ひもQを救いたい。
史上最長、超ひもQ。
このグミはお菓子という枠組みを超越した存在だった。
そんなヒモ界のレジェンドが、2019年7月を持って、生産終了する。
生産終了の理由は、製造設備の老朽化。
え、、、そんな理由かよ。
売上不調ならまだしも、設備の老朽化だったらひもQになんの非もないじゃないか。
こんなことがあっていいのか?
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ひもQでやりたいことはたくさんあった。
「ひもQで二重跳び」「ひもQミサンガをつけて旅行」「ひもQのムチで攻撃」などなど...
もし自殺する日が来るとしたら、ひもQで首を吊りたい。
そう思えるくらいひもQが好きだったし、それほどまでの可能性があった。
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訃報を受けて、さっそく四国旅行でひもQのミサンガをつけた。
こうやって作って、
こうやってつけた。
ミサンガのひもQは、太陽に透き通って綺麗だった。
さらにいい匂いだし、腹が減ったら食えるし、強度もばっちりの万能アイテムだった。
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ひもQでただミサンガを作ってつけて、それで終わりではない。
なぜならひもQは食べ物だから。
食べてこそ本当の終わり。
美味しく食べてこそのひもQ。
ただ食べるのではなく、子ども達の前で食べることにした。
おもむろに「ミサンガを食いちぎる人」になって、子ども達を驚かせたかった。
大人は凄いんだぞと言うことを、知らしめたかった。
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しかし平日昼間ということもあって、子どもがいない。
朝ひもQをつけてから、8時間ほどたった。その間つけっぱなしのひもQは、どこに行ってもばれなかった。それはそれは綺麗なアクセサリーだった。
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とあるサービスエリアで子ども発見。
5歳くらいの男の子。
さりげなく隣のテーブルに座るも、ちびっ子はお父さんと喋るのに夢中で、こっちを向かない。
20分くらい経って、子どもが帰ろうとした時にこっちを見た!
今だと思い、左腕のブレスレットを噛みちぎった。
まるで肉を食うかのような猟奇的な形相で食った。
勢い余って、左腕をちょっと噛んだ。
子どもは不思議なものを見るような目でニコニコしながらこっちを見ていた。
そして、一言も声を発さずニコニコしながらお父さんに連れられて、帰っていった。
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もう一度、ひもQミサンガやりたいです!
明治さんお願いします!!
ひもQをもう一度生産してください!!!
製造設備を新しくするにはいくら必要なんですか?
いつまでに、いくら要りますか?
営業部長、そして工場長にはいくら包めばいいですか?
ひもQファンの皆さん、クラウドファンディングしましょう。