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ネットショップの決済方法は多い方が売上につながるのか?注意すべきこと3選

ーーーーーネットショップでどうすれば売上が上がるのか?
運営側としては常に考えていることだと思います。

今回は、決済方法の選択タイミングで離脱させないための考え方を紹介します。

ネットショップで決済方法ってどこまで大事?


■「決済方法の選択」で利用者は離脱する

商品を購入しようと手続きを進めていき、決済方法の選択画面にたどり着いたとき、「お支払いは代引きのみとなります」と書かれている。

このときのお客さんの気持ちはどうでしょう?

  • 必ず対面で受け取りが必要

  • 現金を用意しなければならない

  • 代引き手数料もかかる

別のサイトで商品を買おうと考えるかもしれません。ネットショップの決済手段で何が選べるかは、利用者の離脱ポイントになります。

■決済手段は多ければ多い方がいい、わけではない!

では、決済手段は多ければ多い方がいいのかと言われると、それは必ずしもそうではないとビジネスデザイン研究所は考えます。

豊富な決済手段を用意しようと思うと、初期費用や手数料などのコストも増え、事業者の負担が大きくなります。ネットショップの売上は上がっても利益は増えない・・・となれば本末転倒です。

闇雲に決済手段を取り揃えるのではなく、ターゲットに合った決済手段を考えることが大切になってきます。

自社に合った決済手段の選び方


■ 顧客のニーズと事業を理解する

【調査や白書】
顧客ニーズを理解するために、市場調査の結果は参考になります。
総務省の「インターネットの利用状況」調査によるとネットショッピングの際の決済方法で多いのは「クレジットカード払い / 約8割」「コンビニエンスストア支払い / 約4 割」となっています。
参考:総務省「通信利用動向調査」

市場のニーズを知った上で、自社のビジネスと合う選択肢を用意することが大切です。

【顧客理解】
あなたのネットショップのお客さま(ターゲット)はどのような人たちなのかを考えてみましょう。例えば、日中働いている人が多い場合、振り込みは不便です。顧客の生活スタイルも考慮して最低限の利便性を確保できる選択肢を用意できるとよいでしょう。

【事業理解】
販売商品の価格、客単価、顧客1人あたりの利用回数などによって、決済手数料も変わります。コンビニ支払いは上限金額が30万円以下に設定されているため、30万円を超える高額商品を販売する場合は合いませんよね。

これらのことから、決済手段が多いことが必ずしも顧客の利便性につながるわけではなく、顧客と事業に合った決済手段を用意することが大切です。

決済フローを見直すことも大切


顧客や事業に合った決済方法だけでなく、決済の流れも工夫できます。大学生協の入学準備サイトでは、

  • 商品を選ぶ人:学生・保護者

  • 支払いする人:保護者

となっており、カートに入れた商品が保護者にも共有されるようにすることで、顧客は買い物がしやすくなります。

このように、決済方法だけでなく、決済の流れを工夫することも顧客の離脱防止につながるとビジネスデザイン研究所は考えます。

まとめ


世の中には「ネットショップのユーザー離脱防止のために豊富な決済手段を用意しよう」という情報もありますが、「選択肢が多い=成果が出る」という考えは危険です。自社の顧客と事業に合った決済方法を選んでいきましょう。


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