新興国投資信託の今後は?


2010~20年代は、米国株が非常によい成績でした。
アノマリー的には、10年間続いたブームは次の10年間は続かないなんて話しもあります。

1980~90年代は日本株
90年~00年代は米国株
00~10年代は新興国株
10~20年代は米国株

となっています。

ちなみに、新興国株の中でもっとも有望だと言われているのが、インド株です。

理由は人口の増加率です。
遠からずにインドは中国の人口を抜くことが確定しています。

では、投資対象としてインド株はどうなのか。
個人的には

短期的には無しではない
長期的には無

です。
ただ、私はメインにおくことは考えていません。

なぜか。

一つは、長期投資をしているからです。
長期的に見た時に安定的な国かは少しあやしいです。カントリーリスクがあるためです。
新興国は、政治的に不安定です。
いまだに国境付近で揉めていて地政学的リスクがあります。
このような政治が安定していない国は急に予期せぬ方向に動くことがあります。
つまり、ハイリスクハイリターン。
例えば、中国やロシアが良い例です。

また、インド個別株はリスクが高すぎます。
そう考えると投資信託やETFですが、インド投資信託は、手数料がかなり高いですね。
例えば、S & P500などのインデックスの信託報酬は0.1%以下ですが、普通に1%を越えてきます。更に、購入時手数料が3%以上取られます💧

そして、純資産総額が小さいですね。
1000億を越えているものはまだほとんどありません。

という理由で個人的には、インド投資信託を買うことは私はないですね。
では持っていないかというとそんなことはありません。
私が持っている全世界株の約1割は新興国です。大体そのうち1割はインドへの投資になってますので、資産の1%ぐらいは、インドへの投資になっています(笑)

では、インド株式の恩恵を少し受けたい場合はどうすればよいか。
一つは、emaxis slim 新興国インデックスのような低手数料のものに投資してみるのも一つです。
手数料は、0.1%ぐらいですし、加重平均で国が割り振りされていますので、もしインド株が暴騰すれば、インドの投資割合が高まります。
ちなみに、emaxis slimのインドの組み込み割合は、13%。1位は、中国の30%です。

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