フィリピンで財布落とした時の話
こんにちは、うっちゃんです
今回は、フィリピン旅行中に財布を落としたときのエピソードを書かさせていただきたいと思います。
それは、フィリピン旅行2日目、両替えをした日の昼下がりでした。
今回はフィリピン人の友達(夏休みに語学研修に行った時に先生と友達になった)に会いに行ったので、その友達と遊んでいたときのことです。
夜ご飯は違う友達と約束があったので、「それまでお茶しよう」となり、みんなでショッピングモール内にあるカフェでタピオカを飲み、久しぶりの再会を喜んでいました。
そんな中、事件は起こったのです・・・
タピオカも飲み終わり、移動しようとジプニーに乗り、お金を払おうとバッグをごそごそ・・・ごそごそ・・・あれ・・・?財布・・・?
「えっ財布ない」
「え、まじ?さっき両替したの150,000円分のフィリピン通貨とクレジットカード入ってるのに!」
「フィリピン旅行の資金が!というかクレジットカード不正利用されたらどうしよう!」
もう一瞬でパニックになりました。
とりあえず、カタコトの英語で友達に「財布なくした!」と伝え、急いでカフェが入ってるショッピングモールに戻り、手分けして探し歩きました。
カフェは友達に任せ、私はトイレに探しに行きました。すると、清掃員のひと(ずっといる)が「あなたこれ忘れたでしょ」と言って、他の友達に渡そうと思っていたお土産が入っている袋を渡してくれて「これも忘れていたのか」と自分でも驚き、「でも、見つかって良かった・・・この中に財布は言ってるかも」と、急いで財布が中に入っているか確認すると・・・
「入ってない・・・」
一瞬だけこの中に入っている希望を抱いた私は、また絶望に打ちひしがれました。
私は最低な人間でありまして、この袋を見つけてくれた女の子が財布を盗んだのでは・・・?と思ってしまい、何度も聞きましたが、その女の子は「盗んでない。ただ見つけただけ。財布は見てないよ。」と言うだけでした。
残す希望は友達がカフェから財布を見つけてくれることのみ・・・
全力で何かに願いながら友達を待っていると、
「カフェにはなかった。」
「防犯カメラも見せてもらったけど、財布は映ってなかった。」
「・・・。」
このときのショックは今でも忘れられません。思い出しただけで涙が出そうです。(3ヶ月くらいしかたってないけど)
もう手の施しようがなく、ケータイがあるだけ良かったと思い、もう諦めてその後の対策をしました。
クレジットカードの会社に電話をかけ、カードを止めてもらい、警察に行き、届け出を出しました。(警察に行かないと、もしカードを不正利用されていたときに保証がきかないことがある。)
このとき、友達が現地語で私の代わりにすべて、状況説明をしてくれて本当に助かりました。
もし、現地語の話せる友達がいなかったら、異国の地で一文無し、言語もまともに通じないという心細い状況の中で事情聴取を受けていたでしょう。(フィリピンでも田舎のほうで、結構年が上の人は英語があまり話せなかったり、とてつもなくなまってたりする)
想像しただけでも恐ろしい・・・
冷静になってよく考えてみると、わざわざ私のために時間作ってくれたうえ、財布捜しに付き合わされたのにもかかわらず、ずっとパニクった私のことを励ましててくれて、優しすぎる。
ほんとにありがとう・・・フィリピンに届けこの想い・・・
そのあと、別のフィリピンの友達と夜ご飯の約束をして、今回の旅の目的が「フィリピンの友達に会いに行く」だったので、あまり気乗りしませんでしたが、一緒にご飯を食べました。
だけど、財布なくしたのショックすぎて、せっかくのおいしいフィリピンの海鮮料理が喉を通らない・・・めっちゃおいしいし、おなかも空いてるから、もっと食べたいのに食べれない。なんだこれ。
あぁ、これが恋したときに胸がいっぱいでご飯が食べられなくなる現象か。
少女漫画でよく出てきたけど全く理解できなかったあれか。
そのとき初めて少女漫画の主人公の気持ちが分かりました(違う)
とまぁ、最悪の一日が終わろうとしていたそのとき、奇跡は起こったのです。
ふと、スマホを見ると、そこには知らないフィリピン人からメッセンジャーが届いていました。
「何だろう。」と思ってメッセージを開いてみると・・・
「今日うちのカフェ来ましたか?」
と昼間にタピオカを飲んだカフェの店員さんからメッセージが。
「え?え?まさか!?!?!?」
私は速攻で
「行きました!!!3時くらいに!!!財布の忘れ物についての件ですか!?!?」
と返信すると、
「はい、私があなたの財布を預かっています。中身のお金も無事です。今からお店に取りに来れますか?」
と。
「よかったぁぁぁぁぁぁぁぁ(; ;)」
※この方が連絡をくれたほぼ同じタイミングで、友達から「財布が見つかったと警察から連絡があった」とメッセージが入りました。
「お金も全額帰ってくるとかフィリピン人優しすぎでは????」と、フィリピン人全員に感謝しながら、夜だったので、ちょっと怖かったけど一人でタクシーでお財布を取りに行きました。
カフェにたどり着き、店員さんに全力で感謝し、「あなたの財布なに色?」とか「中身いくらはいってた?」とかからかわれながら無事お財布回収。
ほんとに良かった・・・
そのとき、なんで私の連絡先知ってるのか聞いたところ、クレジットカードに書いてある名前でFacebookで検索して見つけたそうです。
「珍しい名字で良かった」と心底思いました。下の名前は普通なので、佐藤とかだったら絶対見つからなかったと思います。
というか、そこまでしてくれる店員さん優しすぎる・・・
いまこうして書いて思い返してみると「本当に奇跡だったなぁ」と改めて痛感します。
ちなみに、お財布はカフェのソファーの下に落ちてたらしいです。自分、気緩みすぎ。
最後に
最後まで読んでくださった方、ありがとうございます。
「フィリピンはちょっと怖いな」というイメージがあると思いますが、優しい人もたくさんいます。
日本に来ているフィリピン人も、話しかけてみたら、私の友達のようにとても優しくて面白い人かもしれませんね。
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