なんとなくシティ・ポップ
まぐまぐのストップ高 2024/6/12
4059 まぐまぐ https://www.mag2.co.jp/news

このストップ高が気になってHPを見ると
https://www.mag2.com/p/news/?s=%E3%82%B7%E3%83%86%E3%82%A3%E3%83%BB%E3%83%9D%E3%83%83%E3%83%97
世界中で大ブームを巻き起こし、今やスタンダードとして定着した感のある音楽ジャンル、シティ・ポップ
…と書いてありました。シティ・ポップ、初めて聞いた。
聴いてみよう。。
よいサウンドですねー。
山下達郎さんとかOriginal Loveの登場と同じ時代の作品でしょうか。
その時代の雰囲気と編成、個人的に好きなのです。
シティ・ポップの時代背景
従来のオーケストラ楽器編成に、コイルピックアップや圧電素子マイクやシンセサイザーが新たに加わった時代、「新しい音楽」が模索され、古典でもなくジャズでもない音楽、がたくさん生まれた時期がありました。
…マイクに使われる圧電素子は、加わった音の力(圧力)で電圧を発生する物性原理で音を拾うのですが、そのピエゾ素子で有名な研究者のピエール・キュリーの妻は、ラジウムの研究でノーベル賞を受賞した有名なキュリー夫人ですね。コイルピックアップの開発者としてはレオ・フェンダーやレス・ポールが有名です。
電気電子分野の発展と共にさまざまのシンセサイザー音源もあらわれ、「新しい楽器」が新しい音楽を奏でてゆきました。…1970年代はその一応の成熟期と思われ、個人的にその頃の音楽はけっこう好きなジャンルです。
ざっと歴史を振り返ると、
エレキベースの発明が1940~1950年頃で
ビートルズの活躍が1960年代から1970年
ベーシストがみんな聴く『ジャコ・パストリアスの肖像』が1976年
このエレキベースのハーモニクスを活かして、ジャコのPortrait Of Tracyやビクターウッテンのアメイジンググレイスのような演奏が可能になったりもしました。
「シティ・ポップ」の要点は、この「ベースとシンセ音の登場」だと感じました。「新しい技術が新しい作品を可能にした」という印象です。
そういうの、楽しいですね。そういう雰囲気が個人的に好きなのです。
新しい動き
個人的にメモしたい、近年活躍中のみなさま
Giacomoさんはたぶんイタリアの方で、ヤマハのシンセサイザーも交えて1970年代頃のいわゆるジャパン・ジャズ・フュージョン研究らしき演奏を見せてくださることがあります。前述のジャコの曲を弾かれることもあり、たいへん勉強熱心な方という印象があります。サックスのDanieleさんもイタリアの方で、元気をもらえる演奏、という感じがします。
井草さんとIchikaさんは有名な日本のギタリストで、Marcin PatrzalekさんはIchikaさんと共演されていたこともある才能ある若き音楽家さんですね。Marcinさんはポーランドの方のようです。最後のリンリンさん?は情報がないのですが、何者なのでしょう。視聴された方はわかると思いますが、とりあえず、ただものでないことは間違いない。
近年の動きを見ると「SNSと映像配信」が時代の要点のようです。
カメラレンズ量産や通信規格や高容量デバイスの発展が様々の新しい取り組みに効いており、また情報技術により「勉強しやすくなった」ことは奏者の練達を助け、それぞれの作曲能力や伴奏能力のようなものにも影響があったのではないかなという印象があります。リスナー側からの新しいアクティビティ発見もしやすくなりましたね。グローバルに切磋琢磨しやすい時代、です。ただこちら、完全においてけぼりをくらっております。
「このムードの中で自分達は次に何をすべきか」ということが問題なのですが、とりあえず市況分析はちゃんとしたいなという気持ちでおります。
得られた分析結果を共有するかどうか、出すとしてどんな風に書くか、考え中ですが、よかったらまた覗いてみてください。それではー