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///vol.16 バストリオ『わたしたちのことを知っているものはいない』過去公演ライブ配信について

こんにちは、こんばんは、おはようございます。
バストリオの今野です。
配信を継続してやってきてます、「///」(かわ)と読むのですが東京・中野にあるバストリオハウスに集まってそこから発信されるものが溜まってもいるし流れていってもいる、そういうふうにやったことがどこかに繋がってくるのが面白いし、継続することやと思いますよ、なんだって。維持とはまた違うもの。

今回はバストリオが2016年に京都と東京で上演した「わたしたちのことを知っているものはいない」という作品を配信します。当時は基地移転問題などが大きく報道されていて沖縄・高江を訪れたり、初めて沖縄を訪れて土地の素晴らしさに触れて日本という国を考えることについて沖縄から刺激されたものがあって、そういった思考や当時参加してくれてみんなの感覚からもらってもので作っていきました。タイトルの言葉はふっと出てきて、知ってるものがいないということを決してネガティブなものでもポジティブのものでもなく、そういう事が世界にはあるということが希望だと思ってました。それは今でもそんな気がしてます。
知ってることなんてこれっぽっちでまだまだこれからどこへ向かうのかって人間のことを考えたり、別の生き物のことももちろん考えてました、海の中で生態系を人間に変えられてしまったものたちの行く末を知ってるものはいないでしょう、人間が先に絶滅してしまいそうですからね。
どこかに向かうとき、すべての人が観光客でしかないのではないか、というのが沖縄に行った時に感じたことでした。その字の通り、「光」を「観」れるのか、みたいものしかみないのか、もっと奥にある見えなくなって沈んでいるものさえ掬い取れるのか、参加者みんなでそういうところに潜って見つめていこうという公演です。
あのとき一緒につくったみんな、京都のpunto、桜台のpool、どうもありがとうございました。またやれたらという作品です。
この配信ではアフタートークでバストリオと登場していた佐藤駿でいろいろと思い出せることとか話そうと思います。

///vol.16はバストリオが2016年11月に東京・桜台poolと京都・puntoの2都市で上演した『わたしたちのことを知っているものはいない』の全編です。

///vol.16 バストリオ『わたしたちのことを知っているものはいない』

あたらしい人間がうまれてくる。
みるきくうばうつかまえるあばれるはびこるつながるはなれるほろびるさえずる。個人と他者の境界で、空気が溢れている。

記録映像監督
和久井幸一

作・演出
今野裕一郎

音楽
杉本佳一(FourColor FilFla Vegpher)

出演
砂川佳代子
橋本和加子
坂藤加菜
佐藤駿
中野志保実
半田美樹

音響|岡村陽一(東京) 林実菜(京都)
照明・美術|小駒豪
制作|加藤彩世(京都)
宣伝美術|シンクロ(黒木麻衣・新穂恭久)
写真|黒木麻衣
協力|時々自動 萬洲通擴 手塚太加丸 豊山佳美 ナハウス 岡野昌代(picoler) シバイエンジン
制作・企画・主催|バストリオ

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