基本情報技術者試験と応用情報技術者試験のおすすめ参考書・問題集&勉強方法
# はじめに
この記事は「NBUゆるゆるかれんだー Advent Calendar 2021」用に執筆しました。
こんにちは、ぶたのけいとんです。
今回は、基本情報と応用情報に合格したので、その際に使用した参考書・問題集と勉強方法を紹介したいと思います。
# 基本情報技術者試験の概要
基本情報技術者試験についての詳しい情報はこちらを参照していただけたら幸いです。
## おすすめ参考書
### 午前
この3つが有名どころだと思います。
私は、キタミ式を使いました。
キタミ式と栢木先生は、頻出する部分を分かりやすく噛み砕いて説明する系の参考書です。説明がとても分かりやすいです。しかし、あまり出題されない部分は取り扱っていません。「とにかく分かりやすい参考書がいい!」という方におすすめです。
合格教本は、出題範囲をほぼ網羅しています。説明の仕方はキタミ式と栢木先生より難しく、硬派な印象です。説明はその分詳しいです。特定の分野またはすべての分野を深く学習して強力な武器にしたい方におすすめです。
自分に合った参考書を使うのが1番だと思います。
### 午後
アルゴリズムはこれ↑が定番のようです。私も使いました。
プログラム言語はそれぞれ基本情報対策本がでていますし、基本情報対策本でなくても対応できると思います。過去問を解く方が大事なので。
ちなみに私はPythonを選択しましたが、Pythonに限っては新出なので過去問が少ないです。
そんなPythonには、この参考書↑がおすすめです。
この参考書は、基本情報のJavaやC言語の過去問をPythonに変換することで過去問の少なさを補っています。
その他(情報セキュリティ、ソフトウェア・ハードウェア、ネットワークなど)は、午前の参考書でなんとかなります。心配な方は
こういう参考書などが出ているので、用意しておいても全然良いと思います。
## おすすめ問題集
問題集は過去問道場1択です。午前も午後も充実しています。
## 勉強方法
私が行った勉強方法を紹介します。
まず、スケジュールについて。
勉強は6ヶ月前から始めました。
しかし、6ヶ月間常に勉強していたわけではありません。6ヶ月間常に勉強し続けるなんて死んでしまいます。
そこで、6ヶ月間を5つのフェーズに分けます。
6ヶ月前: 1週間に1回は勉強する
3ヶ月前: 1週間のうち3日くらい、各1日1 時間から2時間勉強
1ヶ月前: 1日に1時間から2時間くらい勉強
2週間前: 1日に3時間以上勉強
1週間前: 1日に5時間以上勉強(適宜授業もサボって勉強)
このくらいの感じで試験が近づくにつれて勉強時間を増やしていきます。
まず、6ヶ月前。
参考書を通読します。分からないところがあっても気にせず、ざっくりと内容をインプットします。
その次に、午前の過去問1回分を解きアウトプットします。そして、間違えた問題はその部分の参考書を読んでインプットします。これを過去問5回から10回分繰り返します。また、同じ過去問を2回から3回解きます。
次に、3ヶ月前。
午後問題に着手します。
まず、アルゴリズムの参考書とプログラム言語の参考書をざっくり通読してインプットします。次にそれぞれ過去問を解いてアウトプットし、間違えた部分を参考書でもう一度インプットします。これを自分が納得できる正解率になるまで繰り返します。正解率7割くらいまで行けば大丈夫だと思います。8割に行くのがとても難しいです。
その他(情報セキュリティ、ソフトウェア・ハードウェア、ネットワークなど)の問題もインプット→アウトプット→インプットを繰り返して勉強していきます。
1ヶ月前
午前問題もやりつつ、午後問題もやります。午後問題は、設問ごとに時間を計ってやっていきます。
2週間前
本番と同じように2時間30分通しで問題を解きます。長丁場に慣れておきます。
1週間前
すべてを尽くします。
以上が勉強方法です。基本情報は出題範囲が広いため勉強時間が多く必要になります。逆に、時間さえあれば誰でも合格出来る試験だと思います。みなさん時間は足りていますか。
# 応用情報技術者試験の概要
応用情報技術者試験についての詳しい情報はこちらを参照していただけたら幸いです。
## おすすめ参考書
### 午前
この2つが有名どころだと思います。
キタミ式はとにかく分かりやすいです。しかし、網羅性には欠けています。
合格教本は、出題範囲をほぼ網羅していて説明も詳しいです。しかし、説明の仕方は難しいです。
私は、合格教本の方を選びました。応用情報では、その名の通り応用的な内容が問われます。応用的な問題を解く場合、深く広く学習することが必要なのるので合格教本のほうが適していると思ったからです。説明の仕方は難しいですが、基本情報を受けたことがあれば基礎的な理解はできているので比較的スムーズに理解することができます。
この2つの参考書の他にも様々な参考書が出ているので、自分に合った参考書を見つけてみてください。
### 午後
この参考書がおすすめです。
答えの解説だけでなく、解き方や考え方まで説明されています。
## おすすめ問題集
午前の問題集については過去問道場が便利です。
午後の問題集については過去問道場も使えますが、まだ解説がすべて揃っておらず、管理者様が作成してくださっている最中であります。
そのため、別で問題集を用意するのがおすすめです。
私は、これを使いました。23回分と充実しています。
## 勉強方法
基本情報のときと大体同じ感じに勉強します。
6ヶ月前: 1週間に1回は勉強する
3ヶ月前: 1週間のうち3日くらい、各1日1 時間から2時間勉強
1ヶ月前: 1日に1時間から2時間くらい勉強
2週間前: 1日に3時間以上勉強
1週間前: 1日に5時間以上勉強(適宜授業もサボって勉強)
基本情報を受けたことがある方は、参考書を通読せず、いきなり過去問から始めても良いと思います。
参考書は、間違えた問題について理解する時に使う程度です。
また、午前問題で正解率6割を超えたら、午後問題に進んでも良いと思います。理由は、午後問題を解くと副作用として午前問題も点数アップするからです。午後問題を解いて解説を理解した後に、午前問題を解くと正解率も1割くらい上がっていると思います。
# 問題選択について
基本情報・応用情報共に選択問題があり、何を選択しようか迷うと思います。
問題選択のときに1番重要なのは、その問題に興味があるかどうかです。
興味がある問題ならば難しくても苦痛になりにくいと思います。
また、モチベーションにも繋がります。
# まとめ
ここまで読んでくださりありがとうございました。
最後に、私が基本情報・応用情報を受験する際に参考にしたサイトを紹介します。