どうして生まれてきたか？

　自分は、どうしてこの世に、

生まれてきたのだろう？

根治不可のがんと宣告されたとき、

病室のベッドの上で、

天井を見つめながら、何度も考えました。

・不安に苛まれ

・未来に悲観し

・手術や抗がん剤治療に怯える

こんな経験をするために、

私は生まれてきたのか？

・なんで私が？

・どうしてこうなった？

意味のない自問自答です（苦笑）

そんな時間を漫然と過ごす中で、

見つけた１つの答え。

それは、

「まだ、分からない」

です。

自分がどうして生まれてきたのか？

まだ、分かりません。

だから、「生きる」のだなーと。

私は、そう思いました。

そう思うのが正しいか？

分かりません。

でも、せっかく生まれてきたのです。

「自分がどうして生まれたのか？」

の答えくらい、

自分の中で、納得した内容で、

知りたいものです。

あれから10年経ちました。

答えは、

「まだ、分からない」です(笑)

正直に言うと、

・あれかな？

・これかも？

・それか？

と、いろんな素晴らしい経験や

ご縁を通して「答えかも？」と

思う機会もありました。

ただ何となくですが、

「答え」を得てしまうと、

私の「生きる」意味が、

１つ減ってしまう気がして、

もったいなく思ってしまって(笑)

なので、「思う」だけで、

「納得」はしません。

こんな「生きかた」ができるのも、

「生きているからこそ」です。

生きているって、やっぱり、

良いですね。

最後まで読んでいただき、

本当にありがとうございました。