展示情報
2/22より、京都でアートフェアに参加させていただきます。
OBJECT at VOU
会期 | 2020年2月22日(土) 〜 3月1日(日)
時間 | 13:00-19:00 水・木曜日 定休
料金 | 入場無料
会場 | VOU/棒 3F
住所 | 〒600-8061 京都市下京区筋屋町137 棒ビル
アクセス | 阪急河原町・烏丸駅 連絡通路12番出口から徒歩5分
主催 | OBJECT実行委員会、VOU
デザイン | 三重野龍
クロージング・パーティ|「閏年、打ち上げ」2月29日19:00-21:00
トーク | 「京都・アート・オルタナティブ」2月29日18:00-19:00
櫻岡聡(FINCH ARTS)×川良謙太(VOU)×白鳥秀紀(HAKU)×筒井一隆(BnA Alter Museum)
ブッシュミーツとともに、すいきゅー(柿田真吾)EMO義(熊谷卓哉)も個人で出品しておりますので、そちらも是非!
今回ブッシュミーツは、『高校時代の体育系部活で大会前にマネージャーから貰うフェルト製のお守り』から着想を得た作品を作りました。
こんな雑談から作品が生まれました→https://note.com/bushmeats/n/n2e7718b1fa2e
『お守り』は世界各国にあらゆる形で存在しています。お守りは人間の『祈り』を形にしたものです。きっと大昔からあったのでしょう。
雑談にも出てきますが、大会を直前に控えた選手たちに、女性マネージャーたちが手作りでお守りを作るという構図は、いわゆる出陣であり、モロに戦争時の千人針を連想させます。フェルト(動物の毛)という材料も、戦いの際に兵士が女性の陰毛をお守りにしていた
https://matome.naver.jp/m/odai/2136810374939325201
という昔の逸話とリンクしてきます。
もう一つ共通しているのは、この二つの『お守り』は、宗教や神や神聖な人物の施しによってパワーを宿したわけではなく、少数の凡人の強い念のみによってパワーを宿す(とされている)ところです。(千羽鶴とかも同じタイプですね。)
家族の出征を準備する女性たち、毎日選手の練習を支えてきたマネージャーたち……はたして見送る彼女たちの『祈り』とはなんだったのでしょうか。『必勝』でしょうか。たぶんそれはないでしょう。(表向きはそうかもしれないですが。)
ブッシュミーツは彼女らの祈りを『でも死ぬな』と解釈しました。相手の全力を心から応援しながらも心と体の無事を願う気持ちです。ブッシュミーツには戦争へ行く人も、大会に出るようなスポーティな人もいませんが、制作を続けるうちに、『でも死ぬな』は人間誰もが祈られるべきだと感じました。毎朝通勤電車に乗っているサラリーマンも、犯罪者も、生まれつき障害を持った人も、会ったことある人もない人も、嫌いな人も、そしてわたしたちが一度も想像したことすらない人も。(『体育系』→『国』と連想していきましたが、最終的に『人間』という大きなトライブにたどり着きました。)
なのでブッシュミーツは何処かにいる(そしてとても沢山いる)、多分リアルで会っても全く理解し合えない事がほとんどであろう、他者へ向けての『でも死ぬな』の祈りを形にしてみました。
タイトルは『∞(インフィニティ)祈り棒』です。
『お守り』というからには『守り』感が大切なわけなので、工事現場などで使用されているクッション素材をベースに、すいきゅーが1年間コツコツ貯めていた猫の毛をフェルト状に加工し、切れ目の中に詰め込んであります。ペットへの日々のグルーミングよって出てくる毛を使うことによって『愛』をイメージしています。
頭部にはキーホルダーが接着してあるので、鑑賞するだけではなく、身につけて『お守り』としても、しっかりと機能します。バッグやカバンに付けていただくと、『祈り』の効果はもちろん、その大きさと目立ち具合から、車に轢かれにくくなったり、街中で知り合いに声をかけられる確率が高くなったりと、良いこと尽くしです。
そんなスピリチュアルでウェアラブルな立体作品を出品します。
人見知りand口下手なメンバーばかりなので、簡単ではありますが、作品の説明を書いてみました。
どうぞよろしくお願いします。
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