バリクバヤンボックスの真相を究明する2
これは、フィリピン在住者にお馴染みのフィリピン向け国際配送サービス「Balikbayan Box」の謎について、真相を究明する記事です。
前回、バリクバヤンボックスの中身が抜き取られていたことについて触れましたが、紛失このような場合、保証はどうなっているのでしょうか。紛失と盗難では対応が異なるのでしょうか。
それでは、見ていきましょう。
バリクバヤンボックスの保証
バリクバヤンボックスは、海外在住のフィリピン人が母国にいるフィリピンの家族等に荷物を送るサービスの名前(又はそのサービスで送られた荷物)であり、日本以外の国からもフィリピン宛の荷物が送られます。
たとえば、アメリカからフィリピン宛のバリクバヤンボックスは、LBC(LBC Express, Inc.)というフィリピンに拠点を置く宅配会社によって運営されています。LBCは、フィリピンに 1,252 以上の支店を持ち、米国とカナダに 60 以上の支店を持っているようですが、日本では、LBC TRANSTECHという支店1店のみが LBCのウェブサイトの検索にてヒットしました。
なお、LBC TRANSTECHの住所や電話番号は、株式会社トランステックと同じ(東京都台東区浅草橋1-3-14 東京文具工業健保会館6F Tel:050-5893-6374)になっていました。
トランステックは、日本でバリクバヤンボックスのサービスを提供している会社です。トランステック社の提供するバリクバヤンボックスは、フィリピン(マニラ)到着後、LBCによってフィリピン国内に配送されます。
ちなみに、日本でバリクバヤンボックスのサービスを提供している会社は、株式会社トランステック以外にも、株式会社テクノハイ、海洋コミュニケーションズ(有)があるようです。
参考までに、海洋コミュニケーションズ(有)のウェブサイト「セルフォンドットピーエイチ」から引用した文章を以下に掲載します。
バリクバヤンボックスのダンボール箱のサイズ、運送料金、保証の内容は、各社で少し異なっている部分があるようです。
私は、普段、トランステックのバリクバヤンボックスを使っているので、こちらの保証内容を確認しました。
ウェブサイトの「サービス案内(詳細)」の注意.5の補償範囲 や「FAQ」の QUESTION.15(荷物が届きましたが内容物が破損しています。どのようにすればいいですか?)を参照すれば、把握できます。
要約すると、以下のようになります。
箱のサイズごとに1000USドル、500USドル、300USドルの保険
壊れやすいもの(易損品)・腐りやすいものは、保証対象外。
箱の破損や荷物の紛失は、調査依頼を書面を郵送かFAXで送る。
荷物の受取から10日を過ぎての申して立ては受け付けられない。
今回は、盗難ですが、荷物の紛失の一種ということで、調査依頼を送ることにしました。特にフォーマットは無いようなので、Google ドキュメントを使って適当に作成しました。
調査依頼書の作成
記載内容は、形式的なものとして、
文書作成者の情報(氏名・住所・電話番号・メールアドレス)
文書作成日
宛名(会社名・住所・電話番号・ファックス番号)
表題(「〇〇についての調査依頼」等)
署名(発送人又は受取人からの調査依頼のみ受理される)
実質的な内容としては、
概要(どの荷物の何がどれくらい紛失していたかのあらましを述べる)
荷物の追跡番号(トラッキングナンバー)
詳細(時系列に事実を述べ、それに対し、盗難と評価した理由を述べる)
依頼内容(原因の調査及び再発防止策の提示並びに補償について述べる)
証拠(盗難されたことが分かる写真を添付する)
を記載しました。
(続く)
著者 BUTACOは、Amazonアソシエイト・プログラム運営規約に基づき、Amazonのアソシエイトとして、適格販売により収入を得る者です。