【収益最大化を目指す!!AARRR指標×クラウドファンディング】
こんにちは。事業計画研究所です。
さて、本日はフレームワーク×クラウドファンディング第6段【AARRR指標×クラウドファンディング】について記載していきます。
良ければ最後までお付き合いください。
◆AARRR指標◆
前回のリーンキャンパス(8.主要指標)でも少しご紹介させていただきましたが、AARRR指標は、ビジネスステージの確認や課題の抽出、またユーザーの購買行動を詳細に分析することを目的とされる指標です。
本来、プラットフォームなどを活用した、いわゆる会員ビジネスに活用される戦略思考の一つです。
Acquisition(獲得)
:顧客獲得のための施策
Activation(活性化)
:より多くの顧客に活用してもらうための工夫
Retention(継続)
:獲得・活性化した顧客に継続利用してもらうための施策
Referral(紹介)
:顧客同士の口コミや紹介が広がる戦略、仕掛け
Revenue(収益)
:最適化および最大化
上記それぞれの頭文字をとり『AARRR指標』と名付けられ、読み方は『アーー』と読まれることが多く、海賊の叫び声っぽいことから海賊指標と呼ばれることもあります。
クラウドファンディングにおいては、2つのパターンに分けられると考えます。下記にその考察をまとめてみようと思います。
◆クラウドファンディングでの活用方法◆
パターン1:クラウドファンディングで完結する事業の場合
最終目標は言わずもがな、クラウドファンディングの成功を最大化させることです。
となると、この指標を活用する上での重要なポイントは
✅より多くの方から支援を集めること
✅プロジェクトの目標を達成すること
です。
AARRR指標を用いた考えられる指標例としては、下記が挙げられます。他にも考えられる指標はあると思いますが、数値的に測れるものを目標設定することがPointです。
■Acquisition(獲得):新規(見込み)顧客獲得
└指標:プロジェクトページへの訪問者数
■Activation(活性化):利用開始
└指標:ライン公式アカウントを活用した登録者数、SNSのフォロワー数
■Retention(継続):継続利用
└指標:プロジェクトページの(再)訪問数、SNSも含めた応援コメント数
■Referral(紹介):口コミ・紹介
└指標:メディア掲載数、SNSのRT・シェア数、CVR
■Revenue(収益):最適化および最大化
└指標:クラウドファンディングの支援者数および資金調達額(利益)
パターン2:クラウドファンディングを活用した販路開拓の場合
クラウドファンディングを用いた販路開拓を行う場合、クラウドファンディングでの支援者数や資金調達額は、あくまで中間的な指標に位置付けられます。
■Acquisition(獲得):新規(見込み)顧客獲得
└指標:プロジェクトページへの訪問者数・SNS等での拡散数、CVR
■Activation(活性化):利用開始
└指標: プロジェクトへの支援者数、コメント数
■Retention(継続):継続利用
└指標:プロジェクトへの再支援者数、新規自社サービスの利用者数
■Referral(紹介):顧客同士の口コミや紹介が広がる戦略、仕掛け
└指標:メディア掲載数、SNSのRT・シェア数、CVR
■Revenue(収益):最適化および最大化
└指標:顧客あたりの利益
◆まとめ◆
AARRR指標は、端的に言えば、集客から利用開始、そして利用率(CVR)を高め、紹介で拡散、収益の最大化を目指すために、目標を設定するためなどに用いられる指標です。
クラウドファンディングでは、集客から収益の最大化を目指すパターンを2つに分けて記載しました。クラウドファンディングを目的として利用するか、手段として利用するかによって定められる目標に違いがあるのはお分かりいただけるでしょうか。
ビジネスシーンでも良く問いかけられる『Why?なぜするのか』という問いとともに、改めてご一読いただけますと幸いです。
本日もお読みいただきありがとうございました。
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