住宅ローンは変動から固定金利にするべきか
ゼロ金利解除が示唆されはじめています。
現在住宅ローンを借りている人は固定金利などに変更の必要があるのでしょうか。
例えばですが
○現在変動金利0.4%でローンを借りている
○固定金利1.8%と仮定
このような場合どうなのでしょうか。
差し引き1.4%の金利差です。
これは何回分の金利上昇でキャッチアップできるかを考えます。
原則、金利上昇は0.25%幅にて上昇させます。
従って、1.4%上昇は、約6回分の利上げに相当しますね。
しかし、初めは、ゼロ金利解除がありますので、約7回の金利見直しがあった際に始値1.8%をキャッチアップします。
日銀金融政策決定会合は、年間8回です。
ちなみに、過去約30年間 短期金利は0.5%を越えていません。
さてどうでしょうか。
普通に考えて、30年間変わらなかったことを一気に変えることは考えにくいかと。
1回のゼロ金利を解除するだけでも、日銀はこれだけ慎重なのにです。
また、7回以上上がったと仮定しても、その金利がずっと続くでしょうか。
景気は浮き沈みがありますが、ずっと景気が良いというのはかなりの難易度です。
また日本の中立金利は1%と言われています。中立金利とは景気を良くも悪くもしない金利です。
つまり、1%まで金利がいつか上昇したとして、まずはここでstopし、それ以上あげるのかというのをかなり慎重に判断するのが普通かなと感じます。
なので、基本的には変動金利のままで良いと個人的には考えます。
勿論未来は読めませんが(笑)