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ハム太郎のとっとこ企業分析(ノーマルモード)

Chapter.0 沿革と業績だけでどこまで読めるかな💡

はむはー🌻
みんなは企業分析ってやったことあるのだ?

リクナビやマイナビを調べてみたり、
ホームページや業界本を読んでみたり、
実際に働いている先輩に話を聞いてみたり…

いろいろやってみるけど、
「この会社って本当はどの事業に注力したいんだろう?」
「どうして今のような会社になったんだろう?」
って、分からないことも多いと思うのだ👀

そんなときに…
有価証券報告書を読んでみると新しい発見があるかもしれないのだ💡

「なんだか難しそうだなぁ…💦」
「数字がいっぱい出てくるよね💦」
「覚えなきゃいけないこと多そう💦」

僕もハムスターだし最初は怖がってたけど、やり始めたらナゾトキみたいでとっても面白かったのだ!
しかも、今回は難しい計算は一切使わずに「沿革」と「業績」だけに絞って企業分析のやり方をお話してみるのだ。

就活生のみんなは、
入社後にその会社で自分のやりたいこと・ありたい姿に近づけそうか、
自分の未来を読むために。

社会人のみんなは、
一歩経営者目線を持った状態で、企業に提案ができたり、
会社を学ぶキッカケに。

ちょっとでもお役立ちできたら嬉しいのだ🌻へけっ

※今回の記事では、過去のツイートやnoteをたくさん流用するので、
 僕のTwitterをよく見てくれてる人間さんは、
 思い出しながら見てもらえたら嬉しいのだ!

Chapter.1 沿革の読み方

意外とみんな読み飛ばしちゃう人が多いんだけど、沿革ってめちゃくちゃ重要なのだ👀

会社のいろんな歴史がある中で「わざわざ」沿革に書いてるんだから、そこには何か理由があるはずなのだ。

①常識データベースを活用しよう!
ロコちゃんの先生がいつも言ってたんだけど、沿革を読むときは「近代日本史」を頭に入れておくと意味が理解しやすいのだ👀

・1973年:変動相場制に移行(輸出が厳しくなる)
・1985年:プラザ合意(もっと輸出が厳しくなる)
・1991~93年:バブル崩壊(景気が悪化する)
・2008年:リーマンショック(景気が悪化する)
とか…

他にも、業界や地域によって、2000年問題とか、東日本大震災とか…この時期にはこんなことがあったはず!っていう「常識データベース」がしっかりしていると、沿革はスムーズに読めるのだ。

たとえば👇はクボタの沿革を抜粋してるものなのだ。

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これを見ると、変動相場制に移行して輸出が厳しくなってるであろう1973年前後の時代に、積極的な海外進出(しかもアメリカ)をしていることが分かるよね👀

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このアメリカ進出戦略はクボタにとって歴史的大成功だったのだ👀
詳しいことは👇のツイートでまとめてるから良かったら見てねなのだ。

②「なんでこれ書いたんだろう…?」の違和感に気づこう!

・これってネガティブな内容なのでは?
・書かなくていい小さなことなのでは?

とか、沿革を読んでいるときに、ちょっとでも違和感に気づいたら、そこを調べてみると大きな発見がある可能性が高いのだ👀

たとえば👇は鳥越製粉の沿革を抜粋してるものなのだ。

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この沿革を読んで気になるのは「火事」のこと。
火事ってネガティブだしあんまり思い出したくないよね💦
でも、書いてるのには理由があるはずなのだ👀

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鳥越製粉はこの火災をキッカケに戦略を転換して大成功してるのだ。
詳しいことは👇のツイートでまとめてるから良かったら見てねなのだ。

こうやってみると沿革だけでも、読み方次第でいろんなことが分かるのだ💡

Chapter.2 業績の読み方

僕は業績って単年で見てもあんまり意味ないなって思ってるのだ👀
はためから見たら「めっちゃ利益率高いじゃん!」っていうときも、その会社の中で比較すると低い、っていうこともあるだろうし、その逆もあると思うのだ。
…というわけで、僕は業績を見るときは絶対に比較してるのだ🌻

①まずは「売上高」と「営業利益」を見てみよう

世の中にはいろんな指標があるけど、株やFXをやってるわけじゃなくてシンプルに企業分析がしたいだけなら、最初は「売上高」と「営業利益」で十分だと僕は思うのだ。

売上高
 会社が営業活動によって得た代金の総額

営業利益
 会社が本業でどれくらい稼いだか分かる指標

ざーーーっくりでいくと、売上高営業利益率が10%あれば割といい感じの会社だって、ロコちゃんの先生は言ってたのだ👀
ちなみに四季報の「業種別 業績展望」のページからもいろんな業界ごとの売上高営業利益率が導き出せるようになってるのだ。

②集められるだけ集めてグラフを作ってみよう

それぞれの言葉の意味が分かったら、次は「売上高」と「営業利益」を集めてグラフを作るのだ。
たとえば👇はヒューリックのグラフだけど、集めたグラフを眺めてみたときに、2010~2011年の年と、2013~2014年の年で売上高が2倍に伸びてることが分かるのだ。

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「なんで?」と思いながら、沿革を見てみると、何かヒントが隠れてるかもしれないのだ。

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ちょっと読者のみんなで沿革を読んで考えてみようなのだ😊

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…なにかヒントは見つかったかな?
いろいろ気になることはあるけど、僕だったら👇が気になるのだ。

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ヒューリックについては👇のnoteで解説をしてるので良かったら見てほしいのだ。

③競合と比較してポジションを把握してみよう

ここまでできたら、競合他社と比較をして業界全体の状況を調べてみるといいのだ🌻
概要を比較するなら「業界地図」が詳しく分かりやすくまとまっているからオススメなのだ👀

たとえば👇の情報は業界地図からそのまま持ってきてるけど、トップ3社とそれ以外とでぱっきり分かれてる感じがするのだ。
(ロコちゃんの大好きな共立メンテナンスが怒涛の追い上げをしてるけど…)

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じゃあ実際の売上高営業利益率はどんな感じか調べてみると、👇のようなグラフが出たのだ。
こう見ると、アパが2012~2015年ぐらいの間にぐぐっと成長したのが分かるのだ。

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この3社については👇のnoteで解説をしてるので良かったら見てほしいのだ。

Chapter.3 実際に企業分析してみると👀

ここまで来たら、一度企業分析を一緒にやってみようなのだ🌻
今回、僕はオリックスについて調べてみるのだ。
まず、オリックスの売上高営業利益率を見ると、すごく安定的なことが分かるのだ👀

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それぞれのセグメント(事業領域)ごとに分けて見てみると、事業投資事業が大きく伸びてるのだ🌻

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オリックスの採用サイトの社長メッセージにもこの部分を注力することが記載されているのだ😊

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でも、一つひとつのセグメントの売上高営業利益率や、14年分の積み上げた累計を計算すると、むしろ他の事業の方が安定してるんじゃないか?って思っちゃうのだ。
それぞれの従業員数を見ても、本社には他の事業部の人っていなくて、「法人金融サービス」・「事業投資事業」の人だけがいる状態になってるのだ👀

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ここまで見たときに「オリックスって、本社には投資機能を持たせて攻めさせておいて、ある程度事業が安定してきたら子会社にしていくスタイルにしようとしつつあるのかな…?」って僕の中で仮説が立って、追加で情報収集をしてみたのだ👀

すると、現社長の井上亮さんが「これから持ち株会社制を検討したい」「後継者候補はいない」「グループのヘッドにもっと独立性を持たせる」というお話をしていた日刊工業新聞の記事がヒットしたのだ。

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ここまでの流れを理解すると、もし僕が就活中のハムスターだったら
オリックス本体では「いろんな事業投資を重ねて次の成長事業のネタ探し・精査・ビジネスモデル構築がたくさんできそうだな!」って思うし、オリックス子会社では「今までよりも独立性が強くなって上場を目指す会社も出てくるから、より一層自分の考えや意見を持って会社を大きくしていける人を採用したいと思ってそうだな!」って思うかなぁ👀

Chapter.4 大事なのは「違和感」≒「行間を読む力」

「沿革」と「業績」の読み方について見てきたけど、この2つからだけでも、かなり多くの情報を得ることができると分かったかな?

でも自分でやろうとするとつまづくのが、
「うまく違和感を感じることができない💦」
っていうポイントかもなのだ…

ロコちゃんの先生はよく違和感のことを「行間を読む力」と言い換えていたのだ👀
行間を読むにはもちろん事例を知ることも大事だけど…

・この情報には何かヒミツが隠されてるんじゃないか?
・自分がナゾを解き明かせると思うとワクワクしちゃう!

…っていうスタンスで見ることもとっても大事だと思うのだ。
みんなが素敵な企業分析ライフを送れますように🌻へけっ

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