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バカバカしいよね。
17本目、『検察側の罪人』。劇場公開から半年ほどでWOWOWがやってくれるありがたいパターン。ジャニーズのトップスターが初めて共演することでもだいぶ話題になった作品。ちょっと楽しみにしました。
ストーリーとしては、ベテラン検事と若手検事。研修時の先生でもあったこのベテラン検事に憧れてた若手検事なんだけど、このベテラン検事、若い頃に好きだった女の子が無残に殺されてた過去をもっている。で、全然別の事件の容疑者に、その時効となった事件の犯人と思しき人物があがってきて、どんどん正義を踏み違えていくってな話。
キムタクが検事とあらば、もう、あのドラマのことが浮かばない人はいないと思うんですが、キャラクターは全然違うのでとくに邪魔になることはなく。またニノも尋問のシーンでめちゃくちゃかっこいいシーン(ちょい語弊があるけど)があって、確か日本アカデミー賞の助演男優賞にノミネートしてたかと。これだけでも結構な見応え。
こうして、色んな映画見てその映画からなにか拾って文章化しようとすると、「正義」がテーマなのは多いんだなあって。そもそもアメリカ映画がそういうの好きだし、というか、むしろ僕が選ぶ映画がサスペンスとかが多いので、そういうのを選びやすいってのはありそう。まあツイッターの炎上とかもだいたいは「変な正義感」から来てるの多いし。芸能人の不倫なんてどうだっていいだろ。いつまでたっても人は「正義のヒーロー」でありたいってことなんだろうなあ。仮面ライダーに憧れ、悪を壊滅させ、世界を平和にしたいんだろうなあ。で、実はそれが正義同士のぶつかりだってこと。
これだけいろんな映画とか小説とかで描かれているにも関わらず、そんなつまらない争いが消えないのは、なぜなんだろう。みんななんとなくわかってはいるはずなんだけど。でも、結局は自分の正義感だけがよりどころになっちゃうってことなんだろうなあ。
でも、作品を作る側からすると、「そういうのバカバカしいよね」って思いで描いて表現して、大ヒットして、でも世界が変わんないとなると、なんのための表現者なのかわけわかんなくなるよね。人にものを伝えるってのは難しいよね。
で、本人も全く意図してないの「他人を傷つけない笑い」なんて勝手なカテゴリー作って褒め称え祭り上げたりすんの。
バカバカしいよね。
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