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【今日のステキなnote 1月20日】

まず最初にわたくしクリオネのお歌のマガジンを作ったことを報告させてもらう

全部聴いていくとなんだかよくわからなくなるかもしれないが、それが人生というもの

最初からよくわかるものもあるけれど、誰かのことを理解するのって大変

ただ、願わくば、何事からも愛を、感じてください

愛を目じるしに、目の前に闇があっても、それだけを目じるしに進んでください



今何時だい?時計のない部屋でわたしはまだ暗い中お手洗いに行き、ベッドに戻る。一刻も早くベッドに戻りたい一心で飛び乗るも、己のジャンプ力が想定以下であったため、ベッドの端っこに膝を滑らせそのまま床に膝着地する。ひどく痛い

下の階の者はさぞびっくりしただろうよ。


話がうまくまとまらないけれど

月曜日かい今日は?

何曜日だっていい、そんなムーンなマンデー、わたしとともに月までぶっ飛ばしていこう!

じゃあ今日のおすすめのステキなnoteをいくつか紹介するわ!


1作品目

美味しそうな一文を紹介

『ひたひたの生姜醤油スープ。
盛られたチャーシュー。
それを覆う海苔。
そして、色取りにホウレンソウとメンマ、そして最後にナルトを乗せれば完成。』

ひたひたの上に盛って、さらに覆われた上に彩りを添える世界。

ラーメンというシンプルな言葉の奥にこんな世界があるなんて、そう思いながら読み進めるうちに何かがわたしの脳をノックする音が聞こえた。

だれ?だれがわたしの脳をノックしてるの?

声が聞こえる、「ホウレンソウ

え?どこのホウレンソウ?

イロドリニノセラレタホウレンソウ


記憶を遡り、わたしは自身の幼少期にいた

仲のいい友人のお家へ遊びに行き、おやつ食べるかときかれたのだ

食べたいことを伝えて、持ってきてくれたのが、納豆にほうれん草をのせたものだった

幼少期のわたしは納豆に馴染みのない人生をおくっていたので納豆を食すことができなかった

友人は喜んでわたしの分の納豆とほうれん草を食べ、満足していた


時は流れ、私たちはそれぞれの人生の上で大きくなり、風の噂で聞く

彼は子にわたしの名をつけたのだと

会いに行きたいけどね、わたしの姿を見てその子の将来になにを思うか、わたしにはわからないので、しばらくはやめとこう



2作品目

迷惑メールについての作品。

そう、メールを開くとね、いろんな不必要な情報が一方的に詰め込まれてる

そうよね、そうなのよ、読み進めるうちにステキな一文を見つける

『注文してない。ルノモツ倶楽部っていう名前だけで怪しい。しかし私が購入しそうなものだったので、ちょっとびっくりした。』

わ、ちょっとは社名を信憑性ある感じにしなよー!笑ってしまった! が、なにかがわたしの脳をノックしてるの

だれ?

ワタシガコウニュウシソウナモノ

ワタシガコウニュウシソウナモノって?どのワタシガコウニュウシソウナモノよ!?

「ダツモウキ」

再び気を失い、高校の頃のわたしの生きていた世界にいた

脱毛器を買ったのです。ええ、スネに毛のようなものが生えてですね、心底恐怖を感じましてね、半端はダメだ、剃るとかそんなのダメだ、徹底的に出る杭は打つ!二度と出てきたいと思えなくなるまで、打つ!決意をしたのです!

鬼の形相で電話の通販みたいなところの脱毛器をこっそり注文してですね、最短で届けるようにねんをおしながら頼んだのです。そして数日で届いたわけですよ。効果の程はわかりませんが

そのまた数日後に家に電話がかかってきたのですね。

珍しく家に早く帰ってきていた父が電話を取ったのです。何やらお怒りの声が聞こえます。

「なんの勧誘じゃ!そんなんいらんわ!」

なんの話だったの?母が問います

「なんか脱毛器だのなんだのって、届きましたかって言うんや。なんかの詐欺ちゃうか、届きましたとか届いてませんとか言ったら無理やり送りつけてくるんやろ」

もう、買ってるものよ、それ


 

3作品目

優れた映画の俳優さんや女優さんと、作品観賞後にバーチャルな恋愛をした気分になることってあると思う

わたしはこの作品に散りばめられた言葉のいくつかに恋をして、今もまだ恋をしてる

透明な両腕で、後ろから抱きしめられるような、そんな錯覚を1人部屋で感じる

優しくて、本当にステキな作品ね


コンコン

何かがわたしの脳をノックしている。

もう、だれ!ステキな余韻に浸ってるのに!

ジョユウ

は?どこのジョユウよ?

「ウエノノエイガカン」


わたしはうなだれるように気を失い、時は高校三年生


新しい彼女ができた

年上のお姉さん、舞台女優になるために頑張っていて、クソガキなわたしにはとても輝いてみえた

デートの予定を決める

なにがしたいの?

馬鹿なわたしは、ポルノ映画を観てみたいと答える

よし、じゃあ観に行こう!2人は上野のあたりの小さなポルノ映画館へ

チケットを2人分、係の人が、いいんですか?と確認してくる

いいんです、私たちは観たいんです

中に入る

40席くらいだっただろうか、合計5人くらいの男性客が座っていた

私たちは1番後ろの席に座る

トイレの消臭剤のニオイの立ち込める小さな映画館、一作目が始まる

痴漢電車のお話

ムギュっと痴漢するシーンで思わず驚きの声をあげてしまう

客席の男性たちが異常に気付く

皆後ろを振り向き、私たちをみつめ、ハッとした顔になる

オ◯マ風の若者ときれいな女性が最後部座席にいる

それだけでかれらは罰悪そうになってしまった

罪悪感を感じ、わたしたちは席をたった

係の人の言う通りだった

罪と罰、大人の世界を知った夏の日のこと


4作品目


難しく考えるとなにがなんだかわからなくなる宇宙

でも今わたしの横たわるベッドも、宇宙の一部。まだ暗い空も宇宙。

隣の部屋でこっそり買われてる猫ニャンも、部屋から見えるスーパーマーケットも、宇宙。

道端の石ころは宇宙の鉱石

酒屋のお兄ちゃんは宇宙人

火星に水があったかもしれない、地球にも水はあるし、地球と火星が同じ水という物質の議論の場となる

宇宙は大して代わり映えのない世界が広がってるのかもしれない


コンコン、また誰かがわたしの脳をノックする

もう、だれ?もういいよ、ノック

ウチュウジン

え?どこのウチュウジンなの?

「プラットホーム」


襟元から電流が入り込み、わたしは気を失う

高校三年生、秋の夜


電車通学だった

電車で30分くらい、家の最寄駅から自転車でお家までは5分くらい

7時には家に着くな、そんなことを考えながら、高校の最寄駅のプラットホームの椅子に座っていた

電車に乗って、お家へ帰る

いつも通りの帰り道

お家へついた

母が心配そうな顔で聞いてくる

あんた、こんな遅くまでなにしとったん?

時計を見る

夜の11時を過ぎている

わたしの想定した帰宅時間と4時間もずれている


数年後、そんな話を友人にした

それはきっと宇宙人に連れ去られたんだよ、そんな話になった

あはは、よりによってなんでわたしなのよ?もっと平均的なとこいくでしょ、普通。

そう言って笑いながら、わたしは自分の上顎を舌でなぞる

あの日くらいから形が変わって、前はなかったはずの小さな穴がいくつかある



初々しいいろんなことを思い出した日曜日でした



【今日もステキな1日を!】


本日も【スナック・クリオネ】にお越しいただいき、ありがとうございます。 席料、乾き物、氷、水道水、全て有料でございます(うふふッ) またのご来店、お待ちしております。