正社員を辞めた20代女子は何処へいく
わたしが卒業した高校の卒業アルバムの末筆に
こんな一文がありました。
「今、つらく苦しい思いをしながらこのアルバムを見ているなら
すぐに閉じて欲しい。
あの頃は楽しかったなあっと
思いながらアルバムを見ているのなら、すぐに閉じて欲しい。
今の逆境を乗り越えた後に、ゆっくりとアルバムをみて欲しい。
きっとそこには、違った景色が見えているはずだから」
という一文です。
卒業したてのわたしがこの一文を読んだ時には
「苦しい事から逃げたらダメですよ」
という意味として軽く流してしまった。
この一文を書いたのは生徒ではなく、教師だと思う。
おそらくこの教師は過去につらい思いをして自分が卒業した学校の
アルバムを見たのであろう。
そして、一時ではあるが癒されたのでしょう。
しかしそれだけでは何も解決しない事を、
最後に生徒に伝えたかったのだと思う。
正社員を辞めた20代女子の行先は
学校を卒業して社会人になり、人間関係に疲れ果て
退職した女子。
おそらく学生時代が懐かしく感じられるであろう。
それと同時にこれからの自分の身の振り方を考えなくてはいけない不安。
少し休んでその後に派遣社員でもやろうかなぁ。
みたいな感じかな。
それとも、やりたい事があるからそれに向かってスキルを上げよう。
とっ思っている人もいると思う。
どちらにせよ、しっかりと収入を得て社会人経験を
積んだほうが良い。
失敗は若い時にやりつくしてしまいましょう。
その経験を元に自分の向き、不向きがわかってくると思います。
結婚をして家庭を持つと、女性は自分の時間を作りにくくなります。
(男性も同じですが)
子供ができるとなおさらで、自分の事よりも家庭を守る事が
使命になってきます。
子供が急に熱をだしたら、仕事どころではなくなります。
今のわたしの職場でも主婦が働いています。
時々、有給休暇を使って休むのですが
その方曰く
「自分の為に有給休暇を使った事は一度もない」という。
休みは全部、家の都合で使っているそうです。
このような話は、複数の働く主婦が口をそろえて言っていました。
子育てが一段落した後に待っている事
子育てが一段落して、やっと自分の時間が持てるようになってから
腰を落ち着けて仕事をしようと思った時に
自分の向き不向きが分かっていないと
何の仕事をしたらいいのかわからなくなってしまいます。
なので、若い時にできるだけ多くの事をやっておきましょう。
派遣社員で働くのもよし、正規社員を目指すのもよし。
一番やってほしくないのが、親のすねをかじって社会と
つながりをもたない事。
そんな姿を学生時代の友達にみせたくはないでしょう。
わたし自身、新卒で会社には勤めましたが
人間関係でつらい事もあって、ついつい
卒業アルバムを見てしまった。
その時に、冒頭の一文を目にしてドキリとした記憶が
30年以上たった今でも忘れられません。
あの文を書いた先生は、全てお見通しだったという事かー。
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