「コーチング的コミュニケーションについて」


この度東京コミュ塾に入会しました。尚平です。
本日、7回目の個別レッスンを受講しましたので、以下にまとめます。

今回は、コーチング的コミュニケーションについて教えていただきました。以前、管理者になり立ての頃、コーチングについての勉強会にいくつか参加し実践しましたが、いつの間にか忘れていました。

本日は、教わりましたコーチングのポイントを3つお伝えします。

1つ目、
「ティーチング」と「コーチング」の違いとは
簡単に言うと
「ティーチング」:知識・スキルを教える、一方通行で相手に教える
「コーチング」:相手とは並列で、答えを相手から引き出す。前提として答えは相手の中にあるという考え方、馬車(COACHのロゴは、馬車でしたね。目的地まで送り届けるという意味があるそうです)

但し、コーチングだけでは上手く行かない時もあり、初めはティーチングが必要な場面もあります(なので両方必要です)

二つ目、マズローの5段階欲求について
 人間の欲求は5段階に分けられ、下から順に満たされます。
 
    ◢◣  ↑自己実現(自分らしくありたい)
   ◢ーー◣ ↑承認・貢献欲求(認められたい・役に立ちたい)
  ◢ーーーー◣↑社会的欲求(チーム組織に属したい・友達作りたい)
 ◢ーーーーーー◣↑安全欲求(生活保障、明日もまた仕事があるなど)
◢ーーーーーーーー◣↑生理的欲求(食べたい・寝たい)

ここでよく言われているのが、人には承認欲求などがあるので、褒めるなどの承認をして満たしていきましょうなどと言われます。しかし、その人が本当に第一段階(生理的欲求)や第二段階(安全の欲求)が満たされていますか?ということを確認していかないといけない。食事が摂れていない・睡眠がきちんと取れていない部下に対して、その上の承認欲求を行っても響かない。こういう方にはコーチングはできません。彼らに必要なのはカウンセリングとなります。今、コーチが必要としている人がどこの段階にいるのか?ということを見極める必要があります。

三つ目、ラポールを形成しないとコーチングは成立しない
 ラポールとは信頼関係のこと。信頼関係はどんな人にもできないとのこと。信頼関係とは信頼残高という言葉に表されるように、少しずつ少しずつその人との信頼関係が溜まっていく。そして、ある一定以上に信頼残高が溜まって、溢れて初めてコーチングが始められる。心理的安全性をきちんと確保してあげる(傾聴する:沈黙を恐れない、気持ちを代弁してあげる)
しっかり相手の立場に立って、どこの欲求を満たしてあげる必要があるのかを理解してコーチングを行う必要があると教えていただきました。

レッスン後、一か月職場の部下に対して試してみました。感想としては 「う~ん…」、相手から答えを引き出す。難しいです。話を傾聴して、ラポールの形成…、仕事が忙しく、手を止めずに話を聞いてしまいました。

ただ一つ大きな変化として、「この職員は必ず変われる」と思いながら、接することができたことです。やはり「この部下はたぶん変わらないだろうな」と思いながら指導しても良くなるはずはないですからね。

今月も職員に感謝しながら、楽しく働きます。


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