【今日の日記。新米フェス、開催中です!】
数学ギョウザ
金曜日の夕方の公園に今週もあの男が現れた。齢50を超えた恰幅の良いその男は今日も胡散臭そうな笑みを浮かべて大きな声で語り出す。「寄ってらっしゃい見てらっしゃい!世にも珍妙、数学をする猫でございます!」そう紹介されて姿を見せた黒猫がテーブルの脇の椅子に乗ると、数人の観衆が手を上げた。「そこの君!」指名された少年が応える。「3+4!」
すると猫が前脚で器用にギョウザを7つ包みテーブルに並べた。「ご名答!お支払いは140円でございます!」
時に猫は数を間違え、その分のギョウザは無料で振る舞われた。夕陽が沈みかけた頃、一人の青年が手を挙げ質問を出す「18×341!」
「お客様はお若くていらっしゃる」男は胡散臭い笑みを浮かべそう呟く。するとどこからか沢山の猫が現れて都合6138個のギョウザをあっという間に包みきったのだ。
「122,760円でございます」
その日を境に男は姿を見せなくなった。察するに不思議な猫達を連れて次の町へ。
なんだかついつい書きたくなりますよね、このテーマで。久々にnoteのアイドル、大きな笑顔のあの紳士の登場でした。
自分のオリジナルで納得のいくものが書ければ参加したいと思っています。というのもわたしの中では圧倒的な参加作品があるのです。
こちら。これを超えられる気がしない。
読んでから以下のわたしの推測を読んでほしいのです。
読みましたね。
アカデミックな餃子を展開したがる人物と普通の餃子が食べたいと主張する人物がいます。もしこれが4コマ漫画だったらこれで終わるんです。でも実はこのお話が何千字もあるとしたら?多分の話になるけど、この普通の餃子を食べたがってる人物の言う普通の餃子が普通じゃないんじゃないかって思うんです。それをアカデミックに解いていこうとするけどなんせ普通じゃないからとんでもない方向に進んでいって…という展開。琴花酒さんの凄さを見ました。読み終えた後の話の膨らみ方が凄すぎる。
この時の回答もすごかった。本気で面白いから読んでほしい。
この第一回答が琴花酒さんのものなんだけど、時空の宙ぶらりんにされた感がすごかった。まさに鬼才。
ちなみにわたしはこの大喜利大会はnote界でも最高の大喜利の一つだったって思ってる。宝物の一つ。
新米フェスも盛り上がってきてます!
まずはこちらの過激な旨み!
海鮮最強と穀物最強に醤油と焦がしバター!京都の料理屋さんで食べたら4000円くらいするやつですよこれ。全然話変わるけど日本橋のおばんざい屋さんで食べた焼き蛤を思い出した。食べた瞬間ハルクホーガンみたいにハルクアップしながら店中を駆け回りたい衝動に襲われたっけ。多分そうなるくらい美味しいおむすびですよね。食べたい。
新米フェスに早くも新米最高のお料理の一角、おむすび参戦!ハスつかさん、ありがとうございます!
next!
噂に聞きし香り箱!その好奇なる味わいに目を細め、秋の空に翼を羽ばたかせた助六氏。カニの導く方向へひたすらに舞った先に見えた新米!秘技!エア新米!新米食うてへんやないか!
カニカマ界の最高峰にして完成形!香り箱、参戦!助六さん、ありがとうございます!
次だ!
早くも主題歌の登場だ!新米と精米との刹那の感情を見事に歌い上げたある氏!力作です!が、新米食べてませんよね、これ!参加してくれた三人のうち一人しか新米食べてませんよね!
何はともあれ、主題歌、参戦!あるさんありがとうございます!
新米フェスは今週いっぱいを目処に締め切りたいと思います!みなさんもお気軽に参加してくださいね!