経営者、自営業から意地でも会社員に戻りたくない人がやった方がいいこと
スモールビジネスを志す人のうち、意地でも会社員戻りたくないという人も多いのではないでしょうか。
筆者もその一人です。
そのような方に向けて、今回は「自営業から意地でも会社員に戻りたくない人がやった方がいいこと」について解説します。
自営業から意地でも会社員に戻りたくない人がやった方がいいことの一覧
1:失敗シナリオを設定し対策
2:失敗した時のために資金、信用、健康に投資
3:贅沢は固定費でなく変動費で
4:正社員採用は慎重に
5:収益源、集客チャネルを分散
6:認知の数と質に投資。知ってもらえてさえいれば再挑戦も成功しやすい
意地でも会社員に戻りたくない人は上記に留意しましょう。詳細を下記で解説します。
やったほうがいいこと1:失敗シナリオを設定し対策
・今の事業が失敗するとしたらなにがどう起これば失敗するか
・会社員に戻らなければならいとしたらそれはどんな状況か
このように事業が失敗したときのことを想定し、「〇〇が起きたら事業は失敗する」「会社員に戻らなければならない」というシナリオを策定します。
そして「そのシナリオを防ぐためになにができるか」を考えます。
防ぐためにできることを整理したら粛々とそれを実行しましょう。
やったほうがいいこと2:失敗した時のために資金、信用、健康に投資
前述の失敗シナリオの想定と対策の実施により可能な限り失敗シナリオの対策をしつつ、それでも絶対事業が失敗する可能性はゼロにはできません。
十分な対策をしつつ、万が一失敗した時の保険を備えておくおことが大切です。
万が一失敗した時の保険、それは資金、信用、健康の三つです。
仮に現在の事業が失敗し会社が解散に追い込まれても、資金、信用、健康の三つが揃っていれば、再チャレンジできます。
逆に、資金と信用が残っていても健康を失っていて再チャレンジの意欲が湧かない、信用と健康は残っているが資金がゼロとなると再チャレンジが非常に難しくなります。
事業の失敗はどこまでいってもゼロにはなりません。
調子がいいときに資金、信用、健康に投資し備えましょう。
やったほうがいいこと3:贅沢は固定費でなく変動費で
せっかく事業があたったのなら、贅沢したいものです。
強欲は善であり、贅沢も決して否定されるものではありません。
贅沢するためにわざわな自営業者として仕事を頑張ってきたと言う人も多いでしょう。
そのため贅沢自体は否定しませんが、できるだけ変動費の贅沢をしましょう。
別荘を買う、家賃が高すぎるマンションを買う、など、固定費で贅沢をしてしまうと、いざ事業が傾いた時に即座に支出を減らすのが難しいです。
逆に変動費であれば、調子がいいときはドカッと使い、事業の調子が悪くなったらピタリやめるということも可能です。
贅沢はしてもいいのですが、できれば変動費で贅沢しましょう。
やったほうがいいこと4:正社員採用は慎重に
前項と同じで固定費はできるだけ避けた方が良く、正社員の採用も慎重にすべきでしょう。
そもそも、その採用はなぜ正社員でないといけないのでしょうか。業務委託ではだめなのでしょうか。
正社員を雇用してしまうと、会社や事業が傾いてしまったとき、身動きがとりづらくなります。
「事業Xでは有能な社員だったが、事業Xが傾いて新しく始めた事業Yでは能力を発揮できていない」
ということも往々にしてあります。
これはその社員さんが悪いわけではなく、人には得手不得手がありますし、事業が変われば必要とされる能力も変わりますし、当然のできごとです。
「事業が変わった結果求められる能力は変わったが正社員だから雇い続けなければならない」となるとなかなか事業の運営は難しいものになります。
本当に必要ならばよいですが、本当に今そのタイミングでそのポジションで正社員が必要か、慎重に判断しましょう。
やったほうがいいこと5:収益源、集客チャネルを分散
どれだけ好調な事業でも、栄枯盛衰があります。
特に特定のプラットフォームに依存したサービスはそのプラットフォームのアルゴリズムや成長に乗っかれば強く短期間に成長できますが、そのプラットフォームが衰退またはアルゴリズムが変わったことで売上が翌月ほぼゼロになる、というのも決して珍しくありません。
私が以前に勤めていた会社も、SEOで強く集客し、月間数千万円以上の売上がありイケイケの会社でしたが、Googleのアルゴリズムが変動して上位表示できなくなり、収益が途絶え、ピボットなども行いましたが、約一年後に会社は解散となりました。
メインの商材として販売していたアフィリエイト商材が販売主の意向によりアフィリエイト料率が変わる、またはアフィリエイトでは販売停止となり、集客はできているが売上が突然下がったと言う話も聞いたことがあります。
集客チャネルやアフィリエイトに限らず、例えばBtoBで特定のクライアントに依存しないというのも同様です。
リスクヘッジの本質は分散です。
収益源、集客チャネルは分散しておきましょう。
やったほうがいいこと6:認知の数と質に投資。知ってもらえてさえいれば再挑戦も成功しやすい
事業の肝は集客ですが、集客で大事なことは認知の数と質です。
既存の事業が失敗し解散に追い込まれても、自分自身や過去のサービスに認知の数と質が溜まっていて、再挑戦しやすいというケースがあります。
以前の事業で不義理していなければ、新しい商品を買ってくれる、口コミしてくれるといったブーストも受けやすいでしょう。
認知の数や質はどれだけ資産で積み上がっても課税もされませんし、会社が解散しても残ります。
認知の数と質に投資しておきましょう。
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