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お手紙が繋ぐ家族の想い

普段からよくお参りにいらしていて、窓口でお話をよくしていらした墓持ち様も、ご主人の13回忌でした。事前に故人様のゆかりの品を持参いただきたいと相談したところ、亡くなる前にもらった手紙があるとおっしゃりご持参くださいました。当日は故人の奥様、長男夫妻、孫、次男夫妻、孫、長女夫婦、孫で参列されました。

亡くなられた故人様の遺影写真がタキシードでとてもすてきでした。ご長女様の結婚式をラスベガスでされたときのお写真だそうです。お嬢さんもおしゃれで自慢のお父さんだったと伺いました。

ご主人は亡くなる直前に皆様それぞれへお手紙を残されたそうです。
当日は皆様ご持参くださいました。その中で奥様のお手紙読ませていただき、故人様からのラブレターであると感じました。

「最愛なる〇〇へ」と書かれてました。

奥様は「これまで大変なことがあるとこれを読んで助けてもらってきた。私にとって宝物なのです。自分が亡くなったらお棺にいれてもらうの」と笑顔でお話されていました。

それぞれの方も手紙を本当に大切にされていました。
仏事支援の最後に皆様に故人様へ向けてお手紙を書いていただいた際に、これでパパに返事ができるねとお話されていたことが一番印象に残りました。
亡くなっても力を与えてくれる手紙を感じました。人は亡くなっていくけれども人の思いは大切に受け継がれていくのだと思います。
仏事支援を行っていて自分自身も心が温まるような故人様の暖かさを感じた法要でした。

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