アイディアの作り方
皆さんはアイディアはどうやって生まれてくるか知っていますか?
「ボーっとしていたら天から降ってくる」「机の端を見つめていれば思いつく」
ぜーーーーんぶ違います!まず皆さんに伝えたいことは、何もないとこから突然アイディアは生まれてこないということです。なぜならアイディアというものは、
「今ある要素(物)の新しい組み合わせでしかない。」からです。←ここ大事です。
新しい本も音楽も料理も映画も過去にあったいろんな要素を組み合わせてできているってことです。芸術家のピカソは言った、
「偉大な芸術家は盗む」と、
芸術家のダリもこう言っている。
「何もマネしたくないと言っている人間は、何も作れない」と、
あのパナソニックの創業者である松下幸之助は
「よそさんの品もんのええところを徹底的に研究して、一つ二つ足せばいいんや」と言っている。
だからこの当時一部の人から「松下電器(パナソニック)」は「マネシタ電気」と、言われていた。しかし今も残っているのはパナソニックだ。皆さんの中には他人からアイディアを盗むのは悪いことだと考えている人もいるでしょう。だがその考えでは何も作ることはできない。アイディアを積極的に盗んで改良版を作るんです。
皆さんはいろんな絵や風景を見なければいい絵を描けないし、
いろんな音楽を聴かないと良い音楽を作ることはできない。
何もせずにボーっとしていても自分の中からアイディアは出てきません。
「今ある要素の新しい組み合わせでしかない」ということは分かったと思います。次にアイディアを出す技術について説明していきます。
いろんなものを見ているのに全然アイディアが出てこない人も、たくさんいると思います。でも、それはアイディアを出す技術を知らないだけなのです。アイディアを出すのは技術さえ習得したら誰でもできます。
ポイントは新しいアイディアは「一見全く関係のない2つの要素を掛け合わせること」で生まれてくることが多いです。例えば、
パソコン+電話➡スマートフォン
パソコン+時計➡スマートウォッチ
この二つはまるで関係のない2つの要素です。こんな風に素晴らしいアイディアを出すときは全く関係のなさそうな2つの要素を組み合わせる必要がある。では今からそのアイディアを出す方法を具体的に説明していきます。
その方法は大きく分けて5つあります。
1.データを集める
2.データを咀嚼して、組み合わせる
3.放置する
4.もう一度考え続けて、ひらめきを待つ
5.出てきたアイディアの使い方を考える
よくわからないと思うので1つずつ分かりやすく説明していきます。まずは1つ目の「データを集める」を説明していこうと思います。
あなたが牛だとします。そしてアイディアが牛乳だとします。牛乳を出したければいろんな草を食べなければなりません。草というのは過去のいろんな要素やものです。
だからまずは今ある物や興味のあることについて深く勉強したり知る必要があります。とにかく好奇心のままにたくさん見たり聞いたりしましょう。
新しい映画を作りたいならいろんな映画を見るべきです。
新しい料理を作りたいならいろんな料理を食べる。
そうやってまずはたくさん経験してみる必要があります。
次は2つ目の「データを組み合わせる」を説明していこうと思います。
ここでは「調べたデータ」の中から面白い物や自分の琴線に触れたものをメモに取っておいて組み合わせを探すのです。もちろん心の中に留めておいても良いですが人間は忘れる生き物です、思い出したときに具体的になんだったのかわかるようにしてメモを取っておくといいです。
もし新しい映画を作りたいなら、どこに感動したのか?どこがおもしろかったのか?をメモに取りながら見ると良いです。
もし新しい料理を作りたいのなら面白かった盛り付けや食べ物をメモに取りながら新しい組み合わせを探すということです。
次に3つ目は「放置する」を説明していこうと思います。
どういう意味か、それは問題を完全に放棄して全て心の外に放り出してリラックスしてみることです。分かりやすく言うと、一回忘れて遊ぶってことです。温泉に浸かったり、音楽を聴いたり、コーヒーを飲んだり、散歩をしたりなど。
考えるのをやめた時に良いアイディアが出てくることを覚えて置いてほしいです。ちなみにハリーポッターの作者 J.K.ローリング先生は、1990年の夏にマンチェスターからロンドンに向かう列車の中でハリー・ポッターのアイディアを思いついたそうです。決して机の前でジーっと考えながらアイディアを思いついたわけではありません。
つまり、物事を調べ尽くした後はリラックスする時間を取った方がいいということです。ポイントは「物事を調べ尽くした後」ということです。
実際カツカツに働いている寝不足の社畜からアイディアなんて出てくるわけありませんよね?空いた時間があるから良いアイディアが出るのです。
次は4つ目「もう一度考え続けて、ひらめきを待つ」について説明していこうと思います。
リラックスして問題から離れたらもう一度その物事について深く考えてみるんです。それはなぜか、問題から離れて時間が経ったことで見え方や考え方が変化しているからです。前のアイディアが地味に見えたりもしくはもっと良いアイディアが浮かんできたり他の組み合わせが見えてきたりします。
こういう風にもう一度その物事について考えることで見え方の幅が広がるのです。そしてこの時に多くの人がアイディアを思いついています。
最後に5つ目「出てきたアイディアの使い方を考える」を説明していこうと思います。
「アイディアが出たのにまだ考えるのか」と思っていることでしょう。ですがここが重要です。アイディアだけ出ていても何の役にも立ちません。
牛乳で例えると牛乳を殺菌して飲めるように工夫したり、バニラアイスにしたり、ヨーグルトにしたり、チーズにしたりなどです。
つまり生まれたアイディアをどう人の役に立てるのかを考えるということです。以上の5つの段階を経て素晴らしいアイディアというのは生まれてくるのです。今皆さんが利用しているサービス、漫画、音楽、技術は全てこの考え方で生まれてきた物です。
まとめ
最初に言ったようにアイディアは今ある全く関係のない2つの要素(物)の新しい組み合わせです。今日話した5つのことを駆使して今後これを見てくれた皆さんが素晴らしいアイディアを出していってくれればと思います。これで今回の内容は終わりです。最後まで見ていてくれた方本当にありがとうございます。よろしければフォローいいねよろしくお願いいたします。