スモールビジネスで大事なのは競合が弱い、競合が全力を出していなくて確実に勝てるニッチを見つけること
「ダサくてショボいスモールビジネスで月200万円の利益」を目指す場合、
・競合が弱い
・競合が全力を出していないニッチ
を見つけて、
『一つのニッチでは月20人万円の利益にしかならないが10のニッチに横展開して月200万円の利益を作る』
といった戦略も可能です。
ここで大事なのは、競合が弱い、もしくは競合が全力を出しておらず確実に勝てるニッチを見つけることです。
では、具体的に「競合が弱い」「競合が全力を出していない」とはどういった状況でしょうか。
この記事では詳細をまとめます。
競合が弱いとはどういうことか
・経営者が高齢で最近のマーケ手法に疎い
・ITに弱い
・実務が弱い
・資本がない
・頭がいい人が入ってこない
こういった競合は弱いと言えます。
逆に、経営者が若くてITに強く、エンジニアリングもわかって、最新のマーケティングツールも熟知して、実務に強く実行力もあり、資本もあり、頭がいい競合は強い競合です。
こういった強い競合と戦うと戦略や実行力、オペレーションなどが勝敗をつける要素となってしまい、勝ちづらく、勝てても利幅が小さいか、新しい競合が生まれて淘汰される可能性が上がります。
弱い競合を見つけましょう。
競合が全力を出していない
・ニッチすぎて片手間でやっている、
・副業のプレイヤーが多い、
・メイン事業は別
・クロスセルなどごく一部のリソース、機会でしかセールスしていない
こういったなんらかの要因により、競合が全力を出していない場合は勝ちやすいです。
同じ能力、資金力なら、全力を出している事業者と、片手間で取り組んでいる事業者ではサービス品質、マーケティングに強く差が出ます。
24時間365日儲かる事業を考えつつ、日常生活のあらゆる情報をヒントにし、エンドユーザーと事業者のインタビューを継続し行うと、稀にこういった魅力的なマーケットを見つけることができます。
競合が全力を出していない、ダサくてショボい領域に、全力で万全の体制で参入しましょう。
なぜ全力を出さない競合がいるのか
人間のデフォルトの仕様は怠惰ですし、スモビジに参入する人の多くは全力で経営しないため全力で挑戦できるだけで競争優位になれます。
頭が良くて全力で仕事をするような優秀な人はスタートアップやマッキンゼーを目指してスモビジには来ません。
また、優秀だった人も、一度事業がうまくいって安定した経営になると、楽に走ってサービス品質が落ちるということも多々あります。
多くのオーナーは
「儲からなくてもいいから好きなことをやりたい」
「めんどくさいからユーザーインタビューしたくない」
「一般的なカスタマーサポートの対応はこれくらいだから弊社もこれでいい」
「体力の衰えは年齢によるものだから仕方がない」
と考えています。
そういったマーケットに、フルスクワットで体力を作り、ハードワークでやるべきことを全力でやればそれは当然勝てます。
前提として人は怠惰であり、競合が怠惰なら自社が全力を出せば勝ちやすい、これを肝に銘じましょう。
具体的にどのように全力を出すか
・IT化が遅れている競合相手に効率化したITシステムで戦う
・オペレーションが弱い競合相手にオペレーションを効率化し価格を下げて戦う
・顧客対応が雑な競合を相手に顧客に毎年手書きの葉書を送付してLTVを伸ばして戦う
参入が良ければこういう地味な戦略で十分勝てます。
徹夜することでもなく、エクセルのショートカットを覚えることでもなく、市場の見極めが大事です。
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