見出し画像

スモールビジネスでちゃんと利益を出せるオーナーの特徴

仕事柄、スモールビジネス事業者のオーナーとの接点が増えたのですが、

・儲かる事業を選ぶ
・事業のセンターピンを押さえる
・やるべきことをちゃんとやる

の三つを実行したら普通にちゃんと利益は出せる印象があります。

逆に利益が出ないオーナーは往々にしてこの条件の一つ以上を満たせていなせん。

今日はそんな話を記事にまとめていこうと思います。

儲かる事業を選ぶ

そもそも儲からない、儲かるか証明されていない事業をやると失敗確率が上がります。

自分がやりたいこと、知的好奇心や興味関心を優先して儲かる事業を選べていなかったり、新奇性があり、儲かることが証明されていないケースがこれに当てはまります。

儲からなくてもいい、スタートアップで大きい市場を狙うためどうしても新しいことに挑戦しないといけないなど、そういった理由があればそれでもいいと思います。

ただ、そうではない、スモールビジネス事業者で必ず利益を出したい、知的好奇心よりも利益をまずちゃんと出すことが大事という場合は、儲かることがちゃんと証明されている事業をちゃんと選びましょう。

事業のセンターピンを押さえる

店舗事業ならどの業態でもほぼ確実にセンターピンは立地です。

店舗事業に限らず、事業ごとによって絶対に押さえなければいけないセンターピンというものが存在します。絶対にこのポイントは押さえましょう。

儲かる事業を選んでもセンターピンを間違えて設定したり、押さえられていないと失敗します。

参考:あなたの事業のセンターピンはなんですか? - by 栗原康太 | 才流(サイル)

やるべきことをちゃんとやる

・資金繰りに注意し、なにがどうなっても資金が枯渇しないよう管理する
・固定を下げる
・雑に外注しない
・他責にせず自分の頭で考える
・トレンドを押さえる
・得意なことをやる

など事業オーナーとして最低限やるべきことをちゃんとやりましょう。

端的にいうと、オペレーション、実行力です。どれだけ前者二つの要素を達成しても、やるべきことをちゃんとやらなければ、さすがに儲かりません。

フランチャイズ事業のオーナーに3人以上話を聞きましたが、「簡単に儲けられると思って加盟したオーナーは大体失敗する」そうです。

これはフランチャイズに限らずすべてそうでしょう。

うまく仕組みづくりできれば楽して儲かることはできますが、最初から簡単に儲かることはほぼありません。

やるべきことをちゃんとやりましょう。

スモールビジネスは博打ではない

うまくいっているスモールビジネスオーナーと話せば話すほど、事業は博打なんかでは決してなく、やるべきことをちゃんとやれば利益が出せる堅実なものであるという理解が強固になります。

逆に言えば、事業を必ず成功させたいならいかに博打的要素を減らせるかが肝です。

事前リサーチにより、
・仮説と検証結果の乖離を減らす
・仮説を「事実」「予定」に変える
・わからない、確信が持てない変数を減らす
をやっておくと博打的要素を減らせ、成功確率が上がります。

「やるべきことをちゃんとやらない人」はこういった押さえておくべき要素を大体外している、怠っています。

これらはなにも頭がよくなくても行動力、勘所さえあれば誰でもできることです。

失敗したくないなら、やるべきことをちゃんとやり、博打的要素を減らしましょう。

スモールビジネスにおける重要な問いのリスト

最後に、上記記述を踏まえて、大事な問いのリストを記載しておきます。
・その事業は儲かることが証明されていますか。
・その事業のセンターピンはなんですか。それをどのようにして知りましたか。
・その事業におけるあなたの仮説はなんですか。
・その事業の性質とあなたの性格や能力はどのように相性がいいですか。
・ボトルネックはなんですか。
・その事業が成功する論理的な確信はなんですか。
・集客の戦略、計画はありますか。
・どの程度計画がずれると資金繰りに問題が出ますか。

これから事業選定する人、今事業立ち上げやっている方は参考にしてみるとよいかもしれません。

反響があれば各問いをまた別記事で解説したいと思います。

お知らせ

「毎月100万円以上のビットコインを買えるキャッシュを生み出すスモビジについて研究」するコミュニティ、「BMRスモールビジネス研究所」を開始しました。

ご興味ある方はぜひ覗いてみてください。


この記事が参加している募集