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2023年9月月報

2023年9月について。これまでに比べて怒涛の勢いで終わってしまった気がする。(今月めっちゃ長いぞ!)


日々のこと

ホームシックはすっかり良くなりました。コンビニに行きたいという気持ちはあるし、友達とか彼氏に会いたいなーと思うけど、8月の強烈な寂しさとは全然違う。精神的に受け入れたのだろうか?むしろあと2ヶ月でこの国とさよならしなきゃいけない方が寂しいかも。

最近はすっかり春めいてきて、コートのいらない日も増えてきた。私も急いで春物をショッピングモールに買いに行って、気分も盛り上がってきた。そして何より、桜を筆頭に花が咲いてて歩いているとテンションがあがる!

カモの赤ちゃんかわいいねえ

私の住んでいるクライストチャーチという街には大きな公園があって、そこに桜並木があるのだ。私の家から市内に出るときには、この公園の中を通って行く必要があるため、しばらくバス移動が楽しかった(といっても土日だけですが)

圧巻の桜並木

今年は3月にも新宿御苑でお花見をしたので、桜ばっかりみている。こっちではいわゆるお花見みたいなものはないし、基本的に屋外での飲酒が禁止されているようなので、みんな写真を撮って眺めて終了。健全。
以前、代々木公園にお花見しにいった際に、深酒したおじさんたちが警察沙汰になっているのを見て以来、お花見はなるべく禁酒の場所でするようにしている。怖いので……。

これは新宿御苑の桜。ピンク系でかわいい。

仕事については、やることがない〜と思っていたので、やりたいこと・やるべきだと感じることをまとめて日本の上司と1on1をした。やるべきですね、ということで合意したので、その内容をまとめて今度はNZの上司と1on1をした。
ウジウジと一人で悩んでても仕方ないし(というかその状態で誰かが助けてくれる訳でもなし)、ともかく今の悩みをバーっと文章化して打ち合わせ設定してしまった方が楽だし後々いいんだよね。ひとまず帰国までのタイムラインが見えてきたので、非常に働きやすくなったと思う。

適当に入ったカフェが最高だった

と、まあやることは明確になったんですが、全然時間が足りない!なんなら日本の仕事もやってるから単純に1.5〜2倍くらい働いていることになる。その割に給与が低くてゲーって感じ。今の職場の人は好きだし、やってることもそれなりに楽しいけど、ともかく待遇がカスなんだよねえ……。

インボイス反対署名の受け取り拒否の話とか見ちゃうと、このまま日本にいていいのかな?大丈夫かな?と思ってしまい、今後の働き方を少し考えなければと思っている。
こういうライフワークバランスの話を同世代の人とガッツリする機会が欲しいな〜と感じているのだけれど、あんまり近い人だと難しいかな?という気もするし。
帰国が近くなったらアンケート的なものをとって、同意してくれた人とがっぷり話したいですね。そんな時間あるのか?

生活のこと

生活の小ネタを箇条書きにします↓

  • 最寄りのスーパーの名前が変わっていた。びっくり。でも私はこれからもCountdownと呼び続けるからな!

Woolworths…
  • Hokey Pokeyのチョコがめちゃくちゃ美味しくて食べまくってしまう。危険。お土産に買ってかえる。NZチョコ美味しくてラブです。

  • 会社の近くにあるホットスナック屋のスパイシーチキン棒みたいなやつがめちゃくちゃ美味しい!ホットドック頼んだらアメリカンドッグ出てきたのはびっくりしたが……。全体的にクオリティが高いので、週1で買い食いしている。

  • 2週ごとにあるLanguage Exchangeの会で行った日本食レストランのラーメンが美味しくなくてガッカリした。麺もイマイチだったが、スープが薄くてな……。これなら袋麺作ればいいじゃん、と思った。

いまいちラーメン
  • よく行く図書館に漫画があることがわかってびっくり。英語学習のために金カムを読もうかな。Chitatapu!

  • オートミールを食べてみたら全然美味しくて、古米に払う予定だった2500円が300円で済みました。ラッキー!

  • 毎週のようにムール貝(グリーンマッスル)を食べているのだが(好物なので)、帰国したら食べれないなと切なくなっている。ワイン蒸しに常飲ワインを使っているのだが、それももったいなくてちびちびと蒸している。

  • 会社の人に話しかけられたもののうまく聞き取れなくて的外れな回答をしてしまう。すごい落ち込んだけど仕方ない……。ただ来ていても英語は喋れるようにならないんだよね。ペラペラになりたいよ〜!あとLovelyとかCoolとかをナチュラルに言えるようになりたい。

  • サマータイムが月末から始まったが、7時すぎまで明るくて変な感じ。でもお店のCloseは変わらないので、特にやれることが増えたわけでもなく……。

観光のこと

9月の初めにはリトルトンという港町の朝市に行ってきた。目的は有名らしいピザ屋でピザを食べることだったのだけれど、何やかや色々買い食いして楽しんだ。市内から30分くらいで行けるけど、町並みがちょっと違うので面白い。

こっちの犬って脚が長い気がする

ちょっと肌寒かったのでスープを飲んだら、これがまた美味しくて!本当はミートボールのが良かったのだけれど売り切れで、パプリカスープに。でも美味しかった〜!パプリカパウダーって欧米だと結構メジャーだよね。ハンガリーで食べたスープも美味しかったな〜

パプリカとトマトのスープ

あとクラフトビールをペットボトルで売っていたので、夜のお供にしようと思って購入。店員のお兄さんが優しくて少しおしゃべりした。(成長!)
最後に「みんなでパーティかな?楽しんで!」と言われたが、私は別に1.5Lくらいのビールなら一人で余裕で飲めるので、晩酌に飲み切りました。すっきりしてて美味しかった!日本に持って帰れないのが残念。

すぐ横の醸造所から汲んできてくれる。リトルトンでしか飲めないらしい。

リトルトン遠征は非常に楽しかったのですが、唯一残念だったのはオーガニックカフェで飲んだチャイラテが恐ろしく不味かったこと。ミルクか!?ミルクが悪いんか!?!?行かれる方は気をつけてください。

見た目はこんなにも美味しそうなのに……

9月の終わりには少し遠出してオアマルへ。最初はペンギンを見るための旅行だったのですが、スチームパンクの博物館があることがわかり、それも一緒に楽しむことに。
クライストチャーチからオアマルはバスで3時間半くらい。本を読んだりウトウトしたりしていたらすぐ着いた。
良さげなレストランで腹ごしらえをしてスチームパンク博物館へ。

うまパスタとうまワイン

このスチームパンク博物館が素晴らしかった!そもそもスチームパンクとは以下のようなものです。

「スチームパンク」はSFジャンルの一つで、「スチーム(蒸気機関)」と「サイバーパンク」を組み合わせてつくられた造語です。 蒸気機関が主要な動力源として普及している世界が舞台になっており、架空の蒸気機械や、人体と機械を融合させた表現も見られます。

minneとものづくりと より

私は基本的に機械が大好きなので楽しめるかなーと思っていたのだけれど、この博物館が少しホラーチックな作りをしているのも最高だった!無駄に骸骨が多用されていて素晴らしい……。広い博物館ではないのだけれど、2時間近く楽しんでしまった。

一番好きだった展示。ガーディアンって書いてあった。Cool!

エイリアンに信号を送るオルガンとか、機械でできた動物とか、よく考えてるなというものもあれば、ただカッコいいだけの機関車とか自転車とかね。映像作品もあって面白かったです。近未来的だった。

なぜかチームラボみたいな部屋があった

ちなみに入口兼出口に衣装が置かれており$5で撮影ができるのですが、私はどうしてもこの被り物をしたくて撮ってもらいました。その後も色々衣装を着て写真を撮り、大満足。どうせ二度とこないのだから、たくさん撮っておかないとね……!

かわいい

夜は念願のペンギン見学ツアーへ。野生のペンギンたちがコロニー(居住地)に戻ってくるところを静かに見学するというプログラムでしたが、+2000円払って高い方の席にしたら、すごく近くでペンギンたちを見れて大満足!ブルーライトが悪影響なので写真撮影はNGだったのですが、めちゃくちゃ可愛かったです。

本当にこんな感じだった。動きがかわいかった〜〜

帰り道に空を見上げたら満点の星空でびっくり!宇宙に思いを馳せつつホテル周辺に戻り、滑り込みでオシャレなバーで軽い夕食。適当に頼んだカクテル(Lemona)がとても好みの味で気分が上がり、会計時に店員さんに「めっちゃいいお店だね!また来たいです!」と伝えてしまった。酒の力だ。

美味しいしオシャレだし店員さんもいい人だった

翌日は豪華な朝食を海を眺めながら食べ、少し散歩してビール飲んでクライストチャーチの家へ帰宅。非常に楽しい小旅行でした。

飲み比べセット。黒ビールが一番好きだったな。

コンテンツのこと

9月1日は関東大震災の日ですが、在日朝鮮人の大虐殺があった日でもある。恥ずかしいことに去年くらいまでそんなことがあったなんて知らなかった(忘れていた?)のだけれど、「ようきなやつら」という漫画で知ることができて良かった。本漫画は性被害の話とか人種差別の話とか色々描かれている素晴らしい作品なので、ぜひ多くの人に読んでもらいたいところ。(私は圧倒的に「峯落」が好きです)

またTwitterで回ってきたこともあり、9月1日のアトロク(アフターシックスジャンクションというラジオ番組)のオープニングを聞く。宇多丸さんが怒ってることに安心するというか、正しいことを公の場で発信できる人がいることに安心する。とても良かったので、これもぜひ聞いてみてください。Spotify等で聞けます。諸説なんてありません、と言い切ってくれることに安心する。

久々に雨宮まみの「女子をこじらせて」を再読。ここに書かれている雨宮さんの半生があまりにも自分に被るというか、女として生きたいのにうまく生きられないのがまさに自分で、この本を読むのは精神的な体力が必要。ブスから個性的、にジョブチェンジするために男の子みたいなベリショにしたりとかね……。楽だったけど。
男性からジャッジされ続けることの辛さ、みたいなのが言語化されているので、長らく苦しいと思っていたことが少しだけ楽になる。自分の苦しみに名前をつけてもらえると、スッと消化される気がするんだよな〜。

実際に読んだのは8月なんですが、9月はずっと「ロンドンならすぐに恋人ができると思っていた(鈴木綾 著)」のことを考えていた。

この本自体はずっと気になっていたんだけど「海外で生活したことのない自分」に強いコンプレックスがあったため長らく読めずにいた。それが解消されたものの、今後の進路について悩んでいる今、まさに読むべきだ!と思って読了。とても良いエッセイでした。
多分万人に刺さる本ではないのだけれど、優秀な女性がどうやって生きているのか?が割りと生生しく書かれていて参考になったかな。私自身はここまで優秀ではないものの、こういう風に自分自身に自信を持って生きていきたいなと思う。
今年の5月にあった綾さんとひらりささんの対談イベントもアーカイブ視聴。非常に良かったです。ひらりささんはあまりにも自分と考え方が似ていて、大好きだけど同族嫌悪してしまうという複雑な文筆家さん。10月の対談イベント第二弾も楽しみ。

お笑い関連で言えば、大好きなポッドキャスト番組であるマユリカの「うなげろりん」発のミュージカル、「七里、山越えて」をリアルタイム視聴。いやーーー微妙なミュージカルだったな!笑
リスナー的にはここまでの中谷さんの楽観視や杜撰なスケジューリングがどうなったのか?が楽しみでみていたので、案の定じゃん!って感じで笑えたので結果オーライではあるんだけど。9/30配信の阪本さんからの袋叩きもとても面白かったので、2000円の価値は……うん……。

あとは前作が最高だった「まードキュ2 大鶴肥満の結婚前夜」も配信にて視聴。前作のまードキュ1はヒューマンドラマというか、粕谷明宏という人間がいかにして大鶴肥満になったか?を描く真正面からのドキュメンタリーだったものの、今作はラブストーリーでしたね。

大鶴肥満の精神性は私に近いものがあり、相手のことを考えすぎて最悪のパターンを考えて、自分が傷つかないように先手を打とうとしてしまう。それがもたらす不幸をまざまざと見せつけられる本作はちょっと直視できなくてキツかったなあ……。人生って恋愛だけがすべてじゃないんだけどさ!
また本作では恋愛の不可逆性がもたらす不幸を事実として提示してくるところがあまりにも残酷でつらい。タイミングとか言い方とか、タイムマシンがあればと思うけど、たぶんそういうことじゃないんだよね。合理デブに恋愛は難しすぎるぜ!(恋愛とは非合理的なものなので)

So difficult that I coudn't get married 、という表現でも可

おわりに

9月は本当にあっという間。暖かくなったこともあって気分が暗くなることも少なくなり、クライストチャーチでの生活を楽しめている気がする。
生涯住むとしたらもう少し都会が良いけどw でも海外移住自体のハードルはそんなに高くないのかも、と思えてきた。もちろん移民としてのキツさもあるので、どうするかはわからないけど……。でも選択肢を持って生きていけることが今の私には救いになるので。

誰もいないSNSになってしまったThreadsが、個人的には居心地が良くて一番更新しているので、もしよかったらフォローしてください。生活のことから意思表明から色々言ってます。

今月のアンセムはゆっきゅんの「Re:日帰りで」でした。ラブリーサマーちゃんが大好きだから!歌詞も最高です。

それ以上笑うと 私が怒るよ
「そういえば別れた」
今度はマジだったじゃん
友達に戻ったとか ヘラヘラと続けて

Re: 日帰りで - lovely summer mix / ゆっきゅん

思えば私の失恋ってすべて友達が救ってくれたな。みんなサンキューな……!友達が(多くはないけど)いる人生で良かった。

来月はついにシドニー旅行!楽しく生きるぞ〜〜〜〜

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