地球のための行動は、全部自分に繋がっていると思う。
こんにちは!ビジネスレザーファクトリー大学生ユースメンバーのクリスです。今回は日常から環境問題を考える、というテーマでお届けします。
ビジネスレザーファクトリー(以下、ビジレザ)とは、ソーシャルビジネスしかしない企業「ボーダレスジャパン」のグループ会社。日本のビジネスパーソンへ牛本革製品を届けることで、バングラデシュの貧困解決に挑んでいます。
身近な人の関心を知ることが、問題への理解の近道
皆さんは環境問題と聞いてどんなイメージを持つでしょうか?
『自分一人が取り組んだって何も変わらないし、わざわざ取り組むのってなんだか面倒。』
私は今までずっとそう思ってきました。
そんな私が環境問題に目を向けるきっかけになったのが、友人の存在です。日常生活に無理なく環境への配慮を取り入れいている友人を見て、『きっと私にもできるし、ちょっとやってみたいかも…!』そんな風に思うようになりました。
今回は、私にきっかけをくれた友人、つづりちゃんにインタビューをしてみようと思います。
つづりちゃんへのインタビューを通して、『環境問題への取り組みって、実はこんなに日常とつながっているよ。ふとした時に実践できることってたくさんあるよ。』ということを少しでも伝えられたら嬉しいです。
環境問題はすべてつながっている、という考え方
Q . 早速なんだけど、環境問題の中でも特に関心のある分野はある?
ごみ問題を何とかしたいと思ったこともあるんだけど、そうだなあ、特にこれに一番関心があるとかはないかも。
環境問題って全部がつながっているから。
Q . 全部がつながっている…?
うん、例えばね、ある国で水がかれはてて無くなってしまっているとするでしょ?遠く離れた土地に住む私が、その問題を解決できないかというとそうではないんだよね。実はその問題にはお肉がつながっていたりするの。
Q . 水問題とお肉がつながっているの?
そうなの。バーチャルウォーターっていう考え方があってね、今回の場合は牛を育てるためにどれだけの水が必要だったか、を推定することを言うんだけれど。例えば日本が、他国から牛を輸入したとしたら、その牛を育てるために使われた大量の水も一緒に輸入していることになる、という考え方だよ。
そんな考え方があるって知らなかった…!
だからね、私が地産地消を意識して国産のお肉を買うだけで、他国の水不足の解決に繋がっているかもしれないの。そんな風に考えると、「これを解決したいから行動する!」というよりは全部が繋がっていると思って行動している部分が大きいかな。
せっかくなら地球が一歩でもいい方向に向かったほうがいいな、と思って。
Q . すごく素敵な考え方…!
視点がすごく広くて、日常に取り入れるのが難しそうに感じてしまうのだけれど、つづりちゃんはどうしているの?
確かにそうだね。
実は私も、自分が行動したところで何も変わらないんじゃないかって思ってた時もあるんだよね。でもね、ある時に自分の出したごみ袋を見たら、ペットボトルがたくさん入っていたの。
「もし私が水筒を一本持ち歩いていたら、このごみは発生していなかったんだ。」って、そう思うと衝撃でね。
自分って小さいけれど、積み重ねってすごく大きいなって思ったら、自分にできることだけでもしようって思った、かな。
Q . そのペットボトルがつづりちゃんにとって大きなきっかけだった?
うん。「はっ!」って気が付いたのかもしれない。
あとは、ヨーロッパに留学した子の話を聞いた時もそうかな。ヨーロッパって結構はかり売りが主流だったりするから、自分で袋をもっていって、野菜をそこに入れてもらうからごみが出なくて。日本に帰ってきたら袋の中に袋がまた入っていて、その中に食べ物が入っていて、「日本人ってごみにお金出しているの?ごみだらけじゃん」って言われたの。
そんな体験の積み重ねで、小さいゴミが集まったら大きくなるんだって気がついたのかなあ。
小さな発見が積み重なって、今のつづりちゃんを作っているんだね。
うん。興味があるイベントに参加したりしている中で、環境問題に関心がある知り合いが増えていったから、そこから気づきを貰っている部分も大きいかも。
逆にクリスはどうして環境問題に関心を持つようになったの?
私はつづりちゃんと一緒に生活した経験がすごく大きいよ。
(私たちは、就活のために一週間シェアハウスで生活しました。)
同じ条件で生活をしているのに、私がペットボトルを買う時につづりちゃんはマイボトルを持っていて。まだレジ袋が無料だったのに、当たり前のように袋を断って。でも全部の行動を楽しそうに実行していて。
『あれ?環境問題への配慮ってこんなイメージだったっけ?』って、私の中で大きな発見だったの。『無理せず日常に取り入れられる配慮ってこんなにあるんだ!』って。
知らなかった!それは嬉しいな。
地球のためじゃなくて、自分のために行動している
Q . さっきも少し言ったけれど、つづりちゃんは日常に配慮を取り入れるのが上手だな、と感じていて。どんな意識をもって行動しているの?
無理をしても続かないと思うの。
私は自分にできることを少しづつやっていこうと思っているけれど、地球のための行動は全部自分のためになっているな、って思っていてね。
例えば、水筒を持ち歩いたらお金がたまったりするでしょ?レジ袋を断ってもお金がたまるし。でも金銭面だけではなくてね。
普段の生活の中でも、自分以外のことを考えて何か行動できた時ってちょっと自分を好きになれるような気がしていて。
今の私、自分勝手じゃなかったな、とか、自分良い人じゃん~って(笑)
道路にごみが落ちてたとして、拾ったりするもん、自分のために!(笑)
いやほんと自分良いやつだな、って(笑)
そうやって思った時に自分を認めて愛してあげられる気がする。
自分なりの自己満足だけど、そんな風に考えているかもしれないな。
自分のためだよ、全部(笑)
その考え方、すごくすごく好き…!!
確かに、自分以外のことを考えて行動できるときって、ちょっと自分のこと好きになれるもんね。
だからといってボランティアまでして海にごみ拾いに行こう!まではまだできないの。それは頑張りすぎちゃう。
いつかはね、したいと思う。余裕が出来たら。出来ることからやろうかな。
そうだね、まずは自分のできることろから、自己満足でもやってみて自分をたくさん褒めてあげようかな(笑)
うん。おすすめするよ(笑)
つづりちゃんの考え方に感化された私は早速マイボトルを持つようになりました。
つづりちゃんの言葉にびびっときた皆さん、私と一緒に小さな挑戦から始めませんか?
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