【素人が山を買ってDIYでキャンプ場を作る話】episode6
episode6「第一優先はトイレ」
キャンプ場に必要な設備として、一番大切なのがトイレだと思います。
どんなに良いキャンプ場でもトイレがなかったり、あってもめちゃくちゃ汚かったら嫌ですよね。
この状態からトイレの壁と床を張ります。
さくっと合版を切って壁を張って、
床下地を作ります。
鋼製束を設計通りに入れます。
トイレ自体の重みがあるので多めになっています。
続いて床合板を貼って、便器との接続部品を付けます。
一回穴あけに失敗しました、、、
これが便器です。
本体はヤフオクで新品を購入。
ネットで調べまくって本体とタンクを別々に買いました。
本体とタンクがセットになってない商品は
とにかく安いです。
ただ適合しないというリスクがあります。
リスク回避のためにネットの海をさまよい、
メーカーの説明書から型式への理解を深め、出品ページの結合部の写真とにらめっこすること1週間。
なんでトイレにこんなに型式たくさん必要なのか?
嫌がらせか?
と感じました。
メーカーカタログでもこんな感じ。
例えば
便器部【BC-ZA10S】
タンク【DT-ZA180E】
ここから
・モデルは何か
・床排水か壁排水か
・手洗いの有無
・一般地仕様か寒冷地仕様か
・オプションの有無(ヒーターやコーティング等)
これを読み取るわけです。
しかし
タンク一つとっても【DT-ZA180】には6パターンもあります。
DT-ZA180
GDT-ZA180
DT-ZA180N
GDT-ZA180N
DT-ZA180W
GDT-ZA180W
どのタンクが何か全く分からない、、、
さらにこんな場合
・型番シールがはがれてる。
・型番が読み取れない。
安心してください。
ビジネスユーザー用のHPには
「見分けポイント」が掲載されています。
分かりずらい自覚がある?
さらに悩ませたのが防露と寒冷地仕様。
安価なトイレは基本的に陶器にそのまま水を溜めます。
すると気温差でタンクの結露した水が垂れて床のしみになったり、寒い日にタンクの水が凍って割れるといったことが起きます。
これを防ぐのが防露タンクです。
防露タンクは陶器タンク内のプラスチックタンクに水を溜めるようになっています。
さらに結露は便器でも発生します。防露便器は便器の内側に断熱材が入っています。
どちらも外の見た目では分かりません。
さらに寒冷地仕様では、
水抜きボタンが付いた水抜き式
水を流し続けて凍結防止する流動式
があります。(これは見た目でわかる)
これを先ほどの【DT-ZA180】に当てはめてみると
DT-ZA180 一般地
GDT-ZA180 一般地G(プロガード)付き
DT-ZA180N 寒冷地水抜き式
GDT-ZA180N 寒冷地水抜き式G(プロガード)付き
DT-ZA180W 寒冷地流動式
GDT-ZA180W 寒冷地流動式G(プロガード)付き
こうなります。
凍結防止システムは併用式を入れると5パターン、、、
タンクと便器の組み合わせのパターンは20超え、、、
何回か逃げ出しそうになりましたが、なんとか自信を持てる組み合わせを見つけて購入に至りました。
私は冬は自分で水抜きすればいいと考え一般地用の防露タンク、ヒーター無しの防露便器を選びました。
(本当は流動式が欲しかったがちょうどいいのが無かった)
あと、言い忘れましたが、便器には新設用とリフォーム用があります。
便器自体は同じですが、配管との接合パーツが違いますのでお気を付けください。
様々なニーズに合わせるとトイレも多様化していき、種類も増えていくということです。
調べ物が嫌いな方はプロにお任せしましょう。
話が逸れましたが、
打って変わって、施工図はめちゃくちゃ分かりやすいです。
「壁から○ミリ」とか「○○の場合はこうして」とか親切に書かれてて、あっという間に設置完了。
トイレが出来ました!!(置いただけ)
勢いでドアも作り、仮置。
トイレ前の床も作って、便座と仮設照明も付けたら、
文明的なトイレの完成です。
今度は給水の配管工事に入ります。
これもヤフオクで購入しました。
水道加圧装置と受水槽です。
ポンプは荏原製作所製です。(荏原=エバラ)
読めませんでした、、、
ここにはありがたいことに湧き水が豊富にあります。
キレイな湧水を受水槽に溜めてポンプで加圧して給水する形です。
生水なので飲用はできません。
ポンプから室内へ配管を作っていきますが、こちらは圧力がかかる為、
HIVP管を使っています。
ここでも漏れたら困るので、
HIVP管をまっすぐ切って、キレイにバリ取りして、
専用接着剤を薄く均一に塗ってまっすぐ差し込んでフルパワー10秒キープ。
専用接着剤もHIVP専用があります。
漏れても分かりやすいように、露出で上を通しました。
とりあえずはトイレだけ給水したいので、他は一時止水の為に中古蛇口をセット。
壁も追加して貼っていきます。
シャワールーム奥は物置になります。
シャワールーム側はまだまだこれから。
次回はキッチン周りを進めていきます。
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