ストーリーで学ぶマーケティングの基本
グロービスも後期にはいり、マーケティングの分野へと突入しました。
今回はマーケティング分野における参考図書である『ストーリーで学ぶマーケティングの基本』の勉強メモです。
ここでは、第一章の顧客分析を行い→提供価値を考えるというマーケティングの基本について解説していく章の、「補論」の2つが面白く勉強になったので紹介します。
補論①まず提供価値を考え、そのあとに顧客のことを考えるケース
コンテンツ
音楽や映画、アートなどは、最初から顧客に迎合してしまっては、表現者としてのエッジがそがれ、かえって凡庸な作品になってしまいやすいものです。まずは、クリエーター自身が、「これだ!」と思うものを考え、(時には作り)、その後にそれを売るための顧客分析をすることがある。
じつは、これは多くの製品、業界でも当てはまるような気もしています。まずは、自分が面白い、欲しい、あったらいいと思うものを作る。
そこから真のいいものは生まれてくるのではないでしょうか。
また、今の時代、その商品やアイディアを市場に出すことのハードルは、ECやクラウドファンディングで下がっていますし、その商品やアイディアに対するレビューも格段に集めやすくなっています。
ですので、まずは、自分の中で、じっくりと、信念をもって商品やアイディアを練り上げ、それを世の中に聞く(つまりは、自分と同じ価値観の人がどれだけいるかを確かめる)というのが大事な気がします。
補論③ポジショニングマップを描く際の「べからず集」
自社の価値提供を反映していない
顧客視点で見たときに分かりにくい
最も競合するライバルとの差が見えにくい
自社の他製品との共食い(カニバリゼーション)が起きてしまう
ポジショニングマップで商品が一直線に並ぶような軸をとってしまう
ポジショニングマップは仕事柄よく使うので、勉強になります。
よいポジショニングマップを作ること/作れることは、その製品・サービスが顧客にとって差別化された価値提供を行えていること/また自分自身がそうであると認識でいていることになります。
認識できていないと打ち出せません。
ですので、自ら良いポジショニングマップを作成することはとても重要ですね。