省エネ基準をクリアするためには
省エネルギー基準(省エネ基準)には外皮平均熱貫流率(UA値)、冷房期の平均日射熱取得率(ηAC値)、一次エネルギー消費量に地域ごとの基準値が設けられています。
(暖房期の平均日射熱取得率(ηAH値)に基準値はありません)
では、省エネ基準をクリアするためにはどうしたらいいのでしょうか。
外皮平均熱貫流率(UA値)
外皮平均熱貫流率は、住宅の断熱性能を表しています。
そのため、外皮平均熱貫流率の基準をクリアするためには断熱性能を高める必要があります。
冷房期の平均日射熱取得率(ηAC値)
平均日射熱取得率は住宅内に入る日射熱を表しています。
そのため、冷房期の平均日射熱取得率をクリアするためには、夏の日射を遮る必要があります。
一次エネルギー消費量
一次エネルギー消費量は住宅のエネルギー消費性能を表しています。
まず外皮平均熱貫流率、冷房期の平均日射熱取得率をクリアすることが基本となりますが、その上で省エネな設備を選択してエネルギー消費を少なくする必要があります。
省エネ基準の基準値
基準値は地域によって異なります。
基準値は気象により市町村単位で分かれていて、全国を8地域に分けています。
外皮平均熱貫流率の基準値は寒い地域ほど基準が厳しくなります。
冷房期の平均日射熱取得率の基準値は暑い地域ほど基準が厳しくなります。
基準値が設けられていない地域もあります。
外皮平均熱貫流率は8地域に基準値がありません。
冷房期の平均日射熱取得率は1~4地域に基準値がありません。