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テリーのワンダーランドSPの話

・前置き テリーのワンダーランドとは

ドラゴンクエストモンスターズ テリーのワンダーランド …という作品がある
これはドラクエシリーズの本編で主人公である勇者達が戦う魔物達を逆に主役とし、人間キャラである主人公はモンスターマスターとなりそれら魔物を仲間としてパーティ編成して遊ぶというドラクエシリーズの外伝的なRPGタイトルだ

数多くリリースされているモンスターズシリーズの中でテリーのワンダーランドは1作目にあたる
最初に発売されたのは初代のポケモン赤緑がまだ大人気だった1998年の事
恐らくドラクエモンスターズ自体がポケモンをある程度は意識して作られたゲームであろう事は誰でも推測が出来る
現にこの時代はポケモンの大ヒットを受けて沢山の収集育成系のRPGタイトルがゲームボーイで発売していた様な記憶が私にはある

ゲームボーイにて発売

そんなテリーのワンダーランドはドラクエシリーズという人気もあり、かなり売れてポケモンに負けないくらいの流行りになったと思う
私がまだ子供の頃、周りにはこのゲームを遊んでる子達がたくさん居たし自分自身も買ってもらい実際にプレイしていた
モンスターを集めて育成して編成するというゲームの骨組み自体はポケモンと一緒でも、このゲームにはポケモンには無い大きな特徴があった

それが配合システムである
これ以降のモンスターズシリーズでの楽しみの要素として配合システムは大いにプレイヤーに受けた
これは「スライム系のスライムを血統に、そしてその相手に鳥系のピッキーを配合する事で、羽の生えたスライム系のはねスライムが誕生する」といったモンスターとモンスターをかけ合わせて更に強い子供モンスターを作っていくという足し算の育成要素だ

配合の一例

配合を行う事で親となったモンスターは2体とも居なくなってしまう為、1手先2手先まで読んで育成をしていくというこの仕組みはポケモンでは楽しめない要素で、モンスターズが人気タイトルになったのはこの配合システムが楽しくて大きかったからだと考えられる
配合をした時に親となるモンスターが覚えていた技は子供モンスターにも継承される為、人それぞれに考えて工夫をしてプレイヤーみんなが育成に夢中になったものだ

そして人気を受けてモンスターズシリーズの2作目となるマルタのふしぎな鍵が2001年に発売

発売日は違うものの
ポケモンの様に2タイトルで
発売がされた

テリーのワンダーランドに続きマルタのふしぎな鍵もプレイヤーに受け、ドラクエモンスターズという外伝シリーズの人気を不動のものとした

そして更に時は経ち2002年にはゲームボーイからプレイステーションにハードが変わり、テリーのワンダーランドとマルタのふしぎな鍵をセットとしたドラクエモンスターズ1・2が発売
仲間に出来るモンスターの増加やグラフィックの進化を目玉に、1枚のゲームディスクの中に2作分のゲームが入った移植リメイク作品となった

同じゲーム内容であるものの
大きく進化してのリリース

そこから更に時は経ち2012年、ニンテンドー3DSにて大きくリメイクされたテリーのワンダーランド3Dが発売となった

配合や収集の仕様が大きく変更
モンスターズジョーカーシリーズ

既にニンテンドーDSで新しく展開されていたモンスターズジョーカーシリーズの仕様への変更もあり、旧モンスターズとは大きく異なるゲーム性となった様で、当時のプレイヤー達からはかなりの賛否両論があったらしい

ここまでだけで前置きがとても長くなってしまい申し訳ない
そして来たる2018年、テリーのワンダーランド3Dをスマホで遊べる様に移植したアプリ、テリーのワンダーランドSPが配信となる
今回の記事はこのテリワンSPのお話だ

スクエニ公式記事

・私とドラクエモンスターズ

まず私のモンスターズシリーズのプレイ歴を説明させていただきたい

◦GB版テリワン … プレイ済み、全クリに達する前に断念
ダンジョンを下に降りていく繰り返し作業に耐えられなかった、ストーリーが進むほどにダンジョンの階層が深くなった事で飽きてしまった

◦GB版モンスターズ2マルタ … ルカ編をプレイ済み、メインストーリー全クリ

◦PS版モンスターズ1・2 … 未プレイ

◦モンスターズジョーカー … 1と2をプレイ済み、メインストーリー全クリ、3は未プレイ

◦3DS版テリワン … 未プレイ

上記の通りである
私にとってはテリワンだけが全クリ出来てないモンスターズのタイトルだった

その為、自分が使っているiPhoneにアプリ版のテリワンSPを購入するのは自然な流れの事で、更に後から配信が開始されたアプリ版モンスターズ2のSPも合わせて購入をした
…が、積みゲーとなってしまいインストールしてからは一度も起動をしていなかったのが正直なところである

・テリワンSPを遊ぶ事になった流れ

iPhoneにアプリ版のモンスターズ2作をダウンロード購入して一度も起動をした事がないまま、どれだけの月日が経った事だろうか
転機は今年、2024年の夏の事である

ニンテンドーSwitchで展開されていたモンスターズ3がスマホアプリになって配信されるらしいとのニュースを見たところに遡る

まさか最新作までiPhoneで
遊べる様になるとは思わなかった

3でのマスターとなる主人公はドラクエ4に出てきたピサロである
イケメンの魔族だ、しかもとても強い
リメイクを経て主人公達の仲間になった事は賛否両論だったらしいものの、個人的には関係が無い話だった
元々ピサロというキャラクターがずっと好きだった為、Switchの3も欲しいとは思っていたものの買わずにいたのが現状
そこにiPhoneで遊べる様になるという知らせ
配信開始されたら買おうと思うまでは即決だった

iPhoneの中に3作の
ドラクエモンスターズが

かくしてドラクエモンスターズが3作もiPhoneで遊べる様になったわけだが過去の2作は触れずに積んでしまっている
これで最新作を遊んでもいいのだろうか?
しかもテリワンだけはマトモにクリアした事が無い … そう思い、まずはテリワンSPから遊び始める事にしたのだった

そして私はこのアプリの出来の良さに驚く事になる

・スマホで遊ぶのに最適化されすぎている

タイトルだけでも気持ちが高まる

いざゲームスタート、テリーとミレーユの寝る前からスタート

ワルぼうにミレーユはさらわれてしまい、テリーはミレーユとの再会の為にわたぼうについていきモンスターマスターとなる
牧場主が王様のホイミンを逃がしてしまった為、スライムを相棒にしてダンジョンまで探しに行く

この辺は全部記憶に残っている
記憶に残っているのに懐かしさよりも新鮮さの方が大きかった
これはグラフィックが進化した事により全く違うゲームを遊んでいる様な視認効果になっているからだろう

そして進めていく内にゲームボーイ版との違いにどんどん気が付いていく
過去のテリワンでは戦闘中に敵モンスターに肉をあげて内部データ的に仲間になる確率を上げ、戦闘後に確率で起き上がって仲間になるというものだった
しかし新しいテリワンでは戦闘後に起き上がるものとは違っている
戦闘中にスカウトの項目を選んで自分のモンスター達が対象の敵に攻撃、パーセンテージが上がっていきその確率に基づきその場で仲間になるかの抽選が始まる
パーセンテージが高ければ高いほど仲間になりやすく、肉をあげるとパーセンテージの初期値が高くなる仕様になっていた

まずはスカウトのパネルを押して
仲間にしたいモンスターを選ぶ
自陣のモンスターがスカウトアタック
このパーセンテージが確率となる

このスカウトシステムはモンスターズジョーカーシリーズからのものだが個人的にはとても気に入っている
仲間に出来る確率が可視化されるのが何よりも分かりやすいし、初期の仕様だと仲間にしたいモンスターを最後に倒さないといけなかったりして操作まで面倒だったからだ
このパーセンテージが低い数値だったのに仲間に出来て嬉しいという体験も楽しめて私はスカウトシステムの方が好きだ

そしてここからは何よりもスマホアプリとして遊ぶ上で良いと思った仕様を語らせていただきたい

まず、オート戦闘機能だ

画面の中央右にある
オート戦闘 をON

初期テリワンとは違い、このテリワンSPはダンジョンの中がシンボルエンカウント制になっているのだが、オート戦闘をONにして敵モンスターと触れて戦闘が始まるとその場ですぐに戦闘が終わる…!
何の操作も無くわずか1〜2秒で戦闘の処理が終了してしまうのだ
もちろん自陣のモンスターが著しく戦力不足だと自然全滅になってしまうのだが、よほどの編成ミスでは無い限り今のところ全滅処理にはなっていない
勝手に戦ってその場で勝ってくれて経験値とゴールドが手に入る、しかもオート戦闘ではHPとMPが全く減らない仕様である
自陣のモンスターがノーダメの状態で最下層のボスまでノンストレスで行けてしまう
しかも何が凄いってこれ、メタル系とオート戦闘になっても勝利の処理になるのだ
戦闘して1ダメずつ与えてる最中に逃げられるというストレスから完全に解放され、レベル上げが苦行にならない…!
ソシャゲでよくある戦闘スキップみたいな機能を落とし込んで考えられた仕様なのだろうが、スマホアプリとして遊べるモンスターズとしては相性が良すぎる
これは本当に凄い仕様だ

そして次に語りたいのはらくらく冒険機能である

これも本当に凄い仕組みで
1時間に1回だけしか使えないという制限はあるものの、一度クリアした旅の扉(ダンジョン)なら完全に自動で最深部まで勝手に冒険してくれるという機能である
以下の画像で説明させていただきたい

まず、らくらく冒険を選ぶ
クリア済みダンジョンの中から
進めるところを選ぶ
そうすると選択したダンジョンの
最深部、いざないの水晶まで
完全自動で進むことが出来る
道中で拾えたであろう
アイテムを全入手
道中で戦闘したであろう
累計の経験値とゴールドを
一括で獲得
道中で仲間になるモンスター
まで確保完了

…これは凄すぎないだろうか
一度の操作で沢山の戦闘をこなした処理となる為、配合したてでレベルがまだ1のモンスターでも安心して一定のレベル上げが出来るしゴールド稼ぎにもなる
スマホで遊べるモンスターズのリメイクとしては個人的には最適解すぎる仕様だ

上記の2点からも、手軽に楽しめる様にという作り手の気持ちがしっかり伝わる操作感で現状では本当にノンストレスで楽しめている

・配合が楽しすぎて先に進まない

初期のテリワンから変わったところは沢山あるのだが何より忘れてはいけないのは配合だと思う

前置きの項で少し記した様に、初期の仕様だと配合は「血統」となるモンスターを選んだ後に「相手」にどのモンスターをかけ合わせるかを選ぶものであった
しかしその仕様も全く違うものに差し代わっている

手持ちモンスターの一覧
から父親と母親を選択
生まれてくるモンスターの
候補が一覧で出てくるから
欲しいモンスターを選択
欲しい性別も選択可能

ジョーカーシリーズの配合と同じ様なモンスターランクに基づく配合になっているのだろうが、性別も好きに選べて生まれてくる候補も全て確認出来るのは楽しさと優しさの両立だと感じる

そんな配合に夢中になり、どんどんランクが高いモンスターを作るのが楽しくなる
そしてスキルの割り振りなどにも時間をかけていたらメインストーリーが全然進まなくなるのだ

今現在、やっと格闘場のSランクをクリアしたところなのでこれから星降りの大会である
配合と育成で時間をかけすぎた結果、プレイ時間だけはどんどん増加している

19時間40分プレイしている

テリワンSPを遊び始めたのはこの3日間での事だ
たったの3日間である
ゲーマー気質ではない自分は普段こんなにゲームを長時間しっかりと遊ぶ事なんてほぼ無いのだ
なのに1日に何時間遊んでいるのだろう…
自分で驚いている

・あとがき これからクリアへ

最後に、星降りの大会 〜 ミレーユとの再会 〜 そしてクリア後の世界へ …とこれから進めるところなのでパーティメンバーを紹介して記事の終わりとさせていただこうと思う

アタッカー役
ドラクエ5が好きな自分
当然ヘルバトラーも好きだ
どの作品に出てるのか
正直に言うと知らないが
かっこよさで採用
モンスターズって
こういうスライム系が
多い気がする
不動の回復役
かっこいいと美しいの
両方を兼ね備えている

スタンバイにもモンスターは置いているがレベルを上げているだけでスキルや装備などは手をつけていない為、実質この4体だけがパーティになっている

攻略情報などを下調べしないで遊んでいるがメインストーリーをクリアした後に解放される要素もきっとある為、この先もとても楽しみだ

テリワンSPは誰がなんと言おうと個人的神ゲーである…!!

それ、言いすぎ
どーん

おあとがよろしい様で…!


拙い記事をここまで読んで下さりありがとうございました♪

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