【フレンドクイズ解説】「このバンドの好きな曲はどれ?」
先日、ツイッターで「フレンドクイズ」なるものが流行っていました。
つまりは「私のこんなこと知ってますかクイズ」なんですけど、僕は「●●(バンド)で一番好きな曲は?」で4択クイズにしました。
結果は、最大で50%正解。
まあそんなの知るかですよね。
でも実は、ツイッターで一回は「これ好き」って発言した曲を選びました。
つってせっかくの機会なんで、答え合わせとともに解説をしてみましょう。
L'Arc~en~Ciel-Singin'in the Rain
ラルクではこの曲をチョイス。
ド初期。てかギターうめえ〜〜〜〜〜
僕がラルクを聞いたのはアルバム「ark」が初だったんですが、そこから作品を網羅するようになり、遡るとマァ〜なんて色気のあるオシャレで詩的な曲なんでしょう!
パキパキとした曲ももちろん魅力あるんですが、ラルクはやはりちょっとねっとりした雰囲気があるほうが好みです。
選択肢にあった「XXX」は世界一かっこいい「エビバディ!!」が聞けるのでおすすめです。
Syrup16g-イマジン
Syrup16gは僕の人生でも大事なバンドなので迷いましたね〜
でもやっぱりこのどうしようもない悲壮感はやはりイマジンかもしれない。
「将来は素敵な家とあと犬がいて、最終で帰ってもおかえりって目をこすって」
からの
「朝日または夕暮れ。それすらもどうでもいい」
このギャップは文学すぎる。
将来をキラキラと思い浮かべてみても、実際は眠れないままうつらうつらと朝なのか夜なのかわからない現実…
経験ありますね…
朝日って恨めしいんだよな。
選択肢にあった「負け犬」がやたら選ばれているのが面白い。名前の強さかしら。
泉まくら-愛とよべよ
私のiTunesおよびSpotifyでのダントツTOPの再生数。
なぜなら寝るときめっちゃ聞いてるからです。
このダウナーさとチルさは暗くしてから聞くと没入感がすごい。
歌い出しの
「ドラッグストア、駐車場、白の軽が揺れる。そばにいてよずっと、助手席がせがむ。見つめ合う2人。夜中1時1人。しょうもない私」
の描写力は日本語の歌詞の中でもトップクラスだと思います。
この2行で地方都市のしょうもないカップルが思い浮かばれます。
マジでトップの歌詞。
cinema staff-西南西の虹
(問題文で「西南西の風」って書いてました。はずかしー!誰か言ってよ!)
しょっぱなからトップギア!ギターのかっこよさ、曲の展開がまあスリリングなこと。
エモやオルタナを愛するシネマだからこそ、生まれる郷愁の切なさもまたいい味。(東京から見て、彼らの故郷である岐阜が「西南西」だからというテーマの曲)
こんな気持ちいい曲、弾きてえな…
RAD WIMPS-なんちって
先日、新宿2丁目でRAD WIMPSナイトが行われているのにだいぶ引っ張られてますが。
ラッドでなにが一番好きかなって考えるけど高校のときからずっとこれは聞いてるなあ。
このミクスチャー感とちょうどいいラフさが僕はラッドの持ち味だと思いますね。ラップとバンドのハードさとか。
絶対ライブでみたい。いつかライブでもやってみたいなあ。
ASIAN KUNG-FU GENERATION-飛べない魚
B面の曲だからもしかしたら天下のアジカンでも認知度はそんなかも。
やはり陰キャロック少年でしたから、高らかに歌い上げるアジカンも好きだけど、マイナーコードの曲がやっぱりビビっときちゃうんですよね。
Aメロのコードカッティングがすごくいい。アジカンらしくもないけど。
選択肢のNo.9は次点で好きな曲かも。こっちは踊れるアジカンだね。
ストレイテナー-Man Like Creatures
ストレイテナーは僕がギター始めるきっかけになったバンドだし、これも思い深くて迷ったなあ。
2人時代から聞いてるから。
でも4人になってから、どんどん音がクリエイティブになって進化していく過程のテナーがメッチャクチャ好きで。
この曲は、エレキギターとガットギターのアルペジオが重なって、そこにエレクトロのドラムが重なり、かと思えば生々しいベースが味を足して…そこに最後の展開でシンセで分厚くなるっていうのを4人で完結させてるのが綺麗すぎて本当に好きです。
僕がシンセを弾くきっかけももしかしたらこの曲かも。そう思うとギター始めるきっかけもシンセ始めるきっかけもストレイテナーなんだな。
選択肢にあったDiscographyはテナーの中でもギターをコピーするのに苦戦した曲でして。歌の拍とギターの拍が微妙に違うのが難しかった〜。
ゆらゆら帝国-ゆらゆら帝国で考え中
90年代サイケデリックロックの金字塔、ゆらゆら帝国。
こちらも大好きなんですが、代表曲を選んでしまいました。ブルージーでいいよね。
「俺は今3歳だけど2歳の頃からわかってたぜ」
の歌詞が好きすぎるんだよな。
なんて美しい日本語なんだ。おっさんなのに。
つまりは「そんくらい簡単に、生まれつきの常識だぜ」ってことなんだけど、この上ない説得力だよね。
チャットモンチー-コスモタウン
チャットモンチーも、アジカンと同じくB面が一番好きだったりします。
この曲、作曲を本格的にするまでは「ポップで元気でいい曲〜歌詞は切ない〜」くらいの認識だったんですが、作曲するようになってビックリ。
たった2コードでできてるという…!
コード多くして曲を書けばポップスに近寄る、少なくして書くとロックンロールやパンクに近づくという法則はあるけどこの曲は2つのコードだけでポップスになっている…
やはり橋本絵莉子、あなどれない…
THE NOVEMBERS-dysphoria
ノベンバもムズ〜〜〜
人生で一番好きなバンドはノベンバです。なのでこれも迷いました。
が、やっぱりシャウト曲を選んじゃう。
サビ(と呼んでいい場所)が全シャウトなのは気持ちよすぎる。
怪しいリフギターも、間奏のノイズまみれなのも俺すぎ。
この曲を聞くと、俺は俺が聞いてきた曲で作られてるんだな〜と実感します。当たり前だけど。