【もし桃④】もし、桃太郎が事業計画を書いたら(小規模事業持続化補助金<低リスク感染型ビジネス枠>)
こんにちは。事業計画研究所です。
本日は『もし、桃太郎が事業計画を書いたら・・・』略して【もし桃】、先週に引き続き第4回目の投稿です。
<前回の記事はこちら↓↓>
これまでの記事では、
①自社概要(開業の契機や事業概要、売上構成比など)
②市場動向・顧客ニーズ
③経営方針
を記載してきました。
事業を行う背景や目的が少しずつ明らかになってきた頃ですかね。
さて、今回は新型コロナウイルス感染症の影響について計画書に盛り込んでいきます。対面販売しか行っていなかった桃太郎ですが、その影響は如何ほどだったでしょうか。
(※この事業計画書はフィクションです。実在の人物や団体などとは関係ありません。ご了承ください。)
以下より事業計画書
新型コロナウイルス感染症の影響
事業環境への影響
開業から数百年に渡り、対面販売のみを行ってきた。それは顧客との密接な関係づくりの一環でもあり、弊社の強みでもあった。
だがしかし、昨年からの新型コロナウイルス感染症の影響をもろに受け、2019年から2020年の売上推移を見てみると約35%もの売上が減少する結果となった。
2019年売上:1480万円
2020年売上:975万円
既に取り組んでいる対策
店頭にて対面販売を行う際、下記の対応を実施した。
・スタッフのマスク着用を義務付け
・接客対応スペースにパーテーションの完備
・定期的な換気、消毒
・空気清浄機の導入
・業者との打ち合わせは電話やZOOMなどを用いたオンライン会議
また、2020年9月より感染症対策の一環として、電話で注文を受け顧客の自宅まで配達を行うサービス『キジの宅急便』事業を実施し始めた。
100万円台に落ち込んでいた売り上げも、本サービスにより回復の兆しを見せたが従来の売上まではまだ戻らずにいた。
弊社が対面販売へのこだわりゆえに避け続けてきたオンラインでの販売であるが、顧客へアンケート調査を行った結果、潜在的なニーズが顕在化したため実施するに至った。
まとめ
Point
・具体的な数値(売上推移)と内容を記載
・影響を受けた背景と対策を伝える
①~③回に比べると内容自体はあっさりしていましたが、本補助金の採択にも大きく関係してくる記載項目です。
新たな販路開拓や生産性向上を行う理由を、読み手側にイメージしやすいように記載していくと尚良いでしょう。
次はいよいよ補助事業内容についてです。
桃太郎の事業計画はうまく出来上がるのでしょうか。
次回もお楽しみに。