ブル日記 ラグビーチームの強化方針
皆さんこんにちは
ブルです。
調子はどうですか?
わたくしブルは全身筋肉痛です。
なぜならラグビーの開幕戦一週間前という事で昨日は実践形式の練習を繰り返していました。
そんな全身筋肉痛の日でもポチポチとnoteを更新するという。
いつ飽きるのか。
ハマっている間に色々アウトプットしていけたらなぁと思っております。
という事で本日発信する内容は「ラグビーチームにおける強化」です。
まぁラグビーチームってどうやって強くするの?っていう疑問に対してわたくしブルなりの考えを発信します。考えと言ってもこういうものには正解はありませんので、一人のラガーマンの考えとして気軽に見てください。
ラグビーチームにおける強化
ラグビーチームにおいて強化の種類はいくつかあるように思います。
わたくしブルも現在社会人ラグビーを2チーム経験しているので2つの対照的な強化方法をとるチームを見てきました。
その2つの強化方法の紹介とそれに対する私の考えを発信します。
と、その前に現代の社会人ラグビーとは切っても切り離せない”会社”との関係を説明します。
ラグビーと会社
日本のラグビーチームは基本カンパニースポーツです。(会社の所有物。会社から出される予算によってチームを運営していく)
・トップリーグ(日本最高峰リーグ)
・トップチャレンジリーグ
・トップウェスト・トップイーストなどの地域リーグ
このようにラグビーもリーグがたくさん分かれておりもちろん上のリーグに行くほど会社の強化スポーツに認定され予算を増やしてもらい強化されやすくなっています。
つまり会社が強化しないと決めてしまえば予算は減りラグビーに割ける時間も減りチームも衰退してくという非常に会社頼みな面があります。(ちなみに来年からプロリーグに変わりチームがプロとして運営していくのでこの辺の会社の予算関係の話はがっつり変わるかもです)
という日本のラグビーチームと会社の関係性を知ってもらったうえで私が体験した2つの強化方法を紹介したいと思います。
1.外側をしっかり固めようぜスタイル
良いの思いつかなくてよくわからないタイトルになっていますがが例を出しますと
・海外のスター選手を数名獲る
・海外スター選手の他にも外国人選手を多数獲る。(私の経験では20人近く)
・海外の世界的指導者を獲る
・会社での勤務時間を短くする(オフシーズンの1か月間以外は週三回の昼まで業務)
などなど
簡単に言うと環境を変えたりすごい人を入れて強くしようよ!ってことです。
この方法はお金と会社の理解がないとできないことですよね。
この強化方法に対しての私の意見ははっきりいうと好きではありません。
なぜか?
この方法は短期的なチーム強化という点で見ればいいのかもしれませんが、長期的な点で見た時には続かないのかなと思います。
海外のスーパースターが入ったおかげで、世界的名監督がいたおかげでチームが強くなる。これはよくあるパターンですよね。
ですが実際何の文化も構築されないままスターや名監督が去っていき急に勝てなくなるチームがあると思います。
ではどうするのか?
また新たなスターを獲ります。新たな名監督を獲ります。
この繰り返しが多いチームがあるのではないでしょうか?
そしてスター選手に加えたくさんの外国人選手を使うチームは要注意です。
試合に出れてない若手の日本人選手の経験が著しく低く、思った以上に伸び悩んでいる場合が多いです。
そしてスター選手や外国人選手が去った時に残っているのは経験の少ない選手とスター外国人選手のリーダーシップに任せっきりになっていた主体性のないチームです。
なんか見返したら凄いネガティブな書き方してますがこれはこの強化方法で悪い方に進んでしまったときの話ですので海外スター選手がいるチーム全部がこのような実態ではないです笑
もちろんポジティブな面もあります。
やはり”ホンモノ”は練習の質も量もすごいです。
外国人選手はそんなに練習せんやろうなぁというイメージをぶち壊してきます。
”ホンモノ”に影響されたくさんの人の意識が変わり練習量が増えチームにいい影響を与えてくれる。そういうポジティブな面もあります。
しかもそういうスターや名監督を呼ぶと学生達は「あ、このチームすごい強化始めてる!」といった印象を受けるようで有望な学生が来やすくなります。
先ほど長期的な強化の点では続かないと言いましたが、今現在チームに在籍している選手ではなく今後入ってくる学生に対してしっかりとアピールをしいい選手を確保するという面では長期的な強化なのかもしれません。
ただやりすぎると「あのチームにいってもどうせ外国人ばかりで試合に出られないからなぁ~」という理由で有望な学生が集まらないといったリスクもあります。
2.内側から鍛えないと脆いでしょスタイル
これも変なタイトルになっていますが、簡単に説明しますと
・いい文化を作る
・日本の文化に外国人をマッチさせる
・とにかくハードワーク
まとめてみましたがすごい分かりにくいですね。
私が読者ならこの時点でこの記事をそっと閉じます。
一番大事だと思っているいい文化を作るという項目を詳しく書きますので見てください、、
いい文化を作る
文化とはチーム全員で作り上げていくものであり、練習に対する態度から普段のチームメイト同士の仲の良さなど全てが文化となっていきます。
スター選手よりも名監督よりもこれが日本のラグビーチームの強化の鍵なのかなと思います。
文化とはお金では買えないし1年くらいで出来るものじゃない。
そして一人のスターや名監督によって出来るものでもないです。
そして文化とは人が入れ替わっても受け継がれていくものです。
良くも悪くも入ってきた選手はその文化にかなりの影響を受けます。
大学ラグビーではよくこんな会話があります。
「この大学は高校代表がこんなにいるのになんで弱いの?」
逆に「この大学って花園(全国高校大会)出てる選手全然おらんのに強いよなぁ」
私は後者の大学でした。
私の学年は高校代表など1人もいなかったですが、4年時には大学選手権ベスト4まで進むことが出来ました。
なのでその組織の文化が良くも悪くもものすごく大事だということを体感しました。
やはり社会人チームでも一緒で悪い文化が残っているチームにどれだけいい選手が行っても一緒に腐っていくか悪い文化に耐えられなくなって移籍するというのが少なくないように思います。
だからこそ文化は何よりも大事で皆で悪い文化を壊し、良い文化を作り上げる必要があります。
しかも文化を自分たちで作っていくってものすごいかっこよくないですか?
俺たちがこの時代の主人公だ!!的な
ではいい文化とは何か?そしてどう作ってくのか?
という問いは皆さんがそれぞれ考える方が楽しいし良いものが生まれるので今日はこれくらいにしておきます。
決して全身筋肉痛でそろそろ疲れたから中断する訳ではありません。
まぁでも伸び悩んでいるチームに対して文化のことを理解してチームを作っていく指導者は本当に尊敬できるしわかってるなぁ~と思います。とコーチすらしたことのないブルが生意気すぎる発言をしておりますが文化の重要性は伝えれたかなと思います。
さてさて、ラグビーチームには色んな強化方法がありますが、やってる当人達は本当に必死です。負けたくて負けているわけではありません。
成功や失敗の裏にはたくさんの行動と知恵とお金と勇気が動いているのも知っていただきたいです。
もちろん結果が全てな世界ですがこのチームにはどんな文化があるのかなぁって思って見ていただけたら新しい発見や好きになる理由が見つかるかもです。
ではでは、今回は若干真面目会で最後のほうグダグダですが、、
失礼します。
おやすみなさい。