星空のディスタンス
今、ルーズリーフが欲しい。
ただ、金払って買いたくはない。嫌だ。
なぜなら、高校時代、校門前で予備校の勧誘で配られたルーズリーフが腐るほどあるから。
大学4年間でも使い切ることはなかった。
でも今は使えない。実家にあるんだ。
山ほど持ってるのに、手の届かないところにある。
あゝもどかしい。
無料で貰った経験があるので、今更金払って買いたくはないというものだ。
一度贅沢を味わい生活水準を下げられなくなった者が貧困に陥るのと似ている。
実家に取りに帰りたい。
でも2時間くらいかかる。
そんな時間はない。
つーか交通費の方がルーズリーフより高いな。
でもルーズリーフ買いたくない。
実家に眠る奴らを呼び起こし使いたい。
どこでもドアがあればなぁ。
そうだ!どこでもドア作ろう。研究者になって。
そうして、当初のルーズリーフを使って勉強する目的を見失う。