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不確実な世の中に順応して生き抜く企業へ。コンティンジェンシー理論について。

こんにちは、事業計画研究所です。

本日は組織論の一つでもある、コンティンジェンシー理論について記載しようと思います。

コンティンジェンシーってそもそもどういう意味?というところもしっかりと記載しようと思いますのでよければ最後までご覧ください。


コンティンジェンシー理論とは?

コンティンジェンシーとは
「偶発性」・「不確実性」等の意味がある言葉です。

コンティンジェンシー理論とは、組織の妥当性は普遍的なものではなく「状況によって組織構造の編成根拠も変化していく必要がある」という理論のことです。
ですので、「状況適合理論」という訳しかたが為される場合もあります。

もっと簡単に言えば、「組織は状況に合わせて変化・対応していく必要がある。」と説いた理論です。

また、コンティンジェンシー理論がフィドラーにより提唱される以前は「リーダーシップ資質論」という考え方が主流でした。
それは、「リーダーとしての資質は産まれながらにして決まっており、その特性もきまっている。」と説いた理論のことです。

しかし、1960年台から世界的にビジネスが国際化・多角化する中でリーダーシップ資質理論の根拠となるような相関は見出せませんでした。
そして、コンティンジェンシー理論が支持されていったという経緯があります。

組織構造のコンティジェンシー理論については、「バーンズ&ストーカー」や「ローレンス&ローシュ」などが有名かと思います。
説明すると長くなるので割愛しますが、よければ調べてみてください。


企業が不確実な環境に対応するためには・・・

いわゆる不確実性が組織の中で増大していくと、組織間の分化が進み部門間の調整が困難になってくると言われています。
そういった不確実性に飲み込まれてしまわないための対策を3つ紹介します。

【1.スラック資源の創設】
スラックとは余裕や遊びといった意味の言葉です。
ここでいうスラックとは、顧客に対しての納期期限から製造部品の在庫量まで幅広い意味で用いられます。
「置かれている環境+少しの余力」という運用だと、トラブルの際に調整しやすくなります。

【2.自己完結組織の編成】
プロジェクトチームや事業部制組織のことです。
開発や営業を製品ごとやある特定の範囲によってわけることにより意図的な情報整理・統制を図る組織構造の一つです。

また、特命部隊であるタスクフォース等も小さいプロジェクトチームです。
不測の際に一時的なチームとして編成されるチームのことをいいます。

また、機能別組織(製品・開発・営業と製品に関係なく単一の機能)の場合は組織横断的な役割を果たす組織編成としてリエゾン担当者を置くこともあります。
機能間の統合を図る公的な担当者という認識でよいと思います。

【3.情報処理システムの改善】
組織全体の情報処理システムの向上です。いわゆるコンピューター化やデータベース化のことです。

本日はここまで!!
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