実録!事業計画書作成レポート!!小規模事業者持続化補助金(低リスク感染型)④/④
こんにちは、事業計画研究所です。
現在準備を進めている小規模事業者持続化補助金(低リスク感染型ビジネス枠)の事業計画書(ドラフト版)を、申請前まで全4回で公開してきまして、本記事で最後となります。
前回の記事はこちら
1回目:公募要領確認・補助事業計画・スケジュール
2回目:補助事業の効果
3回目:顧客ニーズ、市場の動向
4回目:企業概要、経営プラン
・強みや特徴が分かるように
・【現在→未来】を伝える
ここまでで事業計画自体はほぼ完成し、最後に『自社のこと』について記載していきます。ここは参考資料無しにも記載できると思いますが、良ければご覧ください。
ー今までのおさらいー
補助事業では、「PatQ」という商品を販売・PRするために『オンラインでの販売サイトの作成、広告用の動画制作』を行います。それから、その補助事業を行うスケジュールや売上計画を試算し、本事業を行うメリットを示しました。
そして、この補助事業を行った結果、端的に言えば“売上が上がる”根拠として、収納に困っている人の存在やネットショッピングを活用する人の統計データなどの背景を明示しました。
残すは企業概要や経営プラン。今まで記載してきたことを踏まえてこれらを記載していきます。
自社の概要
強みや特徴が分かるように
概要というくらいですから、分かりやすく端的に。
自社の強みや特徴を記載しておくと尚よいでしょう。
●株式会社How to Use
設立 :2019年5月
代表者 :山本英彦(弁理士)
従業員 :2名(IT製作担当)
事業内容:WEB制作サービス、デザイン制作物の提供
顧客 :小規模の飲食店、サービス業、製造業
●事業概要
当社は、お客様からのヒアリングを重視したWEB制作物(サイト、アプリ、システム)および名刺やチラシなどのデザイン制作物の提供している。
特許や商標などに代表される知的財産を権利化し、各提供物とともにお客様に提供するサービスを行うことを特徴としている。
「特許・商標・意匠により、クライアントの大切な商品・サービスを守ること」をモットーに継続的に事業運営を行う事業所である。
●会社設立の契機
通常のお客様は、WEBサイトやアプリ・システムの制作や開発において、特許や商標が取得できることを知らない場合がほとんど。しかし、WEBサイトやアプリ・システムをつくろうとするときには、多くの場合、オリジナルのビジネスモデルが背景にあり、そしてオリジナルのビジネスモデルには知的財産が眠っている(気づいていない)場合が多くある。
(後略)
経営プラン(方針)
【現在→未来】を伝える
売上の増減を示したり、事業計画のマイルストーンを示したりケースバイケースですが、大切なのは現在から未来への想いや行動計画を伝えること。
未来を想像させる文章が、“応援したい”へと繋がります。
弊社は『あなたの「新しい」を応援したい』という想いのもと、ウェブ制作サイトと商標申請・登録のセットプラン、アプリ制作と特許申請・登録のセットプランを提供している事業所である。
本補助事業を踏まえた今後の方針としては
①関与先の商品販売を行う。
②知財の活用を認知、興味を持ってもらう
③新たな「新しい」が生まれる
上記のように、弊社の強みである知財を活かした取り組みや商品開発が活発となり、連鎖的に「新しい」を生み出せる仕組み作りを目指している。
補助事業計画完成
①~④までの実録レポを終えましたが、いかがでしたでしょうか。
事業計画書の雛形はあれど正確な記載様式というのは存在しません。ただその中で当研究所が意識して実践している『伝えるための事業計画』貴社にとって何か一つでも参考になれば幸いです。
事業計画作成レポート
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1から見返していただくのに分かりやすく記事をまとめております。良ければご覧ください。