本当はすごいウエスタンユニオン?!
以前、Western Union(ウエスタンユニオン)については、「国際送金にマイナンバーカードがなくて、海外で詰みかけた話(2024)」の記事で軽く触れました。
歴史も古く、海外在住者やその家族にとっては、とても有名な海外送金サービスですが、昨今、Fintech(フィンテック)の雄である Wise(ワイズ)の台頭によって、影を潜めた感は否めません。
Western Unionの良いところは、実店舗があるだけでなく、全国にあるセブン銀行のATMや「フィリピン送金サービス with BDO Unibank」といったアプリの利用にて海外送金できるだけでなく、送金先である国の多くの場所で現金受け取りができるという点であり、競合は少ないと言えます。
しかし、Wise(旧社名 TransferWise(トランスファーワイズ))や Revolut(レボリュート)、Sendyから移行した Smilesという海外送金サービスを提供しているデジタルワレットなどのフィンテック企業のように、海外の銀行口座にオンライン送金するような国際送金サービスに比べて、為替レートや送金手数料の面で見劣りすることが多かったと言えます。
そんな Western Unionですが、ひっそり(?)と始めていたオンライン送金サービスがあります。それは、「ウエスタンユニオンオンライン送金」です。
おそらく2019年に開始していたようですが、当初、このサービスを利用した人からは、使い勝手の悪さから酷評されたようです。
また、ウエスタンユニオンのウェブサイトやアプリを見ても、海外送金にいくらの送金手数料が掛かるのか、実際に送金手続きをしてみる(直前)まで分からないという料金体系の不明瞭さがあります。
上記のような、デジタルタトゥーのような口コミと、ブラックボックスのような料金システムのせいか、ウエスタンユニオンオンライン送金を利用した人の情報がインターネット・SNS上でほとんど見つかりません。
情報があったも、手数料の値上げ前の古い情報であったりするので、「現在のウエスタンユニオンのオンライン送金は、Wiseに代わる選択肢になり得るのか?」といったことが分かりませんでした。
そこで、今回、私が2024年に実際に利用したウエスタンユニオンのオンライン送金の体験とウエスタンユニオンのカスタマーケア担当者に確認した送金手数料について記事にしたいと思います。
そして、『国際送金における最適解』について、記事の最後にまとめています。
ちなみに私は、実質的な送金金額を調べるため、主要なフィリピン向け海外送金サービスを抜粋し、送金金額別に手数料等を差し引き、「1万円当たりの受取額」を比較する資料を作ってみました。
この結果から、ウエスタンユニオンのオンライン送金は、他社の海外送金サービスなどと比較しても、格段にコスパが良いと分かりました。
しかし、これはあくまで机上の話・・。
実際にこの金額で送金できるのか、
トラブルなくスムーズに送金できるのか、
そういった問題は、実際に送金手続きをしてみないと分かりません。
そこで、ウエスタンユニオンのオンライン送金の手続きを行う前に、手数料について、カスタマーケア担当者にチャットで確認することにしました。
なお、チャットでした質問は、以下の通り、本件と関係のないものも含みますが、あわせて紹介します。
手数料が分かる料金表をください。
「友人を紹介」の特典を教えてください。
SWIFT送金ですか。
そして、以下のような回答をいただきましたので紹介します。
質問1に対して
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