【妊娠7週 稽留流産】子供がそこまで欲しくなかった私の、妊娠~流産まで。④
帰宅後
19時頃、アパートの駐車場に着いたら夫が車から家の中までしっかり体を支えてくれて有り難かった。すぐに寝巻に着替え、薬を飲む。一瞬、手持ちの鎮痛剤を一緒に飲んだろうかと思ったが、先生に許可を得てないし(事前に調べて飲んでもさほど問題ないことは知っていたが)、飲むとしてもよっぽど我慢できなくなってからにしようと思いとどまる。
麻酔の影響なのか、倦怠感がひどいうえに何もしゃべりたくない、見たくない、聞きたくなかったのでとにかく布団に入った。腹痛はそれほどでもないが、なぜか太ももや股関節がひどく重だるく眠れる気がしなかった。私、これからずっとこんな状態だったらどうしようと、弱気になる。(後から調べたら、子宮収縮剤の影響で、よその筋肉に作用する場合があるとのことでそれだったかもしれない。)
結局、終わってみて一番つらかったのが、手術直後からこの帰宅後の時間だった。
眠れないので携帯を見るも何も頭に入らない。眠れないまま数時間が経過した。なぜか何度もトイレに行きたくなった。そのうちうとうとしてきて、すこしだけ眠った。そして夜中に目が覚めたら、隣で夫が布団に入って寝ようとするところだった。倦怠感や太もものだるさもマシになっていた。おお、なんか回復しているぞ! 麻酔が抜けたのかな!?
携帯を見たら、YouTubeアプリから通知が来ており、推しのYouTuberさんがライブをしていたではないか。ライブは既に終わっていたが、このYouTuberさんはライブをアーカイブに長いこと残さないので、残っているうちに! と慌てて布団にイヤホンを持ち込んで視聴する。だいぶ余裕が出てきたのを自分でも感じた。
これにだいぶ癒され、救われた。夫にじゃねえのかよ、思ったが、夫が隣にいてくれる状態で、それを視聴したということが良かったんだと思う。意外なところで推しに救われた形となった。
その後は朝までしっかり寝ることができた。