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【専門家対談】 「仕事術が美しい人」ってどんな人?



【専門家対談】 「仕事術が美しい人」ってどんな人?

先日はこちらのイベントで、アートディレクターのウジトモコさんと対談いたしました。「デザイン×数学」というコンセプト、とても美しいです。


いやぁ、楽しかったですね。私は意識的に、「数学の外」にいる人と対話をするように心がけています。それはビジネスでもプライベートでも同じかな。私に何かをもたらしてくれるのは、数学の内側にいる人ではなく数学の外側にいる人であることがわかってきました。

これはいろんな人の人生にも当てはまるかもしれませんね。例えば会社員の方であれば、会社の外の人とどれだけ関係をつくれるかが重要だったりしませんか。いつも同じ会社の人とばかり話している人は、視野がとても狭くなってしまったり、悪い意味で常識に囚われてしまうようになったり。

ともあれ、今回ご視聴いただいた方がいらっしゃったら、心から御礼申し上げます。ありがとうございました!

では本題。

昔から「デザイン」という言葉が好きなんですよね。なぜ好きなのかなぁと考えます。するとやはり私の大切にしているものとの共通点が。

五月雨式のメモ書きを共有します。


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数学的な仕事術 (考える・読む・書く・話す・見せる)とは、仕事術をデザインすること。しかも、美しくデザインすること。なぜなら、数学とは美しいものだから。
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ビジネスとは数字でデザインする営み。
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量的概念で距離を測る。色の濃淡を測る。
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SNSの投稿も同じ。見てくれる人との距離感を測る。温度感のようなものを測る。
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数学には原点という言葉がある。原点を通る関数(直線なり曲線なり)はシンプルな数式だけど原点を通らない関数は表記が複雑になる。原点を通るモデルが美しい。
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うん。こうして眺めてみると、デザインとは何かがはっきり見えてきます。私の言語化はこうです。


デザインとは設計すること。そして設計とは「計」という字を使います。計とは、はかることです。デザインとは、はかることなのです。

大事なことなのでもう一度。

デザインとは、はかること。


「計算高い人」という表現があります。ネガティブな意味で使われることもありそうですが、私はとてもポジティブなことだと思います。計算高いということは、実にいろんなものを測っており、デザインして行動している人だからです。優秀じゃないですか。


そういう意味で、皆さんの仕事や日常、あるいはSNSなどでの表現もすべて、デザインする必要があるということになります。ゆえに私からはこの問いを表現せざるを得ません。

あなたは自分の仕事術をデザインするという視点を持っていますか?

デザインと言われても…? 

という方も多いでしょう。実は私は様々なコンテンツを通じて、仕事術をデザインする方法を言語化しています。宣伝のようになりますが、新刊本の数学的な仕事術大全などはまさにそれ。


たとえば本書で「比較」という動作の重要性と具体的な手法を示しています。比較とはAとBを比べることですが、これはすなわちAとBの距離を測っていることに他なりません。AとBがだいぶ異なるなら、この2つの距離は離れているわけです。離れていることを前提に、その距離をもっと広げるのか、一気に縮めるのか、考えていく。これがデザインであろうと思います。いいえ、これが仕事であろうと思います。


自分のビジネススキルをどうデザインするか。考える・読む・書く・話す・見せるといった基本的な行為をどうデザインするか。できればそのデザインは数学のように美しくありたいもの。少なくとも私はその立場でメッセージを発信しています。

合理的。無駄がない。シンプル。これらすべて数学の大きな特徴です。そして数学を学んだ人でなくても、このような「様」をきっと美しいと感じるはずです。

あなたの仕事術は、美しいですか?

数学的な仕事術とは、成果を追求する一方で、美しさを追求することでもあります。引き続き、一緒に楽しく学んでいきたいですね。

いつもありがとうございます。



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34冊のビジネス書・教育書・小説を書いてきたベストセラー作家の紡ぐ文章。国内唯一のビジネス数学・教育家である著者が、独自の目線でビジネススキルを解き明かします。著者は大手企業のビジネスパーソンからプロ野球球団・トップアスリートまで述べ2万人に「ビジネス数学」を指導。結果を出す人の思考法を熟知しています。

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深沢真太郎 ビジネス数学・教育家 作家(35冊/小説・ビジネス書・教育書)
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