#2 映画感想文「ハウスジャックビルド」
お久しぶりです。2ヶ月くらい忙しくしてまして、なかなか更新できずにいました。映画も読書もこんなにしていない時期はなかったんじゃ無いかと思います。心が荒みましたよ。荒んだ心を癒してくれるのは恋愛映画とかスカッとするアクションとかでは無いですね。自己中悪魔が全員殺しまくるパワー系のキラー映画です!(暴)
「ハウスジャックビルド」は、「ダンサーインザダーク」でパルムドールを受賞したラースフォントリアー監督の最新作です。ラースフォントリアーの映画は、何を撮っても胸糞映画になりますが、「ハウスジャックビルド」も類に外れず胸糞でした。
建築技師のジャックは建築家に対する強いコンプレックスを持っていながら、自分の建築に対する芸術性を強く持っている男です。また、建築という芸術に潔癖な男です。
ある日、傲慢な女を衝動的に殺害してしまったことから、殺人に対して美的な思想を持つようになります。そんなジャックの物語です。
基本的に、こんなことあったよ〜って進んでいくのですが、この映画のすごいところは、建築や絵画、音楽などが芸術であるならば、殺人も芸術であるという思想をゲーテの理論などをもち出して論破してくるところです。「あれ?もしかして殺人は芸術?」と飲み込まれそうになります。
この感覚は初めてだったなぁ。
てか普通に、ブルーノガンツが出てきてからは地獄版「ベルリン・天使の詩」だし、ユマサーマンとか久しぶりに見た。いい俳優はいつでも最高の演技を見せてくれますよね。よかった。
映画選びの一助にしてください。
ばいなら〜
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