ハロプロの2番の歌詞は、やはり良い。
10月に投稿した前回の記事が自分史上一番読んでもらえたので、またハロプロの2番の歌詞で好きなものを取り上げていきたいと思います。
まだ読んでいない方はぜひ。
The Vision(2016) モーニング娘。'16
「未来なんて たった今の積み重ね」
言ってしまえばめちゃくちゃ当たり前のことですが、この曲の感じで言われると妙に刺さりました。
未来とは今という瞬間の連続によって構成される、つまりは「涙の未来」、「汗まみれの未来」とは「涙の今」、「汗まみれの今」とも言い換えられるってことですよね。今辛いこと、苦しいことを頑張ってみて積み重ねることで「麗らかなMy Vision」を叶えることができるんです。
今が涙や汗にまみれることと、これから先に素晴らしい景色が見えていることを同時に肯定してくれる、そんな歌詞だと思いました。
スッペシャルジェネレ~ション(2005) Berryz工房
この曲のイントロはハロヲタたるもの一度は叫びたいと思いますが、今回は2番の話です。(自分は25周年コンで成し遂げれました)
ここの部分はたびたびTwitter(現:X)でも考察されていて、それを読んで目からウロコでした。
池袋はJRから西武、地下鉄など様々な路線が通る大きな駅です。山手線で言いますと、環状の路線の北のてっぺんに近いでしょうか。そこから西に下る(内回り)と渋谷や原宿などいわゆる若者の街が並びます。東に進む(外回り)と”老人たちの原宿”こと巣鴨に着くんです。
要するに若いころから年老いても孤独など感じさせないでえ・い・え・んに愛してほしいということ、とのことです。
他にも埼玉との玄関口ということで、地元が埼玉の子なんじゃないかとかもありましたが、一番しっくりくるのはこれっぽいですよね。
つんく♂さん本人から聞いてはないので真意はわかりませんが、だとしたらやっぱすっごい(すごぉい)。
VIVA!!薔薇色の人生(2017) カントリー・ガールズ
20:38〜
切るところがなくて長くなってしまいましたが、マジでいいですねぇ。
「未だ」と「いまが」で韻を踏んでいるのもいいですし、言祝ぐとかいう難しい単語を歌に落とし込む技術はやはり、さす雨(さすがは芥川賞ノミネート作家の児玉雨子先生)と言ったところ。
「浮いてる」んじゃなくて「個性的」と言う前向きな姿勢もカントリーガールズっぽくて最高ですし、懐古も革新もみな受け入れるというのもめっちゃいいです。「ごめんね」が入っているのもたまらないですね。
GO TO THE TOP!!(2016) こぶしファクトリー
この曲はリンクを載せましたアカペラバージョンで初めて聴いてのですが、それっきり超絶好きです。ってかこぶしのアカペラは全部好きだしもっと聴きたかった。。。
自分はハロプロの楽曲からは基本的には励まされたいタイプなので、この曲は一曲通して元気をくれる歌詞とメロディーなのでピッタリです。
そんな曲を2番歌詞のまとめにピックアップした理由は一つです。
「栄養ドリンクを グビッと!」
ここです。
みんなに元気を活力を与えてくれる(力強さ的にはぶつけてるぐらい?)心の応援団、こぶしファクトリーも栄養ドリンクを飲み干して頑張っている瞬間があるんだということがうかがえて、めちゃくちゃ親近感を湧かせてくれる歌詞に感じました。
栄養ドリンクをグビッと飲んでジャケットを片手に仕事に向かう人を想像したらそれはそれで仕事人感があってめっちゃかっこよくないですか?!
この一文に撃ち抜かれちゃいました。
愛の軍団(2013) モーニング娘。
まーちゃん(佐藤優樹さん)も何かでこの部分に言及していたけれど、本当に人間って近くにある時には意識しないくせに、失って初めてありがたさを知るんですよねぇ。めちゃわかりすぎてつらいです。
「無いものねだりが人間でも ありがたさを知れ」は遠くに行っちゃう前にありがたさに気が付け!という意味で合ってますかね?
孤独というのは失ったものや人のありがたみに気が付いた状態ということですかね。
大きな力というのは何のことなんでしょう?
自分の愛をあきらめ没個性的になっていくこと、とかですかね。
この曲をまとめるならば、「たとえ何かを失うことになっても自分の愛(本能)から目を背けずに戦って行くんだぞ」ということになるかもしれないですね。歌詞全体としては壮大な感じがしますが、テーマ的には心の内の話ということで「ミクロ」と「マクロ」ということですね。This is the HELLO!といった感じ。
ナインティーンの蜃気楼(2020) つばきファクトリー
28:56〜
中島卓偉さんと児玉雨子さんのタッグなんてチキンナゲットとバーベキューソースくらい最強ですよ。(マスタードソースも大好き)
この曲も全体通して文学を感じるんですが、この部分が無性に気になってたまらないです。
実際自分も「うまい具合ゆくと思って」ましたし、「このままじゃやばい」かもと思いつつも決断をしきれてない部分があって「ほんのちょっと」のきっかけが欲しいな、と感じていたのでぶっ刺さりでした。
「ほんのちょっとすごいなにか」なんてなにも具体的なことを言ってないのに、だからこそなのかもしれないけどインパクトがすごいなと思いました。
さす雨(さすがは芥川賞ノミネート作家の児玉雨子先生) パート2です。
勢い余っていつもの4選を飛び越え6選になってしまいましたが、いかがだったでしょうか?
まぁ前回と合わせて10選になったということでご勘弁ください。
読んでくださった皆さんの好きな2番の歌詞がありましたら教えてくださいね。