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時短にも役立つスマホ充電の豆知識

割引あり

スマホを持っているのに充電に関心がある人は、多くない印象です。
しかし、知っておくと時短になることやお金の節約になることもあります。

そういう豆知識をまとめてみました。

堅苦しい話は抜きにして、覚えておくと得するので読んでみてください。

飯の上手な炊き方を表す言葉として「始はじめちょろちょろ中なかぱっぱ」というものがありますが、

充電は、

バッテリ残量が「20%〜60%くらい」が最も勢いよく充電されます。

逆に、バッテリ残業が80%を超えると充電速度が大幅に下がるので、100%になるまで待つのは、急いでいる時にはあまり効率的とは言えません。

次の豆知識は、

充電器の出力は、大は小を兼ねる。

です。これは、スマートフォン側で充電電流を制御するため、たとえ大きな電力の供給が可能な充電器を使ったとしても、スマホで許容できる最大の電流(電圧 x 電流)に抑えられるからです。

次の豆知識は、

充電中にスマホを使うな。

です。これは、スマホのバッテリとして使われているリチウムイオン電池が高温下で劣化するからです。スマホを長く使いたい方は、バッテリの劣化をするような使用を控えましょう。

次の豆知識は、

バッテリの寿命は5年。

です。これは経験上の目安にはなりますが、通常の使用で5年経過したスマホは、バッテリ残量が40%を下回ると、急に電源が落ちるといった症状がでてきます。また、使用できる容量が新品のときの7割以下の落ちている場合が多いです。

メーカで電池交換をサポートしている期限も発売から5年前後となっていることが多いため、正規店でバッテリ交換できる最後の時期ともいえます。

5年経過した場合は、スマホ買い替えやメーカーでのバッテリ交換を検討するか、保証対象外になりますが、町の修理屋でバッテリ交換を依頼することも検討してみましょう。

次の豆知識は、

充電器や充電ケーブルは、必ずしも仕様通りの性能とは限らない。

です。充電機器は、玉石混交で仕様も様々ですが、必ずしも仕様通りに動作するとは限りません。優良誤認どころか虚偽の記載がある怪しい製品もありますが、そうでなくても長く使用していると、十分な性能を発揮しない状態になっていることもあり得ます。

気になる方は、電圧と電流が分かるテスターで測定してみると良いでしょう。

次の豆知識は、

テスターの値が正確とは限らない。

です。前述の助言に反する内容に見えますが、そうではありません。
テスターの数値が正確ではなくても、充電が順調かを判断することができます。なので、テスターを使うときは、充電器と充電ケーブル、スマホの仕様を把握して使うことをお勧めします。

次の豆知識は、

充電トラブルの約10%は、接触不良。

です。10%は、私の経験上の数値ですので目安程度に考えてください。
テスターを使っていると分かることですが、充電器がコンセントにちゃんと挿さっていても、充電器に接続する Type Aケーブルが奥まで挿さっていなかったり、スマホに接続する Micro Bケーブルに変な方向から負荷が掛かっていると、目視では確認できない接触不良が起こります。
この状態は、一見充電しているように見えますが、ほとんど電力を供給できていない場合があります。

以下のケーブルをご覧ください。

端子が曲がったケーブル

上記のように、端子の曲がったケーブルをスマホに接続した際、スマホの充電が開始したとしても、十分な性能を発揮して充電されるとは限りません。
廃棄しましょう。

次の豆知識は、

スマホケースが接触不良を生むことがある。

です。下の写真をご覧ください。
全て Micro Bケーブルですが、それぞれ形状が異なっています。

端子の長さが異なる micro Bケーブル

スマホケースを使っている場合、充電ケーブルの形状によっては接触不良が起こり得ます。

たとえば、充電ケーブルを挿す部分の開口部が小さいと、奥まで挿さらないといったことが起こり得ますが、上記写真の左のケーブルを使えば、接触不良は避けられます。

真ん中と右のケーブルは、ほぼ同じ形状のように見えますが、充電ケーブルの持つ部分(金属ではないコネクタ部分)の寸法が異なります。
スマホケースとの相性によっては、接触不良が起こるわけです。

次の豆知識は、

傷んだケーブルを使うな。

です。言わずもながですが、傷んだケーブルでは十分な充電性能が発揮できません。接触不良や感電、発火のリスクもあります。

以下は、同じ充電環境にてテスターを使い、3つのケーブルの差し替え、電流を比較したものです。

電圧は仕様上5Vですので、電流の大きさだけで単純比較できます。

電流 0.11A(アンペア)
電流 0.33A(アンペア)
電流 0.55A(アンペア)

上記の通り、ケーブルが違うだけでこれほどまでに差が出ます。

なお、今回、使った3つのケーブルは、廃棄対象の「傷んだケーブル」と「1Aまでしか電流の流さないケーブル」です。

傷んだケーブルでは十分な充電性能が発揮できませんが、傷んでいるかどうかは、テスターで測定してみなければ、判断できません。

また、1.5A(アンペア)まで電流を流せる仕様のケーブルを購入しても、傷んでいれば、十分な充電性能が発揮できません。

次の豆知識は、

スマホの充電仕様を理解し、ケーブルを選ぶ。

です。充電器の性能が最大限に活かせるケーブルを買うことをお勧めします。なお、接続するスマホの充電に関する仕様を確認することより、自分に合ったケーブルを見つけることができると思います。

ここからは少し技術的な話に入ります。
とはいえ、あまり細かい内容には触れません。

実際に充電器や充電ケーブルを選ぶ際の参考になる情報を記載するに留めます。

次の豆知識は、

Androidスマホは、最低 2.1A(アンペア)の充電器とケーブルを使う。

初期のAndroidスマホは、500mA(ミリアンペア)という電流で充電していましたが、今どきこんな低電流でスマホを十分の充電することはできません。つまり、500mAの出力しかでない充電器は、捨てても良いレベルです。

充電器側のUSBの形状が Type-A(タイプA)で、スマホ側のUSBの形状がMicro-B(マイクロB)であれば、1.5A(アンペア)で充電ができるよう充電器やケーブルは、2.1A(アンペア)出力の充電器を使いましょう。

なお、スマホのバッテリが大容量化した今では、急速充電として販売されている2.1A(アンペア)出力の充電器も体感として決して急速ではないでしょう。

ただ、もっとも普及している充電器と言っても過言ではありません。とりあえず、100円均一で充電器や充電ケーブルを買う場合、最低限、2.1A(アンペア)のものを買いましょう。

次の豆知識は、

iPhoneで1A(アンペア)の充電器とケーブルを使うな。

です。iPhone 11 より前のほとんどの iPhone モデルには 5W の電源アダプタが付属していますが、その出力電流は、1A(アンペア)です。
これでは、iPhone 6s/6以降であっても十分な充電性能を発揮しません。
個人的には捨てても良いレベルだと思います。

なお、Appleには、iPadに付属する電源アダプタとして、10W(2.1A出力)のものと、12W(2.4A出力)のものがありますが、これらは、100円均一で買える汎用品の標準的な仕様です。

iPhone 8より前のモデルであれば、最低限、このレベルのものを使いましょう。

参考:Apple社ウェブサイト「Apple USB 電源アダプタについて

次の豆知識は、

iPhoneを高速充電するための最低限必要な出力は以下。

iPhone 8 以降は、18W 以上の電源アダプタ
iPhone 12 以降は、20W 以上の電源アダプタ

参考:Apple社ウェブサイト「iPhone を高速充電する

次の豆知識は、

USB Power Delivery を使うなら、USB Type-Cのケーブルが必須。

です。従来の充電器は、USB Type-Aのケーブルを接続するようになっていました。

最新のスマホで標準的になっている電力規格「USB Power Delivery(USB PD)」を使用したい場合、USB PD対応の充電器と、USB PDに対応したUSB Type-Cのケーブルが必要になります。

次の豆知識は、

主流のPD3.0は、最大出力が100Wですが、3AケーブルでもOK

です。USB PDの現在の主流はPD3.0であり、最大100Wの出力ができます。
供給する電力量は、以下の電圧と電流の組み合わせとなります。

5V3A つまり、15W
9V
3A つまり、27W
15V
3A つまり、45W
20V
2.25A つまり、45W
20V
3A つまり、60W
20V
5A つまり、100W

100Wの電力供給をするには、5A(アンペア)のケーブルが必要になりますが、60W以下の電力供給なら、3A(アンペア)のケーブルでもOKです。

次の豆知識は、

充電は、速ければいいってものではない。

です。USB PDのおかげでスマホの充電速度は、飛躍的に進歩しました。
元Googleのエンジニアが設立した中国の企業、Ankerでは100Wを超える出力の充電器がありますし、スマホメーカーも独自の規格で充電速度の高速化を図り、しのぎを削っています。

しかし、リチウムイオン電池というのは、高出力で充電すると早く痛みます。高い出力で電力供給するため、非常に高温になり、劣化が進むからです。いくら充電が高速化し、便利になったからといって、大きな電力で充電することは、スマホのバッテリ寿命を縮めることにも繋がります。

もし充電する時間に余裕があり、充電デバイスに使える費用も十分にないなら、無理に大出力の充電器を購入する必要はありません。

先の述べた最低限以上の充電器と充電ケーブルでゆっくり充電していくこともバッテリーを長持ちさせる方法といえます。
自身のライフスタイルにあった充電デバイスを用意しましょう。

次の豆知識は、

最終的には、充電速度は、スマホの仕様に依存される。

です。記事の最初の方でも少し触れましたが、スマートフォンは、USB PD対応の充電器から供給される電力量(電圧と電流)を制御することができます。そのため、たとえ大きな電力の供給が可能な充電器を使ったとしても、スマホで許容できる最大の電流(電圧 x 電流)に抑えられます。

つまり、スマホの仕様に依存するので、過剰な電力供給デバイスを購入することは、投資過多となり、お金の無駄遣いになって勿体無いです。

充電器と充電ケーブルを購入する際は、お手持ちのスマホの入力電力(電圧 x 電流)の仕様を確認し、その最大限の値をカバーする製品を選びましょう。

さいごに

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著者butakotobutaoは、Amazonアソシエイト・プログラム運営規約に基づき、Amazonのアソシエイトとして、適格販売により収入を得る者です。

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