで同じものを購入して浮く金額よりも上回る。

根拠もなしにああだこうだ言うのは嫌いなので具体例をあげよう。

Amazon 商品ページより引用

サポートはAmazonの大手セラーであれば1年間は保証が付く。
クオリティーコントロールは本国向けよりもタイトとはいえ、壊れるときは壊れる。
1年間もの保証があるのは浮くであろう2000円よりも価値があるものではないか。

Ali Express 購入ページより引用

Ali Expressの商品ページやストアページをいくつか見たが、明確な1年保証を謳っているストアーは無い。
ゆいいつ記載のあるのは商品到着後15日間だ。これがAli Expressの保証期間だ。

足るを知る

さて、この記事を読みながらいろいろグーグルしたお前は余計な情報を頭にインプットして、バランス接続、DSDとかビットパーフェクトなどというあまりにも魅力的な単語が頭の中を行ったり来たりしてるに違いない。
忘れろ。

手を出した俺が言うのだから間違いない。
そうゆうものが意味がないとは言わないが、つぎ込む金額には決して見合わない。
今回俺が紹介したアイテムたちを2万円で買いそろえればそれで普通の人間なら満足できると断言しよう。

そもそも人間の耳はそんなに良くないし、感覚も一部の例外を除いて研ぎ澄まされてはいない。
そして、お前は2万円だけをオーディオに投じるんだ。そう決めたんだ。

それを決して忘れてはならない。

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